場の量子論入門 第7部 第4章 §7.4.4 ★★ ボゾンの Z0[J] と完全に平行な形になる
Dirac 場の源は Grassmann 数値の関数 η(x)、ηˉ(x) である(ψˉη が偶数個のGrassmann 数の積になるようにするため、源も反可換でなければならない)。生成汎関数は
Z[ηˉ,η]=∫DψˉDψ exp{i∫d4x [ψˉ(i∂−m)ψ+ηˉψ+ψˉη]}
である。例題 2.2 とまったく同じ手順(ψ=ψ′−K−1η、ψˉ=ψˉ′−ηˉK−1、ただし K=i∂−m)で平方完成すると
Z[ηˉ,η]=Z[0,0] exp[−∫d4xd4y ηˉ(x)SF(x−y)η(y)],SF(p)=p2−m2+iεi(p+m)
を得る。ボゾンの exp[−21∫JDFJ] と比べると、係数 21 が無い点だけが違う。21 が消えるのは、ψ と ψˉ が独立な場であって、実スカラー場のように「同じ場を 2 回使う」重複が生じないからである。相関関数は左微分の約束のもとで
⟨0∣T{ψ(x)ψˉ(y)}∣0⟩=−Z[0,0]1δηˉ(x)δη(y)δ2Zηˉ=η=0=SF(x−y)
と取り出せる。相互作用がある場合は第 3 章と同様に ψ→δ/δηˉ の置き換えで摂動展開でき、QED の Feynman 則(第5部)が経路積分からも再現される。唯一の追加規則が、前節で導いた閉ループごとの (−1) である。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com