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全変動距離と分布の近さ

2026年10月15日14分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第5章 期待値と Lebesgue 積分
目次
  1. 定義と密度による表示
  2. Scheffé の補題
  3. カップリング
  4. 確認テスト
  5. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

確率論入門 第5章 §5.5 ★★ 2つの分布の違いを「事象の確率の差の最大値」で測る。密度の差の積分とカップリングの2通りで計算・評価する

定義と密度による表示

2つの分布がどれだけ近いかを1つの数で表したい。最も素朴な尺度は、すべての事象について確率の差を見て、その最大値をとるものである。

定義 5.23(全変動距離)

可測空間 (S,S)(S,\mathcal S) 上の確率測度 μ,ν\mu,\nu について

dTV(μ,ν)≔sup⁡A∈S∣μ(A)−ν(A)∣(5.20)d_{\mathrm{TV}}(\mu,\nu)\coloneqq\sup_{A\in\mathcal S}\left\vert \mu(A)-\nu(A)\right\vert\tag{5.20}

を μ\mu と ν\nu の全変動距離と呼ぶ。確率変数については、dTV(PX,PY)d_{\mathrm{TV}}(P_X,P_Y) を dTV(X,Y)d_{\mathrm{TV}}(X,Y) とも書く。

定義から 0≤dTV≤10\le d_{\mathrm{TV}}\le1 であり、対称性と次の三角不等式が成り立つ。

dTV(μ,κ)≤dTV(μ,ν)+dTV(ν,κ)d_{\mathrm{TV}}(\mu,\kappa)\le d_{\mathrm{TV}}(\mu,\nu)+d_{\mathrm{TV}}(\nu,\kappa)

各 AA で ∣μ(A)−κ(A)∣≤∣μ(A)−ν(A)∣+∣ν(A)−κ(A)∣\left\vert \mu(A)-\kappa(A)\right\vert \le\left\vert \mu(A)-\nu(A)\right\vert +\left\vert \nu(A)-\kappa(A)\right\vert として、上限をとればよい。dTV(μ,ν)=0d_{\mathrm{TV}}(\mu,\nu)=0 なら μ=ν\mu=\nu である。よって全変動距離は、確率測度の全体の上の距離である。

(5.20) はすべての事象についての上限なので、そのままでは計算しにくい。分布が確率関数か密度で書けるときは、次の公式で計算することができる。

定理 5.24(全変動距離の計算 ★★★)

  1. (i) 2つの分布が、高々可算集合 SS の上の確率関数 p,qp,q を持つなら

dTV(μ,ν)=12∑x∈S∣p(x)−q(x)∣=∑x(p(x)−q(x))+=1−∑xmin⁡(p(x),q(x)).(5.21)d_{\mathrm{TV}}(\mu,\nu)=\frac12\sum_{x\in S}\left\vert p(x)-q(x)\right\vert =\sum_{x}\bigl(p(x)-q(x)\bigr)^+=1-\sum_x\min\bigl(p(x),q(x)\bigr).\tag{5.21} 2. (ii) 2つの分布が、R\mathbb{R} の上の密度 f,gf,g を持つなら

dTV(μ,ν)=12∫R∣f(x)−g(x)∣ dx=∫R(f−g)+dx=1−∫Rmin⁡(f,g) dx.(5.22)d_{\mathrm{TV}}(\mu,\nu)=\frac12\int_{\mathbb{R}}\left\vert f(x)-g(x)\right\vert \,\mathrm{d} x=\int_{\mathbb{R}}\bigl(f-g\bigr)^+\mathrm{d} x=1-\int_{\mathbb{R}}\min(f,g)\,\mathrm{d} x .\tag{5.22}

どちらの場合も、上限 (5.20) は A∗={p>q}A^*=\{p>q\}(または {f>g}\{f>g\})で達成される。

証明

(ii) を示す((i) は積分を和に替えるだけである)。A∗={x:f(x)>g(x)}A^*=\{x:f(x)>g(x)\} と置く。任意の Borel 集合 AA について

