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Bloch 球:状態=球面上の向き

2026年10月15日2分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第1部 第6章 スピン 1/2 と Bloch 球

AI 生成・木下が未勉強

量子力学入門 第1部 第6章 §1.6.3 ★★★ 状態=球面上の向き。回転の可視化。

規格化された一般の状態は、global phase の自由度を除けば2つの実パラメータで書ける:

∣ψ⟩=cos⁡θ2 ∣+⟩+eiϕsin⁡θ2 ∣−⟩(0≤θ≤π, 0≤ϕ<2π).| \psi \rangle =\cos\frac\theta2\,| + \rangle +\mathrm{e}^{\mathrm{i}\phi}\sin\frac\theta2\,| - \rangle \qquad(0\le\theta\le\pi,\ 0\le\phi<2\pi).

この (θ,ϕ)(\theta,\phi) を極角・方位角とする単位ベクトル n=(sin⁡θcos⁡ϕ,sin⁡θsin⁡ϕ,cos⁡θ)\bm{n}=(\sin\theta\cos\phi,\sin\theta\sin\phi,\cos\theta) を対応させると、スピン 12\tfrac12 の純粋状態全体が球面(Bloch 球)と1対1に対応する。この対応は単なる絵ではない:直接計算で

(n⋅σ)∣ψ⟩=+∣ψ⟩,⟨σ⟩=⟨ψ∣σ∣ψ⟩=n(\bm{n}\cdot\bm{\sigma})| \psi \rangle =+| \psi \rangle ,\qquad \langle \bm{\sigma} \rangle =\langle \psi | \bm{\sigma} | \psi \rangle =\bm{n}

が確かめられる。すなわち ∣ψ⟩| \psi \rangle は「n\bm{n} 方向スピン上向き」の状態そのもので、スピンの期待値ベクトルが n\bm{n} を向く。θ=0\theta=0(北極)が ∣+⟩| + \rangle、θ=π\theta=\pi(南極)が ∣−⟩| - \rangle、赤道上の ϕ=0\phi=0 が ∣x+⟩| x+ \rangle、ϕ=π/2\phi=\pi/2 が ∣y+⟩| y+ \rangle——先ほど構成した固有状態たちが球面の6方向にきれいに配置される。直交する状態は球面上で反対側(同じ軸の両極)に来ることに注意(ベクトルとして直交ではなく、内積 ⟨北∣南⟩=0\langle \text{北} | \text{南} \rangle =0)。

一般の実ベクトル b\bm{b} については、(b⋅σ)2=∣b∣21^(\bm{b}\cdot\bm{\sigma})^2=|\bm{b}|^2\hat1(Pauli の積公式から一行)より

 b⋅σ の固有値は ±∣b∣, 固有状態は ±b 方向の Bloch ベクトル \boxed{\ \bm{b}\cdot\bm{\sigma}\ \text{の固有値は}\ \pm|\bm{b}|,\ \text{固有状態は}\ \pm\bm{b}\ \text{方向の Bloch ベクトル}\ }

この一点が第8部『時間依存摂動論とダイナミクス』で繰り返し効く。磁場中のスピン H^=μBB⋅σ\hat H=\mu_B\bm{B}\cdot\bm{\sigma} のエネルギーは ±μB∣B∣\pm\mu_B|\bm{B}|、固有状態は磁場方向に整列したスピン。磁場が時間変化すれば固有状態(Bloch ベクトル)も追随して回る——磁気共鳴は「回る磁場に Bloch ベクトルがついて行けるか」、断熱定理は「十分ゆっくりなら貼りついて行ける」という物語として読める。

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