量子力学入門 第10部 第3章 §10.3.2 ★ 発展:古典相関の上限 ∣S∣≤2 の導出
鍵は1行の恒等式である。A,A′,B,B′∈{±1} に対し
A(B+B′)+A′(B−B′)=±2
——なぜなら B+B′ と B−B′ は一方が ±2 のとき他方が必ず 0 だから(B=B′ なら第2項消滅、B=−B′ なら第1項消滅)。この式を ρ(λ) で平均すると、∣⟨X⟩∣≤max∣X∣ より
S:=E(a,b)+E(a,b′)+E(a′,b)−E(a′,b′) ≤ 2 (CHSH 不等式)(10.3.1)
——局所実在論なら、どんな隠れた変数・どんな分布でも、この4つの相関の組合せは 2 を超えられない。仮定は上の2つだけで、量子力学は一切使っていないことに注意。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com