健康な人のコレステロール摂取に上限はあるのか
問いは木下が出したもので、答えは Claude Code と調べて書いたものです。
Q(木下):コレステロール「1日200mg未満」は脂質異常症の人向けの目安だというけど、健康な人についてはどうなっているの?
A:健康な人には、数値の上限(目標量)が今は決められていない。日本の「食事摂取基準」は2010年版まで成人男性750mg未満・女性600mg未満という目標量を置いていたが、2015年版で撤廃し、2020年版もそれを引き継いでいる。理由は、食べ物から摂るコレステロールの量と血中のコレステロール値の関係がはっきりしないため。体内のコレステロールの大半は肝臓が自分で作っていて、食事から多く入ると肝臓が作る量を減らすので、摂取量がそのまま血中の値に反映されるわけではない。反応の大きさにも個人差が大きく、全員に同じ線を引く根拠が十分でないという判断になっている。
ただし「いくら摂ってもよい」という意味ではない。2020年版は、上限を設けないとしつつ、脂質異常症の重症化予防には200mg/日未満が望ましいと書き、健康な人でも摂りすぎないほうがよいという立場を残している。コレステロールの多い食品(卵・魚卵・レバー・脂身の多い肉)は飽和脂肪酸も多いことが多く、血中のLDLコレステロールを上げる働きは飽和脂肪酸のほうがはっきりしているので、実際にはこちらの目標(エネルギーの7%以下)と一緒に見るのが筋がよい。アメリカの食事ガイドラインも2015年に1日300mgの上限を外し、「健康的な食事の範囲でなるべく少なく」という表現に変えている。
補足:手元の食事記録の上限は、いったん「重症化予防の目安」の 200mg にしたあと、健康な人向けの線として2010年版の成人男性の目標量 750mg に改めた(2026-09-17)。現行の基準に数値の上限は無いので、超えたら即危険というより、卵や魚卵が続いていないかを見る目印として使う。
← ふとした疑問の一覧へ