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カルマン渦列とストローハル数

2026年10月15日2分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第5章 どう使われるのか:流体力学

AI 生成・木下が未勉強

次元解析入門 第5章 §5.7 ★ 形は境界層の問題と同じ5量・3基本量

一様な流れの中に円柱を置くと、ある範囲の流速で、円柱の後ろに上下交互に渦が放出され、2列に並んで流れていく。これをカルマン渦列と呼ぶ。渦が放出される周波数 ff に関係する量を、円柱の直径 dd、流速 vv、粘性係数 μ\mu、密度 ρ\rho とすると、量は5つ、階数は3で、無次元量は2個である。

Π1=ρvdμ=Re,Π2=fdv≡St,St=ϕ(Re).\Pi_1=\frac{\rho vd}{\mu}=\mathrm{Re},\qquad \Pi_2=\frac{fd}{v}\equiv\mathrm{St},\qquad \mathrm{St}=\phi(\mathrm{Re}).

St\mathrm{St} をストローハル数と呼ぶ。円柱の場合、Re\mathrm{Re} が数百から 10510^5 程度の広い範囲で St\mathrm{St} はおよそ0.2でほぼ一定であることが知られている。

大きさの全く違う2つのカルマン渦列が比べられた。1つは実験室の水槽で、直径5 mm の円柱に流速1.2 cm/s の水を当てたもの(Re=60\mathrm{Re}=60)。もう1つは済州島の風下にできる雲の渦列で、島の直径約20 km、風速約10 m/s、渦は約4時間半の周期で発生する。済州島の値から St=d/(vT)=2×104/(10×1.62×104)≈0.12\mathrm{St}=d/(vT)=2\times10^4/(10\times1.62\times10^4)\approx0.12 となる。長さで 4×1064\times10^6 倍違っても、支配する無次元量が近い値をとっているので、同じ形の渦列ができる。個々の物理量の値が違っても、無次元量が同じなら物理は同じになる。この見方が第6章の相似則につながる。

身近な例として、強い風の日に電線が鳴る音(エオルス音)がある。直径2 mm の電線に10 m/s の風が当たると、St=0.2\mathrm{St}=0.2 として f=St v/d=1000f=\mathrm{St}\,v/d=1000 Hz の渦が放出され、その周波数の音が聞こえる。

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