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粒子の名前が「〇〇on」ばかりなのはなぜ?

2026年10月23日その他

問いは木下が出したもので、答えは Claude Code と調べて書いたものです。

Q. electron・proton・photon のように、粒子の名前はたいてい「〜on」で終わる。これはなぜ?

A. 最初に名づけられた2つ、ion と electron の語尾が型になり、後の命名者がそれに倣い続けたから。-on はもともとギリシャ語の中性名詞・中性分詞の語尾(-ον)。ion は Faraday が1834年にギリシャ語 ἰόν(「行くもの」)から作り、electron は Stoney が1891年に electric と ion の -on を合わせて作った(ギリシャ語 ἤλεκτρον=琥珀 とも重なる)。これで「-on=粒子・単位」という連想ができ、以後は proton(πρῶτον=最初のもの、Rutherford 1920)・neutron・photon(Lewis 1926)のように、語幹+-on で新しい粒子を名づけるのが慣習になった。

いまは語尾だけが一人歩きして、ギリシャ語でない語幹にもつく。gluon(glue=糊)・boson/fermion(人名 Bose・Fermi)・phonon・magnon・exciton・polaron など。固体物理の準粒子もこの流儀で、「量子化して粒子として扱えるもの」には -on をつけるのが物理屋の習慣になっている。

補足(例外):quark は Gell-Mann が Joyce の小説の造語から取った。neutrino はイタリア語の指小辞 -ino(「小さな中性子」、Fermi の命名)。W・Z ボソンやヒッグス粒子は記号や人名で呼ぶ。