μ(A)−ν(A)=∫A(f−g) dx≤∫A∩A∗(f−g) dx≤∫A∗(f−g) dx=μ(A∗)−ν(A∗)\mu(A)-\nu(A)=\int_A(f-g)\,\mathrm{d} x\le\int_{A\cap A^*}(f-g)\,\mathrm{d} x\le\int_{A^*}(f-g)\,\mathrm{d} x=\mu(A^*)-\nu(A^*)

である。2つの不等号の理由は次のとおりである。

  • 1つ目:A∖A∗A\setminus A^* の上で f−g≤0f-g\le0 だから。
  • 2つ目:A∗A^* の上で f−g>0f-g>0 だから。

ν(A)−μ(A)=μ(Ac)−ν(Ac)\nu(A)-\mu(A)=\mu(A^c)-\nu(A^c) にも同じ評価を使うと、ν(A)−μ(A)≤μ(A∗)−ν(A∗)\nu(A)-\mu(A)\le\mu(A^*)-\nu(A^*) となる。したがって

dTV(μ,ν)=μ(A∗)−ν(A∗)=∫(f−g)+ dxd_{\mathrm{TV}}(\mu,\nu)=\mu(A^*)-\nu(A^*)=\int(f-g)^+\,\mathrm{d} x

である。残りの等号を示す。∫(f−g) dx=1−1=0\int(f-g)\,\mathrm{d} x=1-1=0 から ∫(f−g)+ dx=∫(f−g)− dx\int(f-g)^+\,\mathrm{d} x=\int(f-g)^-\,\mathrm{d} x である。∣f−g∣=(f−g)++(f−g)−\left\vert f-g\right\vert =(f-g)^++(f-g)^- なので、

∫∣f−g∣ dx=2∫(f−g)+ dx.\int\left\vert f-g\right\vert \,\mathrm{d} x=2\int(f-g)^+\,\mathrm{d} x .

最後の等号は (f−g)+=f−min⁡(f,g)(f-g)^+=f-\min(f,g) を積分すればよい。

図

図 5.3 Ex(1)\mathrm{Ex}(1) と Ex(2)\mathrm{Ex}(2) の密度。2本の曲線のあいだの面積は、交点 x=log⁡2x=\log2 の左(赤)と右(青)でどちらも 14\tfrac14 で、全変動距離は 14\tfrac14 である。

Ex(1)\mathrm{Ex}(1) と Ex(2)\mathrm{Ex}(2)

2つの指数分布を比べる。密度を正の半直線の上で f(x)=e−xf(x)=\mathrm{e}^{-x}、g(x)=2e−2xg(x)=2\mathrm{e}^{-2x} とする。f>g  ⟺  ex>2  ⟺  x>log⁡2f>g\iff\mathrm{e}^{x}>2\iff x>\log2 なので、A∗=(log⁡2,∞)A^*=(\log2,\infty) である。よって

dTV=∫log⁡2∞(e−x−2e−2x) dx=e−log⁡2−e−2log⁡2=12−14=14d_{\mathrm{TV}}=\int_{\log2}^\infty\bigl(\mathrm{e}^{-x}-2\mathrm{e}^{-2x}\bigr)\,\mathrm{d} x=\mathrm{e}^{-\log2}-\mathrm{e}^{-2\log2}=\frac12-\frac14=\frac14

である(図 5.3)。

全変動距離は、有界な関数の期待値の差の最大値としても書ける。(ii) の状況で、∣h∣≤1\left\vert h\right\vert \le1 を満たす Borel 可測関数 hh をとると

∣E[h(X)]−E[h(Y)]∣=∣∫h(f−g) dx∣≤∫∣f−g∣ dx=2 dTV(X,Y)(5.23)\left\vert E[h(X)]-E[h(Y)]\right\vert =\Bigl|\int h(f-g)\,\mathrm{d} x\Bigr|\le\int\left\vert f-g\right\vert \,\mathrm{d} x=2\,d_{\mathrm{TV}}(X,Y)\tag{5.23}

