量子力学入門 第10部 第2章 §10.2.2 ★ 発展:部分トレース。もつれると部分系が混合状態になる仕組み
系全体の状態が ρ^AB のとき、「A 側の測定だけ」の統計を再現する A の状態は部分トレース
ρ^A:=TrBρ^AB(定義:⟨i∣ρ^A∣j⟩:=∑b⟨i,b∣ρ^AB∣j,b⟩)
で与えられる。これが「正しい周辺分布」であることは、A のみの観測量 A^⊗1^ に対して TrAB[ρ^AB(A^⊗1^)]=TrA(ρ^AA^) が恒等的に成り立つ(B の和を先に実行するだけ)ことによる——A だけに触る限り、世界の残り全部は ρ^A に要約してよい。前章の密度行列がここで本領を発揮する。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com