応用数学入門 第12章 §12.1 ★★★ 「変換 → 代数 → 逆変換」の三段。微分則が初期条件を自動で取り込む。
ラプラス変換の真価は微分方程式を解くときに現れる。微分則が微分を代数演算に変えるので、「変換 → 代数的に解く → 逆変換」の三段で答えが出る。まず常微分方程式で流れをつかみ、次に偏微分方程式(熱伝導)へ進んで演習 11.3 を解く。
方針は単純である。
- Step 1. 方程式の両辺をラプラス変換する。微分則により初期条件が自動的に式へ入る。
- Step 2. F(s) について代数的に解く(ただの割り算)。
- Step 3. 部分分数分解して逆変換し、f(t) を得る。
例題 4.1(減衰振動(過減衰) ★★★)
オリジナルf′′+3f′+2f=0、f(0)=1, f′(0)=0 を解け。
解答
両辺を変換。L[f′′]=s2F−sf(0)−f′(0)=s2F−s、L[f′]=sF−f(0)=sF−1。よって
(s2F−s)+3(sF−1)+2F=0 ⟹ (s2+3s+2)F=s+3 ⟹ F=(s+1)(s+2)s+3.
部分分数分解 F=s+12−s+21 を逆変換して
f(t)=2e−t−e−2t.
(f(0)=2−1=1、f′(0)=−2+2=0 と初期条件を満たす。)
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com