であり、h=1A∗−1(A∗)ch=\mathbf 1_{A^*}-\mathbf 1_{(A^*)^c} で等号が成り立つ。したがって

dTV(X,Y)=12sup⁡∣h∣≤1∣E[h(X)]−E[h(Y)]∣d_{\mathrm{TV}}(X,Y)=\frac12\sup_{\left\vert h\right\vert \le1}\left\vert E[h(X)]-E[h(Y)]\right\vert

である。全変動距離が小さければ、有界な量の期待値はどれも近い。

Scheffé の補題

確率関数や密度が各点で収束するとき、全変動距離も 0 に収束する。

命題 5.25(Scheffé の補題 ★★)

密度 fn,ff_n,f が、ほとんどすべての点で fn(x)→f(x)f_n(x)\to f(x) を満たすとする。このとき ∫∣fn−f∣ dx→0\int\left\vert f_n-f\right\vert \,\mathrm{d} x\to0 であり、とくに dTV(fn,f)→0d_{\mathrm{TV}}(f_n,f)\to0。確率関数についても同じことが成り立つ。

証明

(f−fn)+≤f(f-f_n)^+\le f で、ff は可積分である。また (f−fn)+→0(f-f_n)^+\to0 a.e. である。優収束定理から ∫(f−fn)+ dx→0\int(f-f_n)^+\,\mathrm{d} x\to0 である。定理 5.24 の証明と同じく ∫∣f−fn∣ dx=2∫(f−fn)+ dx\int\left\vert f-f_n\right\vert \,\mathrm{d} x=2\int(f-f_n)^+\,\mathrm{d} x なので、結論を得る。

たとえば λ>0\lambda>0 を固定し、p=λ/np=\lambda/n とする。すると各 kk で

(nk)(λn)k(1−λn)n−k=λkk!⋅n(n−1)⋯(n−k+1)nk⋅(1−λn)n−k→λkk!e−λ\binom nk\Bigl(\frac\lambda n\Bigr)^k\Bigl(1-\frac\lambda n\Bigr)^{n-k}=\frac{\lambda^k}{k!}\cdot\frac{n(n-1)\cdots(n-k+1)}{n^k}\cdot\Bigl(1-\frac\lambda n\Bigr)^{n-k}\to\frac{\lambda^k}{k!}\mathrm{e}^{-\lambda}

なので、Scheffé の補題から次が成り立つ。

dTV(Bin(n,λ/n),Po(λ))→0d_{\mathrm{TV}}\bigl(\mathrm{Bin}(n,\lambda/n),\mathrm{Po}(\lambda)\bigr)\to0

この近似がどれだけ正確かを、次のカップリングで評価する。

カップリング

2つの分布を比べるために、それぞれの分布に従う確率変数を同じ確率空間の上に、なるべく値が一致するように作る方法がある。

定義 5.26(カップリング)

確率測度 μ,ν\mu,\nu のカップリングとは、1つの確率空間の上の確率変数の組 (X,Y)(X,Y) で、次を満たすものをいう。

PX=μ,PY=νP_X=\mu,\qquad P_Y=\nu

カップリングでは周辺分布だけが決まっていて、同時分布は自由に選べる。独立にとるのも1つのカップリングである。

定理 5.27(カップリング不等式 ★★★)

(X,Y)(X,Y) が μ,ν\mu,\nu のカップリングなら、

dTV(μ,ν)≤P(X≠Y).d_{\mathrm{TV}}(\mu,\nu)\le P(X\ne Y).

証明

X−YX-Y は確率変数なので、{X≠Y}\{X\ne Y\} は事象である。任意の Borel 集合 AA をとる。2つの事象 {X∈A}\{X\in A\}、{Y∈A}\{Y\in A\} を、それぞれ2つの値が一致する部分と一致しない部分に分ける。前者の上では2つの事象は一致するので

μ(A)−ν(A)=P(X∈A, X≠Y)−P(Y∈A, X≠Y)≤P(X≠Y)\mu(A)-\nu(A)=P(X\in A,\,X\ne Y)-P(Y\in A,\,X\ne Y)\le P(X\ne Y)

