量子力学入門 第13部 第2章 §13.2.1 ★★ 中核:1階要求→反交換代数$\to$4成分スピノル
求める形は
iℏ∂t∂ψ=H^Dψ,H^D=cα⋅p^+βmc2
——空間微分も1階、係数 α=(α1,α2,α3),β は未知。これが正しい分散関係をもつ条件は、2乗して H^D2=c2p^2+m2c4 に戻ること。展開して交差項が消える条件を読むと
{αi,αj}=2δij,{αi,β}=0,β2=1
——反交換代数である。ただの数では満たせない(数は可換)。行列なら可能で、最小の次元は 4×4:たとえば(Dirac 表示)
α=(0σσ0),β=(1^00−1^)
(σ:Pauli 行列。この組が上の代数をすべて満たすことは行列計算で確認済み)。したがって波動関数 ψ は4成分(Dirac スピノル)——「1階にせよ」という要求だけから、内部自由度が強制された。2成分×2の内訳は「スピン上下 × 粒子/反粒子」であることがこれから分かっていく。
時間1階なので保存密度は ρ=ψ†ψ≥0——正定値の確率密度が回復する(KG の病 (i) の治癒)。病 (ii)(負エネルギー)は残るが、それは第4章で「病」から「予言」に変わる。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com