量子力学入門 第10部 第3章 §10.3.3 ★ 発展:量子相関が 22 まで届く計算
スピン singlet ∣Ψ−⟩=21(∣↑↓⟩−∣↓↑⟩) で、Alice が a⋅σ^、Bob が b⋅σ^ を測るときの相関は
E(a,b)=⟨Ψ−∣(a⋅σ^)⊗(b⋅σ^)∣Ψ−⟩=−a⋅b
(singlet の回転不変性から従う;直接計算でも1行)。同一平面内の角度を a=0, a′=90°, b=45°, b′=135° に選ぶと、各相関が ∓21 となって
∣S∣=−21−21−21−(+21) → ∣S∣=22≃2.83 > 2
(この角度での値は数値でも確認済み)——量子力学は CHSH 不等式を破る。しかも 22 は量子力学が出せる最大値であることが示せる(Tsirelson 限界;S^2=4+[A^,A^′][B^,B^′] の作用素ノルム評価から ∥S^∥≤22)。「局所実在論の壁 2」と「量子の天井 22」の間の帯域が、実験の主戦場になる。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com