量子力学入門 第1部 第4章 §1.4.6 ★★ Hermite 多項式 × Gauss。
励起状態は a^† を掛ければ出る。位置表示で a^†∝x−x02d/dx だから、Gauss 関数に作用させると
(x−x02dxd)e−x2/2x02=2xe−x2/2x02,
すなわち ψ1(x)∝xe−x2/2x02。もう一度掛けると ∝(4x2−2x02)e−x2/2x02、さらに ∝(8x3−12x02x)e−x2/2x02……と、毎回「x の多項式 × 同じ Gauss 関数」の形が保たれ、多項式の次数が1ずつ上がる。無次元変数 ξ=x/x0 で書いたこの多項式の族
H0(ξ)=1,H1(ξ)=2ξ,H2(ξ)=4ξ2−2,H3(ξ)=8ξ3−12ξ, …
をHermite(エルミート)多項式と呼ぶ。名前は付いているが、実体は「a^† を n 回掛けたら出てくる n 次多項式」以上でも以下でもない。まとめると
ψn(x) ∝ Hn(x0x)e−x2/2x02
構造を読むと:(i) Hn は n 次多項式なので節(波動関数の零点)がちょうど n 個——エネルギーが高いほど波動関数が細かく波打つ、という束縛状態の一般則の現れ。(ii) Hn の偶奇は n の偶奇に一致し、ψn のパリティは (−1)n——ポテンシャルが左右対称だから固有状態は偶か奇に分かれる。(iii) 遠方の減衰は全準位共通の Gauss 因子が支配する。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com