結論:粒子数が可変な形式が要る
AI 生成・木下が未勉強
場の量子論入門 第1部 第1章 §1.1.5 ★★★ 着地点:場とは「各時空点に自由度を持つ力学系」である
三つの破綻はすべて「粒子数を固定した Hilbert 空間」という前提を外せば消える。粒子数が可変な形式は、実は非相対論の文脈ですでに作ってある。『量子力学入門』第9部 第2章の第二量子化がそれで、生成演算子 と消滅演算子 を基本量とし、状態は真空 に を作用させて作る。粒子数演算子の固有値が と変わる状態を、同じ Hilbert 空間(Fock 空間)の中で扱える。場の量子論は、これを相対論的に、かつ共変な形でやり直すものである。そのために基本量として選ぶのが場、すなわち各時空点 に値を持つ力学変数 である。ここで注意が要る。 の は、1粒子量子力学の の とは役割が違う。波動関数の は「粒子がどこにいるか」を表す力学変数の値だったが、場の は自由度に付けたラベルであって、力学変数は各 ごとの の値のほうである。場とは「無限個の自由度を持つ力学系」であり、 はその自由度を区別する番号にすぎない。この読み替えが、位置と時間を対等に扱うことを可能にする。座標 は力学変数ではなくパラメータになるので、時間だけを特別扱いする理由が消えるからである。
第1章のまとめ
1粒子量子力学は、 で粒子数が保存しないこと、Klein–Gordon の が正定値でなく Dirac の海がボゾンに使えないこと、Compton 波長 より細かい局在化が対生成を誘発し因果律を壊すこと、の3点で破綻する。処方は共通で、粒子数を固定した波動関数を捨て、各時空点に自由度を持つ力学系=場を基本量に取る。場を量子化すると生成消滅演算子が現れ、粒子数の変化・反粒子・因果律がすべて形式に組み込まれる。この部の残りは、量子化する前の古典場の力学(第3章)と対称性(第4章)を整える作業である。
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