量子力学入門 第9部 第2章 §9.2.4 ★ 場の演算子 ψ(x)。
基底を位置固有状態にとった生成演算子が場の演算子である:
ψ^†(r)=k∑φk∗(r)a^k†(位置 r に粒子を1個作る),{ψ^(r),ψ^†(r′)}=δ3(r−r′).
ハミルトニアンは
H^=∫d3r ψ^†(r)[−2mℏ2∇2+U(r)]ψ^(r)+21∫d3rd3r′ ψ^†(r)ψ^†(r′)v(r,r′)ψ^(r′)ψ^(r)
——Schrödinger 方程式の ψ が演算子に昇格した形になる(これも「第二」量子化の名の由来)。この見方の転回は大きい:粒子は基本的な実体ではなく、場の励起量子である。電子も光子も「電子場・電磁場という舞台の さざ波」として同格に扱われ、同種粒子が完全に区別できない理由——すべての電子は同じ1つの場の励起だから——に最終的な答えが与えられる。ここから先(場の時間発展・相対論的な場)が場の量子論である。
本章のまとめ
占有数表示 ∣n1,n2,…⟩(Fock 空間)=「どの粒子が」を最初から捨てた記法。生成消滅演算子:ボゾンは [a^,a^†]=1(調和振動子の代数の再利用)、フェルミオンは {c^,c^†}=1——Pauli 原理(c^†2=0)と行列式の反対称性が代数の定理になる。演算子の翻訳:1体 →∑tkla^k†a^l(散乱の素過程)、2体 → 4演算子の頂点。場の演算子 ψ^†(r) で「粒子=場の励起」へ視点が反転し、粒子数の変わる過程(自然放出・対生成)まで同じ文法に載る。統計力学の量子理想気体(∑kεkn^k と Bose/Fermi 分布)は、この言語の最初の応用である。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com