である。補集合と入れ替えれば、ν(A)−μ(A)≤P(X≠Y)\nu(A)-\mu(A)\le P(X\ne Y) も得られる。上限をとって結論を得る。

この不等式によって、分布の違いを「確率変数が一致しない確率」で上から抑えることができる。離散分布では、等号を達成するカップリングを具体的に作ることができる。

命題 5.28(最大カップリング)

2つの分布 μ,ν\mu,\nu が、高々可算集合の上の確率関数 p,qp,q を持つとする。このとき P(X≠Y)=dTV(μ,ν)P(X\ne Y)=d_{\mathrm{TV}}(\mu,\nu) を満たすカップリングが存在する。

証明

次のように置く。

d=dTV(μ,ν),m(x)=min⁡(p(x),q(x))d=d_{\mathrm{TV}}(\mu,\nu),\qquad m(x)=\min(p(x),q(x))

(5.21) から ∑xm(x)=1−d\sum_xm(x)=1-d である。0<d<10<d<1 の場合を示す。(d=0d=0 なら X=Y∼μX=Y\sim\mu とすればよい。d=1d=1 なら独立にとればよい。)

独立な3つの確率変数 Z,U,VZ,U,V を用意する。さらにそれらと独立に、P(B=1)=1−dP(B=1)=1-d となる Bernoulli 型の確率変数 BB を用意する。これらは第4章 §4.2 の独立列の構成で作ることができる。分布は

P(Z=x)=m(x)1−d,P(U=x)=p(x)−m(x)d,P(V=x)=q(x)−m(x)dP(Z=x)=\frac{m(x)}{1-d},\qquad P(U=x)=\frac{p(x)-m(x)}{d},\qquad P(V=x)=\frac{q(x)-m(x)}{d}

とする(どれも非負で和が 1)。X,YX,Y を次のように置く。

  • B=1B=1 なら、X=Y=ZX=Y=Z。
  • B=0B=0 なら、X=U, Y=VX=U,\ Y=V。

すると

P(X=x)=(1−d)m(x)1−d+d p(x)−m(x)d=p(x)P(X=x)=(1-d)\frac{m(x)}{1-d}+d\,\frac{p(x)-m(x)}{d}=p(x)

で、同様に P(Y=x)=q(x)P(Y=x)=q(x) である。

p−mp-m と q−mq-m が同時に正になる点は無い。どの点でも、p,qp,q の一方は mm に等しいからである。よって U,VU,V は値を共有せず、U≠VU\ne V である。よって P(X≠Y)=P(B=0)=dP(X\ne Y)=P(B=0)=d となる。

例題 5.6 Bernoulli 和の Poisson 近似の誤差 ★★★

オリジナル

  1. (1) 0<p<10<p<1 とし、Bernoulli 分布 P(ξ=1)=p, P(ξ=0)=1−pP(\xi=1)=p,\ P(\xi=0)=1-p を考える。これと Po(p)\mathrm{Po}(p) の全変動距離が p(1−e−p)p(1-\mathrm{e}^{-p}) であることを示せ。また、それが p2p^2 以下であることを確かめよ。
  2. (2) dTV(Bin(n,p),Po(np))≤np2d_{\mathrm{TV}}\bigl(\mathrm{Bin}(n,p),\mathrm{Po}(np)\bigr)\le np^2 を示せ。ただし独立な Po(λi)\mathrm{Po}(\lambda_i) の和が Po(∑λi)\mathrm{Po}(\sum\lambda_i) に従うこと(第6章 §6.3)は使ってよい。
  3. (3) n=100, p=0.02n=100,\ p=0.02 のとき (2) の上界を計算せよ。
解答

(1) 確率関数を bb(Bernoulli)、π\pi(Poisson)とする。点ごとに比べる。

  • 0 では、e−p≥1−p\mathrm{e}^{-p}\ge1-p なので π(0)≥b(0)\pi(0)\ge b(0)。
  • 1 では、b(1)−π(1)=p−pe−p>0b(1)-\pi(1)=p-p\mathrm{e}^{-p}>0。
  • 2 以上の点 kk では、b(k)=0b(k)=0。

