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密度汎関数法:波動関数を捨てて密度で解く

2026年10月15日2分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第12部 第5章 発展:多電子系の計算手法——Hartree–Fock と密度汎関数法

AI 生成・木下が未勉強

量子力学入門 第12部 第5章 §12.5.2 ★ DFT・Hohenberg–Kohn/Kohn–Sham

NN 電子の波動関数は 3N3N 変数——NN が大きいと保持すら不可能。DFT の出発点は驚くべき定理である。

定理:Hohenberg–Kohn(1964) ★

基底状態の電子密度 n(r)n(\bm{r})(たった3変数!)は、外部ポテンシャル——したがってハミルトニアン、したがって系のすべて——を一意に決める。さらに基底エネルギーは密度の汎関数 E[n]E[n] の最小として得られる。

論理の芯は背理法の2段(「異なるポテンシャルが同じ基底密度を与える」と仮定すると、変分原理を互いに適用して E+E′<E+E′E+E'<E+E' の矛盾)——変分原理(第6部『摂動論と変分法』の第2章)だけで証明できる。ただし定理は E[n]E[n] の存在しか言わず、形は教えない。実用化したのが Kohn–Sham(1965)の再定式化:相互作用のない参照系の軌道で運動エネルギーの大部分を正確に取り、残り——交換相関汎関数 Exc[n]E_{\rm xc}[n]——だけを近似する(一様電子ガス基準の LDA、勾配補正 GGA、…)。解く方程式は HF と同形の1電子 SCF 方程式で、非局所な K^\hat K が密度の局所関数に置き換わるぶん軽い——この「精度と計算量の甘い交差点」により、DFT は物質科学・化学で最も使われる電子状態計算法になった(Kohn は1998年ノーベル化学賞)。弱点も汎関数近似に由来して系統的である:ファンデルワールス力(第6部『摂動論と変分法』の§1.6 のあの2次摂動!)や強相関系は素朴な LDA/GGA が苦手、という地図まで含めて頭に入れておくとよい。

本章のまとめ ★

HF=行列式クラス内の変分:平均場 J^\hat J+交換 K^\hat K の SCF、Koopmans −εi≃-\varepsilon_i\simeq イオン化エネルギー。取り逃すのが相関エネルギー(He で 1.4%≈1.4\%\approx 化学結合の桁)。DFT=Hohenberg–Kohn(密度3変数が全てを決める;証明は変分原理の背理法)+Kohn–Sham(交換相関だけ近似)——現代の電子状態計算の標準。第3章の中心場・遮蔽は HF の球平均、Hund 則は交換項の物理として本章に吸収される。

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