カウンター項
AI 生成・木下が未勉強
場の量子論入門 第6部 第3章 §6.3.3 ★★ 発散を打ち消す項を Lagrangian に足す。摂動論の書き換えであって近似ではない。
裸の量を物理量で書き直す作業を、摂動計算に組み込みやすい形にしたのがカウンター項の方法である。、、、 と置いて Lagrangian を書き換えると
となる。主要部は最初と同じ形だが、そこに現れる と は測定で定義された有限の量である。カウンター項は新しい Feynman 則を与える。2点のカウンター項は、4点のカウンター項は である。
各次数で、ループ図の発散とカウンター項が打ち消すように を決める。 自体は を含む発散量だが、 は測定量ではないので、それが有限でなくてよい。この書き換えは近似ではなく、同じ Lagrangian を別の変数で書いただけである。
例題 3.2( の1ループカウンター項)
オリジナル例題 2.3 の結果を使って、 で 4点のカウンター項 を決めよ。くりこみ条件として次の2つを考え、それぞれの を求めよ。
- (1) 最小引き算(MS): の極だけを引く。
- (2) 運動学的引き算:対称点 で となるようにする。
解答
カウンター項を含めた振幅は、例題 2.3 の結果に を加えたもの( に が加わる)である。
(1) 最小引き算。 の項だけを打ち消すように取ると
実務では が必ず に随伴するので、これらもまとめて引く が使われる。
(2) 運動学的引き算。 対称点では なので、3つのチャネルの が等しく になる。条件 を課すと
2つの の差は有限であり、 でも残る。差が有限であることが重要である。どちらのスキームでも発散はきれいに消え、残るのは「 という記号がどの測定値を指すか」の違いだけになる。この違いが物理量に落ちないことを、次の節と例題 3.3 で確かめる。
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