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電磁場の平行平板

2026年10月15日3分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第2部 第3章 零点エネルギーと Casimir 効果

AI 生成・木下が未勉強

場の量子論入門 第2部 第3章 §2.3.5 ★ 実験と比較される本来の Casimir 効果。結果の紹介にとどめる。

現実の Casimir 効果は、3次元空間で電磁場について起きる。間隔 aa の無限に広い平行導体平板に対する結果は

EA=−π2720 a3,P=−∂∂aEA=−π2240 a4(2.3.4)\frac{E}{A}=-\frac{\pi^2}{720\,a^3}, \qquad P=-\frac{\partial}{\partial a}\frac{E}{A}=-\frac{\pi^2}{240\,a^4}\tag{2.3.4}

である(AA は板の面積、P<0P<0 は引力)。導出の骨格だけ述べると、板に垂直な方向の波数は kz=nπ/ak_z=n\pi/a と離散化され、平行な2方向は連続なので

EA=2⋅12∑n∫ ⁣d2k∥(2π)2k∥2+(nπa)2\frac{E}{A}=2\cdot\frac12\sum_{n}\int\!\frac{\mathrm{d}^2k_\parallel}{(2\pi)^2} \sqrt{k_\parallel^2+\Bigl(\frac{n\pi}{a}\Bigr)^2}

という形になる。先頭の 22 は光子の2つの偏光の自由度である。nn についての和と k∥k_\parallel についての積分を1次元の場合と同様に正則化し、板がないときの値(nn の和を積分で置き換えたもの)を差し引くと式(2.3.4) が出る。和と積分の差を評価する道具がEuler–Maclaurin の公式で、そこに現れる Bernoulli 数が π2/720\pi^2/720 の由来である。なお指数 a−4a^{-4} は次元解析だけで決まる(圧力の質量次元は 44 で、質量ゼロの電磁場の問題には aa 以外に長さのスケールがない)。係数だけが計算を要する。

例題 3.2(Casimir 圧力の大きさ)

オリジナル式(2.3.4) を SI 単位に戻し、a=1 μa=1\ \mum のときの圧力を評価せよ。

解答

自然単位を戻すと P=−π2ℏc/(240 a4)P=-\pi^2\hbar c/(240\,a^4) である(PP はエネルギー密度の次元を持ち、[ℏc]=[\hbar c]= エネルギー ×\times 長さ なのでℏc/a4\hbar c/a^4 でエネルギー/体積になる)。ℏc=1.0546×10−34×2.9979×108=3.1615×10−26 J⋅m\hbar c=1.0546\times10^{-34}\times2.9979\times10^{8}=3.1615\times10^{-26}\ \mathrm{J\cdot m}、π2=9.8696\pi^2=9.8696、a4=(10−6)4=10−24 m4a^4=(10^{-6})^4=10^{-24}\ \mathrm{m^4} を入れると

∣P∣=9.8696×3.1615×10−26240×10−24=3.1204×10−252.4×10−22=1.30×10−3 Pa.|P|=\frac{9.8696\times3.1615\times10^{-26}}{240\times10^{-24}} =\frac{3.1204\times10^{-25}}{2.4\times10^{-22}} =1.30\times10^{-3}\ \mathrm{Pa}.

大気圧の 10−810^{-8} 程度という微小な値だが、a−4a^{-4} で急激に増えるのでaa を 100100nm まで縮めれば 10410^4 倍の 1313Pa になる。実際の測定はこの領域で行われ、式(2.3.4) は数%の精度で確認されている。

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