tecktom.com

対称因子が自動的に出る仕組み

2026年10月15日5分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第7部 第3章 Feynman 則の再導出

AI 生成・木下が未勉強

場の量子論入門 第7部 第3章 §7.3.2 ★★★ 1/4!1/4! を打ち消し損ねた分が 1/S1/S になる

まず結合定数の規格化を確認する。Lint=−λ4!ϕ4\mathcal{L}_{\rm int}=-\frac{\lambda}{4!}\phi^4 の 1/4!1/4! は、頂点に集まる 4 本の線を区別して数え上げたときに現れる 4!=244!=24 通りの割り当てをちょうど打ち消すために置かれている。すべての線が互いに区別できる場合には 1/4!1/4! が完全に消え、頂点因子は −iλ-\mathrm{i}\lambda ちょうどになる。消え残りが出るのは、図が自分自身に移る置換を持つときである。

例題 3.1(O(λ)O(\lambda) の 2 点関数と対称因子)

オリジナルϕ4\phi^4 理論の 2 点関数を λ\lambda の 1 次まで計算し、対称因子 S=2S=2 が現れることを示せ。

解答

λ\lambda の 1 次の項は

Z(1)[J]=−iλ4!∫ ⁣d4z δ4δJ(z)4 Z0[J]Z^{(1)}[J]=-\frac{\mathrm{i}\lambda}{4!}\int\!\mathrm{d}^4z\ \frac{\delta^4}{\delta J(z)^4}\ Z_0[J]

である。2 点関数を得るには、さらに δ/δJ(x)\delta/\delta J(x) と δ/δJ(y)\delta/\delta J(y) を作用させ、最後に J=0J=0 と置く。

Z0[J]=Z0[0]eWZ_0[J]=Z_0[0]\mathrm{e}^{W}(W=−12∫JDFJW=-\frac12\int JD_FJ)を微分すると、微分は「WW を 1 個下ろして JJ を 1 個消す」か「既に下りている DFD_F の残った JJ を消す」かのどちらかである。J=0J=0 で生き残るのは JJ が完全に消費された項だけなので、6 個の微分(zz に 4 個、xx と yy に 1 個ずつ)が 3 本の DFD_F に組まれる項を数えればよい。連結な組み方は、次の手順で数えられる。

  1. xx の微分を、zz にある 4 個の微分のどれか 1 個と組む。44 通り。
  2. yy の微分を、zz に残る 3 個のどれか 1 個と組む。33 通り。
  3. zz に残った 2 個は互いに組むしかない。11 通り。

合計 4×3×1=124\times3\times1=12 通りである(検算済み)。どの組み方も同じ式∫d4z DF(x−z)DF(0)DF(z−y)\int\mathrm{d}^4z\,D_F(x-z)D_F(0)D_F(z-y) を与えるので、

⟨0∣T ⁣{ϕ(x)ϕ(y)}∣0⟩(1)=1i2×(−iλ4!)×12×(−1)3 ⁣∫ ⁣d4z DF(x−z)DF(0)DF(z−y)\langle 0 | \mathrm{T}\!\left\{\phi(x)\phi(y)\right\} | 0 \rangle ^{(1)} =\frac{1}{\mathrm{i}^2}\times\Bigl(-\frac{\mathrm{i}\lambda}{4!}\Bigr)\times12\times(-1)^3\!\int\!\mathrm{d}^4z\,D_F(x-z)D_F(0)D_F(z-y)

となる。1/i2=−11/\mathrm{i}^2=-1、(−1)3=−1(-1)^3=-1、12/4!=1/212/4!=1/2 をまとめると

=12 (−iλ)∫ ⁣d4z DF(x−z) DF(0) DF(z−y).=\frac12\,(-\mathrm{i}\lambda)\int\!\mathrm{d}^4z\ D_F(x-z)\,D_F(0)\,D_F(z-y).

頂点因子は −iλ-\mathrm{i}\lambda、それに掛かる 1/21/2 が対称因子である。4!=244!=24 通りのうち 12 通りしか使えなかったので、1/4!1/4! が 1/21/2 だけ消え残った。使えなかった理由は明確で、zz に残った 2 個の微分を互いに組む操作には、2 本の端の入れ替えという 1 つの自明でない対称性がある。この入れ替えは図を変えないので、独立な組み方として二重に数えてはいけない。

対称因子の一般則

図の対称因子 SS は、その図の線と頂点を並べ替えても図が変わらない置換の個数である。ϕ4\phi^4 の 1/4!1/4! は、頂点に集まる 4 本の線をすべて区別したときの割り当て数を打ち消すよう置かれているので、図に対称性が無ければ完全に相殺して −iλ-\mathrm{i}\lambda が残る。対称性がある分だけ相殺が不足し、1/S1/S が残る。典型的なパターンは、同じ頂点に両端を持つループ(S=2S=2)、二つの頂点を結ぶ nn 本の平行な線(S=n!S=n!)、自己エネルギー部分の入れ替えなどである。

例題 3.2(頂点因子の確認)

オリジナルO(λ)O(\lambda) の連結 4 点関数を計算し、頂点因子が −iλ-\mathrm{i}\lambda(対称因子 11)であることを確かめよ。

解答

外点は x1,…,x4x_1,\dots,x_4 の 4 個、頂点 zz の微分も 4 個なので、連結な組み方は「4 個の外点を zz の 4 個の微分に 1 対 1 で割り当てる」ものに限られる。その割り当ては 4!=244!=24 通りあり、どれも同じ式∫d4z∏k=14DF(xk−z)\int\mathrm{d}^4z\prod_{k=1}^4 D_F(x_k-z) を与える。したがって

⟨0∣T ⁣{ϕ1ϕ2ϕ3ϕ4}∣0⟩conn(1)=1i4(−iλ4!)×4!×(−1)4∫ ⁣d4z∏k=14DF(xk−z)=(−iλ)∫ ⁣d4z∏k=14DF(xk−z).\begin{aligned}\langle 0 | \mathrm{T}\!\left\{\phi_1\phi_2\phi_3\phi_4\right\} | 0 \rangle ^{(1)}_{\rm conn} &=\frac{1}{\mathrm{i}^4}\Bigl(-\frac{\mathrm{i}\lambda}{4!}\Bigr)\times 4!\times(-1)^4\int\!\mathrm{d}^4z\prod_{k=1}^4D_F(x_k-z)\\ &=(-\mathrm{i}\lambda)\int\!\mathrm{d}^4z\prod_{k=1}^4D_F(x_k-z).\end{aligned}

1/4!1/4! は 4!4! 通りの割り当てで完全に相殺し、対称因子は 11 である。外線の伝播関数を落として Fourier 変換すれば、第3部 の頂点則「ϕ4\phi^4 の各頂点に −iλ-\mathrm{i}\lambda、各頂点で運動量保存」がそのまま出る。外点をすべて区別できるツリー図には対称性が無いので S=1S=1 になる、という一般則の具体例でもある。

木下の勉強ステータス

木下はまだこの記事を勉強していません。

AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com

← AI生成教科書『基礎理論』の記事一覧へ