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醤油はなんで黒いの?

2026年7月28日ふとした疑問

問いは木下が出したもので、答えは Claude Code と調べて書いたものです。

Q(木下):醤油はなんで黒いのか。

A:主因はメイラード反応(アミノ・カルボニル反応)でできるメラノイジンという褐色色素。 もろみの中で麹菌の酵素が大豆のタンパク質をアミノ酸に、小麦のデンプンをブドウ糖に分解するが、 この二つが常温でもゆっくり反応して褐色の高分子色素をつくる。半年〜1年の熟成のあいだ進み続けるので、 仕込み直後は薄い琥珀色だったものが搾る頃には黒く見えるほど濃くなる。

決定打は最後の火入れ(搾った生揚げ醤油を80℃前後で加熱殺菌する工程)。メイラード反応は温度を 上げると一気に加速するので、ここで色が数段深まると同時に、香ばしい醤油らしい香り(HEMF 等の香気成分) も立つ。色と香りは同じ反応の副産物なので、色を薄くしようとすると香りも痩せるという関係にある。

さらに開栓後は空気酸化による重合が加わる。卓上の醤油差しに何ヶ月も入れっぱなしにした醤油が どす黒くなってトロっとするのはこれで、味も角が立つ。密封ボトル(生醤油)が空気に触れさせない構造 なのは、この酸化を止めて色と風味を保つため。

面白いのは、醤油は本当は黒ではなく非常に濃い赤褐色だということ。小皿に少し垂らして白い皿の上で 薄く広げると赤く見えるし、業界でも「赤みのある冴えた色」が良い醤油の指標とされ、色は透過光で数値化 (色度番号)して管理されている。黒く見えるのは単に光をほぼ吸い切る濃さだから。

うすくち醤油が薄いのは同じ理屈の裏返しで、塩分をこいくちより高めにして発酵をあえて抑え、熟成期間を 短くし、火入れ温度も低めにしてメイラード反応を進ませないように作っている。塩辛いのに色が薄いのは そのためで、「うすくち=減塩」ではない。

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