は破綻の予告である
AI 生成・木下が未勉強
場の量子論入門 第6部 第6章 §6.6.3 ★★ くりこみ可能でない理論は、自分の適用限界を係数の次元で申告している。
例題 1.2 で見たとおり である。この事実だけから、Fermi 理論が高エネルギーで使えなくなることが分かる。
断面積 の質量次元は である。Fermi 理論の最低次の振幅は に比例するので、断面積は に比例する。 なので、次元を合わせるには質量次元 の量が必要で、高エネルギーでそれを与えられるのは重心エネルギーの2乗 しかない。よって
となり、エネルギーとともに増大し続ける。
一方、量子力学のユニタリティ(確率の保存)は、各部分波の断面積に上限 を課す。両者は
で衝突する。数値を入れると
である(検算スクリプト で確認)。Fermi 理論は、このスケールの手前で新しい自由度が現れなければ自己矛盾する、と自ら申告していたことになる。
歴史はこの申告どおりに進んだ。GeV と GeV のゲージ粒子がこのスケールの範囲で発見され、 交換が接触相互作用を置き換えることで断面積の増大が止まった。くりこみ可能でない理論は「使えない理論」ではなく、「どこまで使えるかを自分で述べる理論」である。
例題 6.2(高次元演算子の抑制を数える)
オリジナル質量 で抑制された次元 の演算子 (係数 )が、エネルギー の過程の振幅に与える相対的な寄与の大きさを見積もれ。GeV、TeV、 として、 での寄与を数値で示せ。
解答
見積もり。 振幅は無次元の量(あるいは共通の次元を持つ量)で比較するので、次元 の演算子の寄与は、次元4の項に対して
となる。演算子の次元が1つ上がるごとに が1つ掛かる。
数値。 である。
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次元8の演算子は の精度の実験でしか見えない。だから、実用上は次元5と次元6の演算子だけを扱えば足りる。無限個の項を書き下せるにもかかわらず有限個で済むのが、有効場の理論が予言力を持つ理由である。
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