応用数学入門 第2章 §2.1 ★★★ 基本積分 ∮(z−a)−ndz と積分公式・高階公式
複素積分 ∫Cf(z)dz は経路 C に沿う線積分である。正則関数に対しては、その値が経路の連続変形で不変になるという著しい性質をもつ。
要点
Cauchy の積分定理。f が単連結領域 D で正則なら、D 内の任意の閉曲線 C について
∮Cf(z)dz=0.
Cauchy の積分公式。f が C の内部で正則、a が内部の点なら
f(a)=2πi1∮Cz−af(z)dz,f(n)(a)=2πin!∮C(z−a)n+1f(z)dz.
積分公式の核心は、正則関数の内部の値が境界上の値だけで決まることである。これは実関数にはない剛性で、「正則関数はあまりに整いすぎている」ことの表れである。証明の要は基本積分
∮∣z−a∣=r(z−a)ndz={2πi,0,n=1,n∈Z, n=1,(2.3)
であり、z−a=reiθ と置けば直ちに確かめられる。留数定理はこの一般化に他ならない。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com