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相互作用項の 4! は何のために置くか

2026年10月15日3分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第3部 第3章 φ⁴ 理論の Feynman 則

AI 生成・木下が未勉強

場の量子論入門 第3部 第3章 §3.3.1 ★★★ 結合定数の規格化。頂点因子がちょうど −iλ-\mathrm{i}\lambda になるように選んである。

前章までに、相関関数の摂動展開(Dyson 級数)と、その各項を伝播関数の積へ翻訳する道具(Wick の定理)が揃った。原理的にはこれで計算できるが、実際に λ\lambda の2次を計算しようとすると、4+2×4=124+2\times4=12 個の場の完全縮約が 11!!=1039511!!=10395 通りも現れて手に負えない。そこで、これらの項を図で分類する。同じ図に対応する項はすべて同じ値をもつので、図を1つ描いてその重複度を数えれば済む。これが Feynman 図であり、図から式を復元する規則が Feynman 則である。

本章では規則を導き、その中で最も間違えやすい対称因子の数え方を手順として固める。

Lint=−λ4!ϕ4\mathcal{L}_{\rm int}=-\dfrac{\lambda}{4!}\phi^4 の 4!4! は、理論の中身を変えない単なる λ\lambda の定義の取り替えである。にもかかわらずこの値を選ぶ理由は、最も単純な図の因子が −iλ-\mathrm{i}\lambda ちょうどになるからである。

Dyson 級数の1次の項を4点相関関数に入れると

⟨0∣T ⁣{ϕ1ϕ2ϕ3ϕ4⋅(−iλ4!) ⁣∫ ⁣d4z ϕzϕzϕzϕz}∣0⟩\langle 0 | \mathrm{T}\!\left\{\phi_1\phi_2\phi_3\phi_4\cdot\Bigl(-\mathrm{i}\frac{\lambda}{4!}\Bigr)\!\int\!\mathrm{d}^4z\,\phi_z\phi_z\phi_z\phi_z\right\} | 0 \rangle

となる(ϕi≡ϕI(xi)\phi_i\equiv\phi_I(x_i)、ϕz≡ϕI(z)\phi_z\equiv\phi_I(z))。ここで4つの外点をそれぞれ頂点 zz の4つの ϕz\phi_z の1つと縮約する項に注目すると、割り当て方は 4!=244!=24 通りあり、どれも同じ値を与える(数え上げの詳細は例題 3.1)。したがって 4!4! 個の同じ項が 1/4!1/4! を打ち消し、結果は

(−iλ)∫ ⁣d4z  DF(x1−z)DF(x2−z)DF(x3−z)DF(x4−z)(-\mathrm{i}\lambda)\int\!\mathrm{d}^4z\;D_F(x_1-z)D_F(x_2-z)D_F(x_3-z)D_F(x_4-z)

となる。頂点1個あたりの因子が −iλ-\mathrm{i}\lambda と読める形に落ちた。Lint\mathcal{L}_{\rm int} に 4!4! を置かなければ、ここに 2424 が残って以後の式に付きまとう。

この理論の構成要素

ϕ4\phi^4 理論の図は3種類の部品だけでできている。

  • 外点:相関関数の引数 xix_i。散乱振幅では外線(実在の粒子)になる。
  • 頂点:∫d4z\int\mathrm{d}^4z で積分される点。ϕ4\phi^4 なので必ず4本の線が集まる。因子 −iλ-\mathrm{i}\lambda。
  • 線:2点を結ぶ縮約。因子 DFD_F(位置空間)または i/(p2−m2+iε)\mathrm{i}/(p^2-m^2+\mathrm{i}\varepsilon)(運動量空間)。

線が「粒子の伝播」、頂点が「4本の線が出会って相互作用する瞬間」に対応する。図は時空の絵ではなく、項の分類ラベルである。

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