経路積分から見る:停留位相
AI 生成・木下が未勉強
量子力学入門 第7部 第1章 §7.1.2 ★ 別角度からの動機づけ(発展)
この対応を最も鮮やかに見せるのが Feynman の経路積分である。始点から終点へ至る確率振幅は、あらゆる経路 にわたる和
で与えられる(各経路の重みの大きさは同じで、位相だけが作用で決まる)。 が作用の典型スケールに比べて小さければ、経路をわずかに変えただけで位相 が激しく回り、隣り合う経路の寄与は打ち消し合う。生き残るのは位相が停留する経路、すなわち を満たす古典軌道の近傍だけである(この描像の厳密な定式化と実際の計算は第8章で行う)。最小作用の原理は「干渉で消え残った道」として量子力学から導かれる——これが古典極限の力学的な中身である。
の正確な意味
は定数()だから、文字どおり に近づけることはできない。「」とは、系の特徴的な作用のスケール(エネルギー時間、あるいは運動量長さ)に比べて が十分小さいという無次元化された極限を指す。野球のボールでは で完璧な古典、原子中の電子では で完全な量子。そして だが有限、という中間領域を系統的に扱う方法が、 による展開=半古典近似である。
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