量子力学入門 第1部 第7章 §1.7.1 ★★★ 2系の合成=テンソル積。
第9部『同種粒子と第二量子化』では電子が2個登場する。複数の系を合わせた全体の状態空間はどう作るか——答えはテンソル積である。系1の基底 {∣ui⟩}(次元 d1)と系2の基底 {∣vj⟩}(次元 d2)から、ペア
∣ui⟩⊗∣vj⟩≡∣uivj⟩(d1d2 個)
を全体の基底とする空間を作る(次元は積 d1d2)。スピン 21 が2つなら 2×2=4 次元で、基底は
∣↑↑⟩,∣↑↓⟩,∣↓↑⟩,∣↓↓⟩
(左が粒子1、右が粒子2)。系1の演算子は自分の因子だけに作用する:S^1z∣↑↓⟩=+2ℏ∣↑↓⟩、S^2z∣↑↓⟩=−2ℏ∣↑↓⟩。
重ね合わせの原理はこの4次元空間全体で成り立つから、∣↑↓⟩−∣↓↑⟩ のような、どちらの粒子の状態も単独では確定していない状態(もつれた状態)が必然的に存在する。これから作る1重項がまさにそれで、第9部『同種粒子と第二量子化』の交換相互作用の主役になる。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com