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Routh–Hurwitz の判別法

2026年10月15日3分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第5章 安定性と Routh–Hurwitz の判別法

AI 生成・木下が未勉強

制御工学入門 第5章 §5.2

要点

特性方程式 ansn+an−1sn−1+⋯+a1s+a0=0a_ns^n+a_{n-1}s^{n-1}+\cdots+a_1s+a_0=0(an>0a_n>0)について、必要条件は「全係数が正」。必要十分条件は「Routh 表の第1列がすべて正」。第1列の符号変化の回数 == 右半面にある極の個数。

手順:Routh 表の作り方

  1. 係数を2行に交互に並べる:sns^n 行 [an,an−2,an−4,… ][a_n,a_{n-2},a_{n-4},\dots]、sn−1s^{n-1} 行 [an−1,an−3,… ][a_{n-1},a_{n-3},\dots]。
  2. 以降の各行を、直上2行からbi=an−1an−2−anan−3an−1\displaystyle b_i=\frac{a_{n-1}a_{n-2}-a_na_{n-3}}{a_{n-1}}の型(2×22\times2 行列式を直上行の先頭で割り符号反転)で計算する。
  3. s0s^0 行まで作り、第1列の符号を見る。全部正なら安定。
  4. (特殊ケース)第1列に 00 が出たら微小 ε\varepsilon で置換、行全体が 00 なら直上行から補助多項式を作って微分し係数を補う。

例題 5.1(演習5.1(安定な範囲))

オリジナルs3+3s2+2s+K=0s^3+3s^2+2s+K=0 が安定になる KK の範囲を Routh 表で求めよ。

解答

Routh 表:

s312s23Ks13⋅2−1⋅K3=6−K30s0K\begin{array}{c|cc} s^3 & 1 & 2\\ s^2 & 3 & K\\ s^1 & \dfrac{3\cdot2-1\cdot K}{3}=\dfrac{6-K}{3} & 0\\ s^0 & K & \end{array}

第1列 1,3,6−K3,K1,3,\dfrac{6-K}{3},K がすべて正である条件は 6−K>06-K>0 かつ K>0K>0、すなわち

0<K<6.0<K<6.

(検算スクリプト で3次の安定・不安定例を確認。)K=6K=6 で s1s^1 行が 00 になり虚軸上に極が移って持続振動(限界安定)、K>6K>6 で第1列に符号変化が1回でき不安定になる。

例題 5.2(演習5.2(不安定極の個数))

オリジナルs4+2s3+3s2+4s+5=0s^4+2s^3+3s^2+4s+5=0 の右半面の極の個数を Routh 表で求めよ。

解答

s4135s3240s22⋅3−1⋅42=15s11⋅4−2⋅51=−60s05\begin{array}{c|ccc} s^4 & 1 & 3 & 5\\ s^3 & 2 & 4 & 0\\ s^2 & \dfrac{2\cdot3-1\cdot4}{2}=1 & 5 & \\ s^1 & \dfrac{1\cdot4-2\cdot5}{1}=-6 & 0 & \\ s^0 & 5 & & \end{array}

第1列 1,2,1,−6,51,2,1,-6,5。符号は +,+,+,−,++,+,+,-,+ で符号変化が2回(+→−+\to- と −→+-\to+)。よって右半面の極が2個あり不安定。(検算スクリプト で確認。)全係数が正でも安定とは限らない好例で、必要条件(係数正)は十分でないことがわかる。

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