フェルミオンの時間順序積
AI 生成・木下が未勉強
場の量子論入門 第4部 第4章 §4.4.1 ★★★ 定義:入れ替えに符号が付く
摂動論では時間順序積 が主役になる(第3部 第1章)。フェルミオン場では、時間順序積の定義に符号を入れる。
符号を入れる理由は3つある。第1に、 の境界で定義が矛盾しないためである。同時刻では が( で)ゼロなので であり、式(4.4.1)の2つの場合は境界で滑らかにつながる。符号を入れなければ境界で不連続になる。第2に、Lorentz 不変性のためである。空間的分離では と が慣性系の取り方で入れ替わるので、 が不変量であるためには、入れ替えたときに同じ値を与える必要がある。反交換する場に対しては、符号付きの定義(4.4.1)がその条件を満たす。第3に、Wick の定理が成立するためである。フェルミオン場の Wick の定理では、縮約を隣り合う位置へ動かすたびに、またいだ場の数だけ符号 が付く。時間順序積の定義に符号が入っていることと、この規則は一体であり、§4.3 のフェルミオンループの符号はその最も目立つ帰結である。
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