対称性:ここが第9部『同種粒子と第二量子化』の伏線
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量子力学入門 第1部 第7章 §1.7.4 ★★ 対称・反対称と統計への伏線。
得られた4状態を、粒子1と2の入れ替えに対する対称性で分類し直すと:
| 状態 | 入れ替え対称性 | |
| 対称 | ||
| 対称 | ||
| 対称 | ||
| 反対称 |
3重項はすべて対称、1重項は反対称——例外なくきれいに分かれる。これは偶然ではない:入れ替え演算子は と可換なので、同じ の多重項( で互いに結ばれる)はすべて同じ対称性をもつしかない。第9部『同種粒子と第二量子化』ではこの表が主役になる。電子2個の全波動関数(空間 スピン)は反対称でなければならないから、スピンが3重項(対称)なら空間は反対称、1重項(反対称)なら空間は対称——スピンの向きが空間分布を縛り、エネルギーを左右する(交換相互作用)。なお、3スピン以上への合成( と経路ラベル )は第4部『スピンと角運動量合成』で、テンソル積の一般論・縮約密度行列・エンタングルメントは第10部『開いた量子系と量子情報』で、本節を土台に展開している。
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