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この章のまとめ

2026年10月15日3分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第6章 磁性体

AI 生成・木下が未勉強

電磁気学入門 第6章 §6.5

物質の磁性は、原子の中を回る電子の軌道運動とスピンがつくる微小な磁気モーメントから始まる。第5章 §5.5 の μ=−e2meL\bm{\mu}=-\frac{e}{2m_{\mathrm e}}\bm{L} がそれで、単位は Bohr 磁子 μB\mu_{\mathrm B} である。その単位体積あたりの和が磁化 M\bm{M} である。

§6.1 では、磁化した物体の磁束密度が、体積電流 ∇×M\nabla\times\bm{M} と表面電流 M×n\bm{M}\times\bm{n} の磁束密度に等しいことを示した(定理 6.3)。根拠は、双極子のベクトルポテンシャルの重ね合わせである。一様に磁化した球の内部の磁束密度 23μ0M\frac23\mu_0\bm{M} は、この定理の最初の応用である。

§6.2 では、磁化電流を Ampère の法則に繰り込んで H=B/μ0−M\bm{H}=\bm{B}/\mu_0-\bm{M} を定義し、∇×H=Jf\nabla\times\bm{H}=\bm{J}_{\mathrm f} を得た。磁場の回転の源は自由電流だけだが、発散 −∇⋅M-\nabla\cdot\bm{M} は残るので、永久磁石の内部では反磁場が現れる。線形な物質では B=μH\bm{B}=\mu\bm{H} と書ける。境界では、BnB_n と(自由電流が無ければ)磁場の接線成分が連続になる。

この2つの条件から、磁束線の屈折則 tan⁡θ1/tan⁡θ2=μ1/μ2\tan\theta_1/\tan\theta_2=\mu_1/\mu_2 が出る。磁気スカラーポテンシャルを使えば、磁性体の球や球殻の問題を誘電体と同じ方法で解くことができた。

§6.3 では、磁化率の符号と温度依存性を3つの機構に分けた。

  • 反磁性(負・温度によらない):軌道の角速度が、磁場によって eB/(2me)eB/(2m_{\mathrm e}) だけ変わることから生じる。
  • 常磁性(Curie の法則 C/TC/T):永久磁気モーメントの整列と熱運動の競合から生じる。
  • 強磁性:Weiss の分子場近似は、磁気モーメントどうしの強い相互作用を有効磁場 λM\lambda\bm{M} で表す。Curie 温度より下の自発磁化と、その上での Curie–Weiss の法則 C/(T−TC)C/(T-T_{\mathrm C}) が導かれる。分子場の大きさは双極子の磁場の 10410^4 倍に達し、その起源は量子力学の交換相互作用である。

実際の強磁性体は磁区に分かれ、磁壁の不可逆な移動がヒステリシスを生む。

§6.4 では、透磁率の大きな鉄心が磁束を閉じ込めることを使い、磁気回路の方法を導いた。磁束を、起磁力 NINI と磁気抵抗 ℓ/(μA)\ell/(\mu A) から電気回路と同じ形で求める。空隙は小さくても磁気抵抗の大部分を占めるので、磁束はほぼ μ0NI/g\mu_0NI/g で決まる。

第7章では、磁束が時間変化するときの電磁誘導を扱う。この章の磁気回路の磁束を使うと、空隙のある鉄心に巻いたコイルの自己インダクタンスは N2/RN^2/\mathcal R で求まる(例題 6.7 の値で 0.11 H)。ヒステリシス曲線の面積が損失になることも、エネルギーの式から示される。

第8章では、∇×H=Jf\nabla\times\bm{H}=\bm{J}_{\mathrm f} に変位電流を加えて物質中の Maxwell 方程式とする。第9章では、透磁率が屈折率 n=εrμrn=\sqrt{\varepsilon_{\mathrm r}\mu_{\mathrm r}} に入る。

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