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逆z変換 — Laurent 係数の取り出し

2026年10月15日2分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第7章 z変換 — 離散時間信号のもう一つの変換

AI 生成・木下が未勉強

信号処理論入門 第7章 §7.3 ★★ 部分分数でαnu[n]\alpha^n u[n]に帰着はh[n]算出の定石

z 変換が Laurent 級数なら、係数 x[n]x[n] は複素積分で取り出せるはずである。鍵になるのは次の周回積分の値である。積分路 CC を特異点 z=αz=\alpha を反時計回りに一周する円 z=α+rejθz=\alpha+r\mathrm{e}^{\mathrm{j}\theta} に取ると

∮C ⁣dz(z−α)n=∫02πrjejθrnejnθ ⁣dθ=jrn−1∫02πe−j(n−1)θ ⁣dθ={2πj,n=10,n≠1\oint_C\frac{\mathop{}\!\mathrm{d} z}{(z-\alpha)^n} =\int_0^{2\pi}\frac{r\mathrm{j}\mathrm{e}^{\mathrm{j}\theta}}{r^n\mathrm{e}^{\mathrm{j} n\theta}}\mathop{}\!\mathrm{d}\theta =\frac{\mathrm{j}}{r^{n-1}}\int_0^{2\pi}\mathrm{e}^{-\mathrm{j}(n-1)\theta}\mathop{}\!\mathrm{d}\theta =\begin{cases}2\pi\mathrm{j}, & n=1\\ 0, & n\ne1\end{cases}

となる(Cauchy の積分定理により、値は正則領域内での積分路の変形に依らない)。つまり周回積分は「1/(z−α)1/(z-\alpha) の係数」だけを拾う。X(z)=∑nx[n]z−nX(z)=\sum_n x[n]z^{-n} に zn−1z^{n-1} を掛けると、取り出したい x[n]x[n] の項がちょうどz−1z^{-1} の項になるから、

x[n]=Z−1[X(z)]=12πj∮CX(z) zn−1 ⁣dzx[n]=\mathcal{Z}^{-1}[X(z)]=\frac{1}{2\pi\mathrm{j}}\oint_C X(z)\,z^{n-1}\mathop{}\!\mathrm{d} z

が逆 z 変換の公式である(CC は ROC 内で原点を反時計回りに一周する閉路)。

実際には周回積分を計算することはまれで、有理関数なら部分分数分解で既知の対 αnu[n]↔1/(1−αz−1)\alpha^nu[n]\leftrightarrow1/(1-\alpha z^{-1}) に帰着させるのが定石である。

X(z)=∑k=1NAk1−pkz−1,Ak=(1−pkz−1)X(z)∣z=pkX(z)=\sum_{k=1}^{N}\frac{A_k}{1-p_kz^{-1}},\qquad A_k=\bigl(1-p_kz^{-1}\bigr)X(z)\Big|_{z=p_k}

と展開できれば(AkA_k の式は Heaviside の被覆法)、ROC が ∣z∣>max⁡k∣pk∣\left\vert z\right\vert >\max_k\left\vert p_k\right\vert(因果的)の場合

x[n]=∑k=1NAk pkn u[n]x[n]=\sum_{k=1}^{N}A_k\,p_k^n\,u[n]

となる。具体的な計算は第8章で、システムのインパルス応答を求める形で行う。

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