応用数学入門 第9章 §9.2 ★★ 係数を「射影」で取り出す土台。ここが分かれば係数公式は自明。
区間 [−T/2,T/2](長さ T の任意の一周期でよい)上での積分を考える。基本となるのは次の公式群である。m,n を非負整数として、
∫−T/2T/2cos(mω0t)cos(nω0t)dt∫−T/2T/2sin(mω0t)sin(nω0t)dt∫−T/2T/2cos(mω0t)sin(nω0t)dt=⎩⎨⎧0T/2T(m=n)(m=n=0)(m=n=0)={0T/2(m=n)(m=n=0)=0(すべての m,n).
これらは積和公式(例えば cosAcosB=21[cos(A−B)+cos(A+B)])を使えば直ちに確かめられる。要点を言葉にすると:
落とし穴
直交性の意味.異なる振動数の波どうしを掛けて一周期で積分すると、きっかり打ち消し合って 0 になる。同じ振動数どうしのときだけ積分が生き残る。これは、ベクトルの内積で「異なる座標軸は直交するから内積が 0」というのと完全に同じ構図である。三角関数の族{1,cosω0t,sinω0t,cos2ω0t,…} は、関数を成分とみなす「無限次元ベクトル空間」の直交基底になっている。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com