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畳み込み — 線形時不変システムの入出力関係

2026年10月15日2分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第1章 数学的準備 — 信号処理を支える言語

AI 生成・木下が未勉強

信号処理論入門 第1章 §1.5 ★★ LTIの入出力は畳み込み。畳み込み定理の起点

定義 (畳み込み)

二つの信号の畳み込み ∗* を次で定義する。

連続系:(x∗h)(t)=∫−∞∞x(τ) h(t−τ) ⁣dτ,離散系:(x∗h)[n]=∑m=−∞∞x[m] h[n−m].\begin{align*}\text{連続系:}\quad (x* h)(t)&=\int_{-\infty}^{\infty}x(\tau)\,h(t-\tau)\mathop{}\!\mathrm{d}\tau,\\\text{離散系:}\quad (x* h)[n]&=\sum_{m=-\infty}^{\infty}x[m]\,h[n-m].\end{align*}

畳み込みがなぜ主役になるのか。答えは線形時不変(LTI)システムにある。入力の定数倍・和が出力の定数倍・和に対応し(線形性)、入力を時間 t0t_0 ずらすと出力もちょうど t0t_0 ずれる(時不変性)システムを考える。このようなシステムは、インパルス応答 hh(単位インパルス δ\delta を入れたときの出力)だけで完全に決まり、任意入力に対する出力は入力とインパルス応答の畳み込みy=x∗hy=x* h で与えられる。直感的には、任意の入力を「ずらして重み付けたインパルスの重ね合わせ」と見て、各インパルスの応答 hh を線形性で足し合わせているのである。室内の音響(スピーカからマイクまでの反響特性がインパルス応答)や、光学系のぼけなどが典型例である。

畳み込みは可換(x∗h=h∗xx* h=h* x)・結合的・分配的である。そして本書で最も重要な事実は、畳み込みは Fourier 変換で「積」に化ける(畳み込み定理、第3章)ことである。これがフィルタリングを周波数領域で考える理由のすべてである。

周期信号に対しては、1周期にわたって積分・総和する巡回畳み込み(循環畳み込み)

(x∗h)[n]=∑m=0N−1x[m] h[(n−m) mod N](x* h)[n]=\sum_{m=0}^{N-1}x[m]\,h[(n-m)\bmod N]

を用いる。これは離散 Fourier 変換(第5章)と組み合わさって FFT による高速計算(第6章)につながる。

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