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真空泡は規格化で消える

2026年10月15日1分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第7部 第3章 Feynman 則の再導出

AI 生成・木下が未勉強

場の量子論入門 第7部 第3章 §7.3.3 ★★ Z[0]Z[0] で割る操作の意味。第3部 の議論の経路積分版

上の計算で「連結な組み方」だけを数えたが、Z[J]Z[J] には外点に繋がらない部分を含む項も入っている。たとえば O(λ)O(\lambda) の項には、zz の 4 個の微分が 2 本の DFD_F に自分だけで組み、外点 x,yx,y は別の DFD_F で直結する項がある。前者は外線を持たない閉じた図であり、真空泡と呼ぶ。

一般に、ある項は「外点に繋がる連結部分」と「外点に繋がらない真空泡の集まり」の積に分解できる。真空泡の集まりの寄与を全次数で足し上げたものを V\mathcal{V} と書くと、同種の泡が何個現れてもよいことと、同じ泡を並べ替えても図が変わらないことから、泡の総和は指数関数 eV\mathrm{e}^{\mathcal{V}} にまとまる。したがって

Z[J]=(外点に繋がる部分の和)×eV.Z[J]=\bigl(\text{外点に繋がる部分の和}\bigr)\times\mathrm{e}^{\mathcal{V}}.

J=0J=0 と置けば外点に繋がる部分は 11 になるので Z[0]=eVZ[0]=\mathrm{e}^{\mathcal{V}} であり、相関関数の定義で Z[0]Z[0] で割った瞬間に eV\mathrm{e}^{\mathcal{V}} が消える。真空泡は測度の発散因子と同じく、規格化した相関関数には一切現れない。正準量子化では、この事実は第3部 で「Dyson 級数の分母に現れる ⟨0∣S∣0⟩\langle 0 | S | 0 \rangle が分子の非連結部分を打ち消す」という形で示された。経路積分では、それが Z[J]/Z[0]Z[J]/Z[0] という割り算そのものになっている。ただし V\mathcal{V} が物理的に無意味なわけではない。V\mathcal{V} は真空のエネルギー密度に比例する量で、重力を含めれば宇宙定数として意味を持ち、境界条件を変えたときの差は Casimir 効果として観測される(第2部 第 3 章)。規格化で消えるのは、相関関数を計算する限りにおいてである。

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