畳み込み — 線形時不変システムの入出力関係
AI 生成・木下が未勉強
信号処理論入門 第1章 §1.5 ★★ LTIの入出力は畳み込み。畳み込み定理の起点
定義 (畳み込み)
二つの信号の畳み込み を次で定義する。
畳み込みがなぜ主役になるのか。答えは線形時不変(LTI)システムにある。入力の定数倍・和が出力の定数倍・和に対応し(線形性)、入力を時間 ずらすと出力もちょうど ずれる(時不変性)システムを考える。このようなシステムは、インパルス応答 (単位インパルス を入れたときの出力)だけで完全に決まり、任意入力に対する出力は入力とインパルス応答の畳み込み で与えられる。直感的には、任意の入力を「ずらして重み付けたインパルスの重ね合わせ」と見て、各インパルスの応答 を線形性で足し合わせているのである。室内の音響(スピーカからマイクまでの反響特性がインパルス応答)や、光学系のぼけなどが典型例である。
畳み込みは可換()・結合的・分配的である。そして本書で最も重要な事実は、畳み込みは Fourier 変換で「積」に化ける(畳み込み定理、第3章)ことである。これがフィルタリングを周波数領域で考える理由のすべてである。
周期信号に対しては、1周期にわたって積分・総和する巡回畳み込み(循環畳み込み)
を用いる。これは離散 Fourier 変換(第5章)と組み合わさって FFT による高速計算(第6章)につながる。
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