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位相のずれ

2026年10月15日2分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第11部 第4章 部分波展開:位相のずれがすべてを知っている

AI 生成・木下が未勉強

量子力学入門 第11部 第4章 §11.4.2 ★★ δℓ(k)\delta_\ell(k) が遠方に届く全情報。引力で δℓ>0\delta_\ell>0、斥力で <0<0、Sℓ=e2iδℓS_\ell=\mathrm{e}^{2\mathrm{i}\delta_\ell}。

ポテンシャルがあるとき、動径波動関数 uℓ(r)=rRℓ(r)u_\ell(r)=rR_\ell(r) は

−ℏ22muℓ′′+[V(r)+ℏ2ℓ(ℓ+1)2mr2]uℓ=E uℓ-\frac{\hbar^2}{2m}u_\ell''+\Bigl[V(r)+\frac{\hbar^2\ell(\ell+1)}{2mr^2}\Bigr]u_\ell=E\,u_\ell

に従う(遠心力ポテンシャル込みの1次元問題;第3部『中心力場と水素原子』の第1章)。VV の到達距離の外では自由の方程式に戻るから、遠方の解は自由解の位相をずらしたもの

uℓ(r) → r→∞  sin⁡(kr−ℓπ2+δℓ)(11.4.2)u_\ell(r)\ \xrightarrow[\ r\to\infty\ ]{}\ \sin\Bigl(kr-\frac{\ell\pi}{2}+\delta_\ell\Bigr)\tag{11.4.2}

にしかなり得ない。この δℓ(k)\delta_\ell(k)——位相のずれ——が、ポテンシャルの情報のうち遠方の観測者に届く全てである。物理的な意味も明快で(図 4.1):引力は波を内側へ引き込んで位相を進め(δℓ>0\delta_\ell>0)、斥力は押し出して遅らせる(δℓ<0\delta_\ell<0)。

図

図 4.1:s 波(ℓ=0\ell=0)の動径波動関数。ポテンシャルは波形を遠方まで変えられないが、位相を δ0\delta_0 だけずらす。

なぜ弾性散乱では位相「しか」変わらないのか。確率保存(入る流れ=出る流れ)により、各 ℓ\ell の外向き波の振幅の大きさは入射波と同じでなければならず、許される変更は外向き波に単位円上の因子 Sℓ=e2iδℓS_\ell=\mathrm{e}^{2\mathrm{i}\delta_\ell}(S 行列の対角成分)を掛けることだけだからである。ずれが 2δℓ2\delta_\ell なのは、波が「行き」と「帰り」で1回ずつ δℓ\delta_\ell を拾うと思えばよい。

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