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この章のまとめ

2026年10月15日3分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第10章 曲率

AI 生成・木下が未勉強

相対論入門 第10章 §10.5

この章では、時空が曲がっているかどうかを座標によらずに判定する量として、Riemann テンソルを作った。偏微分は順序を交換できるが、共変微分は交換できず、その差 [∇μ,∇ν]Vρ[\nabla_\mu,\nabla_\nu]V^\rho はベクトルの微分を含まない形 RρσμνVσR^\rho{}_{\sigma\mu\nu}V^\sigma になる。係数 Rρσμν=∂μΓρνσ−∂νΓρμσ+ΓΓ−ΓΓR^\rho{}_{\sigma\mu\nu}=\partial_\mu\Gamma^\rho{}_{\nu\sigma}-\partial_\nu\Gamma^\rho{}_{\mu\sigma}+\Gamma\Gamma-\Gamma\Gamma は、Christoffel 記号そのものはテンソルでないのに (1,3)(1,3) 型テンソルになる。

平らな空間では、どんな曲線座標で書いても Riemann テンソルは 0 であり、逆に Riemann テンソルが 0 なら計量を定数にする座標がとれる。加速する座標の見かけの重力は Christoffel 記号を 0 でなくするが、曲率は 0 のままである。小さな平行四辺形に沿って平行移動すると、ベクトルは −RρσμνVσδaμδbν-R^\rho{}_{\sigma\mu\nu}V^\sigma\delta a^\mu\delta b^\nu だけずれ、第8章で見た「回転の角が面積に比例する」性質はこの式に含まれる。

隣り合う測地線の間隔は、測地線偏差の方程式 D2ξρ/dτ2=RρσμνuσuμξνD^2\xi^\rho/\mathrm{d}\tau^2=R^\rho{}_{\sigma\mu\nu}u^\sigma u^\mu\xi^\nu に従って変わる。静的で弱い重力の場では c2Ri0j0=∂i∂jΦc^2R^i{}_{0j0}=\partial_i\partial_j\Phi となり、この方程式は第7章の Newton の潮汐力の式に戻る。等価原理で消せる重力の場は Γ\Gamma に、消せない潮汐力は Riemann テンソルに対応する。恒星質量のブラックホールでは地平面の手前で潮汐が地表の重力の 10710^7 倍を超えるが、銀河中心のブラックホールでは地平面でも 10−410^{-4} 倍程度であることを見積もった。

Riemann テンソルは、2つの組の反対称性・組の入れ替えの対称性・第1 Bianchi 恒等式を満たし、独立な成分は n2(n2−1)/12n^2(n^2-1)/12 個、4次元で 20 個である。これは第8章で数えた消せない計量の2階微分の数と一致する。

1番目と3番目の添字を縮約して Ricci テンソル RμνR_{\mu\nu}、さらに計量で縮約してスカラー曲率 RR を作った。弱い場では R00=∇2Φ/c2=4πGρm/c2R_{00}=\nabla^2\Phi/c^2=4\pi G\rho_{\mathrm m}/c^2 で、Ricci テンソルは物質の密度と、自由粒子の雲の体積の縮み方に結びついている。第2 Bianchi 恒等式を2回縮約すると、Einstein テンソル Gμν=Rμν−12gμνRG_{\mu\nu}=R_{\mu\nu}-\frac12g_{\mu\nu}R の発散が恒等的に 0 になる。

最後に、半径 aa の球面で曲率を計算した。Riemann テンソルは Rθφθφ=sin⁡2θR^\theta{}_{\varphi\theta\varphi}=\sin^2\theta である。Ricci テンソルは Rμν=gμν/a2R_{\mu\nu}=g_{\mu\nu}/a^2、スカラー曲率は 2/a22/a^2 である。

2次元では Riemann テンソルが Gauss 曲率 K=R/2K=R/2 だけで決まり、Einstein テンソルは恒等的に 0 である。平行移動の回転が K×(面積)K\times(\text{面積}) になることを極冠と八分円の三角形で確かめ、経線どうしの間隔が測地線偏差の方程式に従って cos⁡(s/a)\cos(s/a) の形で縮んで北極で交わることを示した。

第11章では、重力の場の方程式の左辺に、ここで作った Einstein テンソルを置く。縮約した Bianchi 恒等式 ∇μGμν=0\nabla^\mu G_{\mu\nu}=0 は、物質のエネルギー運動量の保存則 ∇μTμν=0\nabla_\mu T^{\mu\nu}=0 と両立する条件になる。弱い場の R00=4πGρm/c2R_{00}=4\pi G\rho_{\mathrm m}/c^2 は、Einstein 方程式の比例係数を Newton の重力に合わせるときに使う。

第12章では、Ricci テンソルが 0 になる球対称の時空として Schwarzschild 解を求め、そこでも Riemann テンソルは 0 でなく潮汐力が残ることを使う。第13章の重力波は、真空中で Ricci テンソルが 0 のまま伝わる Riemann テンソルの波である。

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