量子力学での対称性と保存量との対応
AI 生成・木下が未勉強
場の量子論入門 第1部 第4章 §1.4.4 ★★ 接続:既習の「 なら は保存」との関係
『量子力学入門』第2部 第2章では、量子力学における対称性を「ユニタリ演算子 が Hamiltonian と交換する」こととして扱った。このとき Heisenberg 方程式 からただちに が保存する。生成子 が保存量そのものであり、並進なら運動量、回転なら角運動量である。
場の理論の Noether の定理は、これの古典版であり、かつ拡張版でもある。古典版というのは、本章の議論が交換子を使わず変分だけで進んだからで、量子化する前の段階で保存則が確立していることを意味する。拡張版というのは、量子化したあとに Noether 電荷 がまさにその対称変換の生成子になることが示せるからである。すなわち、 と に正準交換関係を課すと が成り立ち、 となる(確認は第2部 第5章)。古典的な対称変換の生成子と、量子論での保存量が、同じ という1つの量に統合される。時間並進の生成子は Hamiltonian 、空間並進の生成子は運動量 、回転の生成子は角運動量、内部 U(1) の生成子は電荷 である。質点系の量子力学では並進と回転しか使えなかったが、場の理論では内部空間の対称性という新しい種類が加わり、それが電荷という観測量を定義する。この延長線上に、局所的な(時空点ごとに独立な)位相変換を要請するゲージ原理があり、そこから電磁場そのものが導かれる(第5部 第1章)。
第4章のまとめ
連続対称性 が を与えるとき、 が保存カレントで、 が保存量である。保存は運動方程式の上でのみ成り立つ。時空並進から (、)、複素スカラーの大域的 U(1) から が出る。後者は Klein–Gordon の「負の確率密度」の正体で、実体は電荷密度である。実場は すなわち中性である。
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