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C to C ケーブルはなぜ充電が速い?

2026年10月21日技術と道具

問いは木下が出したもので、答えは Claude Code と調べて書いたものです。

Q. C to C ケーブルはなんで充電が早いの?

A. ケーブル単体でなく「USB PD(Power Delivery)で電圧を引き上げられる」のが本質。電力=電圧×電流で、ふつうの USB は 5V 固定なので頭打ち(15W 前後)。C to C だと両端の CC(Configuration Channel)ピンで機器同士が「どこまで上げてよいか」を交渉でき、9V・15V・20V…と電圧を上げられる(20V×5A で 100W)。電圧を上げると同じ電力でも電流が小さく済み、ケーブルの発熱も抑えられて効率がよい。

補足:A to C では A 側に CC ピンが無く交渉できないので 5V 止まりになりやすい。大電流(5A)対応ケーブルには E-marker という認証チップが入っており、これが無いと 3A までに制限される。つまり「C 端子+PD 対応の充電器・機器・ケーブル」が揃って初めて高電圧で速く充電できる。

補足(交渉の物理的な実装):二階建て。①抵抗の分圧(通信ナシ)=給電側は CC ピンをプルアップ(Rp)、受電側はプルダウン(Rd)しており、つないでできる分圧の電圧を互いに読むだけで「どちらが給電側か・表裏の向き・5V で 0.9/1.5/3.0A の大まかな能力」が決まる。PD 非対応機器でもここは効く。②CC ピン1本のデジタル通信(PD 本体)=高電圧(9V・20V 等)の交渉は BMC(Biphase Mark Coding、約 300kHz、ビットごとに必ず反転しクロック線不要)でパケットをやり取りする。充電器が Source Capabilities(出せるメニュー)を送る→受電側が Request→Accept→切替後に PS_RDY(電圧準備完了)。CRC で誤りを検出し再送。E-marker は SOP' という宛先のパケットで「5A/100W 耐性あり」を自己申告し、充電器はそれを読んで初めて 5A を流す。