統計熱力学入門 第9章 §9.4 ★★ ⟨nj⟩/V→0(j≥2)。巨視的占有は基底状態のみ、を自己無撞着に確認。
基底状態以外(j≥2)が本当に「巨視的にならない」ことを確かめる。周期境界条件下の最低励起準位は ε2=2mℏ2(L2π)2∝L−2∝V−2/3である。μ→0− かつ βε2≪1 なので
⟨n2⟩=eβ(ε2−μ)−11≃β(ε2−μ)1.
∣μ∣∼1/N∼V−1 に対し ε2∼V−2/3≫∣μ∣ なので、μ は無視でき⟨n2⟩≃(βε2)−1∝V2/3。この占有数自体は V→∞ で発散し得るが、密度にすると
V⟨n2⟩∼VV2/3=V−1/3V→∞0.
★★ 励起状態の占有数密度の結果
V⟨nj⟩→0(V→∞, j≥2)
より高い準位ほど占有数は小さいので、すべての j≥2 で占有数密度は熱力学極限で 0 に収束し、ρ に比べ無視できる。巨視的な密度をもつのは基底状態 j=1だけであり、§ 4.1 の仮定「⟨nj⟩/V は小さい」が j≥2 に対しては(T<Tc でも)自己無撞着に成り立つことが確認された。基底状態だけが例外なのである。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com