(5.21) の真ん中の形を使う。(b−π)+(b-\pi)^+ が正になるのは k=1k=1 だけなので

dTV=b(1)−π(1)=p(1−e−p)d_{\mathrm{TV}}=b(1)-\pi(1)=p(1-\mathrm{e}^{-p})

である。1−e−p≤p1-\mathrm{e}^{-p}\le p なので p(1−e−p)≤p2p(1-\mathrm{e}^{-p})\le p^2 となる。

(2) 命題 5.28 により、Bernoulli 分布と Po(p)\mathrm{Po}(p) の最大カップリング (ξi,ηi)(\xi_i,\eta_i) を作る。これを i=1,…,ni=1,\dots,n について互いに独立に作る。P(ξi≠ηi)=p(1−e−p)P(\xi_i\ne\eta_i)=p(1-\mathrm{e}^{-p}) である。

  • S=∑iξiS=\sum_i\xi_i は独立な Bernoulli の和なので、Bin(n,p)\mathrm{Bin}(n,p) に従う。
  • T=∑iηiT=\sum_i\eta_i は独立な Poisson 変数の和なので、Po(np)\mathrm{Po}(np) に従う。

S≠TS\ne T なら、どこかの番号で ξi≠ηi\xi_i\ne\eta_i である。カップリング不等式と劣加法性から

dTV(Bin(n,p),Po(np))≤P(S≠T)≤∑i=1nP(ξi≠ηi)=np(1−e−p)≤np2d_{\mathrm{TV}}\bigl(\mathrm{Bin}(n,p),\mathrm{Po}(np)\bigr)\le P(S\ne T)\le\sum_{i=1}^nP(\xi_i\ne\eta_i)=np(1-\mathrm{e}^{-p})\le np^2

を得る。

(3) np2=100×0.0004=0.04np^2=100\times0.0004=0.04 である。np(1−e−p)≈0.0396np(1-\mathrm{e}^{-p})\approx0.0396 とわずかに小さい。数値計算で全変動距離そのものを求めると約 0.0046 で、上界はおよそ9倍の余裕を持っている。

それでも上界は nn と pp だけで書ける。また p→0p\to0 で 0 に近づくことがわかる。

分布収束との関係

  • A=(−∞,x]A=(-\infty,x] と置けば、∣FX(x)−FY(x)∣≤dTV(X,Y)\left\vert F_X(x)-F_Y(x)\right\vert \le d_{\mathrm{TV}}(X,Y) である。よって全変動距離が 0 に近づけば、分布関数はすべての点で一様に近づく。これは第11章の分布収束よりも強い。
  • 逆は成り立たない。1点 1/n1/n に確率 1 を置く分布と、1点 0 に確率 1 を置く分布を比べる。事象 {0}\{0\} で確率が 1 違うので、全変動距離は常に 1 である。しかし第11章の意味では、前者は後者に分布収束する。全変動距離は、値がわずかにずれただけの分布も「まったく異なる」と判定する。

確認テスト

オリジナル

  1. 5.5-1 6点 1, …, 6 の上の一様分布 pp と、次の qq の全変動距離を求めよ。上限を達成する事象も答えよ。

q=(14,14,18,18,18,18)q=\Bigl(\frac14,\frac14,\frac18,\frac18,\frac18,\frac18\Bigr) 2. 5.5-2 a>1a>1 とする。(0,1)(0,1) 上の一様分布と (0,a)(0,a) 上の一様分布の全変動距離を求めよ。3. 5.5-3 μ>0\mu>0 とする。標準正規分布の分布関数を Φ\Phi とする。 2つの分布 N(0,1)\mathrm N(0,1)、N(μ,1)\mathrm N(\mu,1) の全変動距離を考える。これが 2Φ(μ/2)−12\Phi(\mu/2)-1 であることを示せ。また μ=1\mu=1 の値を小数第3位まで求めよ。4. 5.5-4 Borel 可測関数 gg について dTV(g(X),g(Y))≤dTV(X,Y)d_{\mathrm{TV}}\bigl(g(X),g(Y)\bigr)\le d_{\mathrm{TV}}(X,Y) を示せ。

木下の勉強ステータス

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