Rutherford 極限とスピン因子の意味
AI 生成・木下が未勉強
場の量子論入門 第5部 第6章 §5.6.3 ★★ 非相対論極限で古典公式に戻る。高速では後方散乱が抑制される
(非相対論的な電子)では括弧の中が1になり、 として
となる()。これは Rutherford の散乱公式そのものであり、 という特徴的な角度依存性を持つ(検算 検算スクリプト)。Rutherford が金箔での 粒子散乱から原子核の存在を結論した実験の理論式が、QED の外場近似の非相対論極限として再現された。前方()で発散するのはCoulomb 力が長距離であることの表れであり、遮蔽(例題 5.6.1 の )を入れれば有限になる。
スピンの効果は因子 に集約される。この因子は が大きいほど、また が1に近いほど断面積を減らす。極限 では
となり、真後ろ()への散乱が完全に禁止される。理由はヘリシティの保存である。質量ゼロの極限では電子のヘリシティ(運動量方向へのスピン射影)が相互作用で保存される。スピンを持たない静的な Coulomb 場はスピンの向きを変えられないので、電子のスピンの向きは散乱の前後で変わらない。真後ろに跳ね返る場合、運動量の向きが逆転するのにスピンの向きが変わらないなら、ヘリシティが反転してしまう。これは許されないので、後方散乱の振幅がゼロになる。質量 が有限だとヘリシティは厳密には保存せず、 の分だけ後方散乱が復活する。この構造が因子 の中身である。
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