tecktom.com

方程式をほとんど使わずに大きな結論を出す例

2026年10月15日2分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第4章 何がわかるのか:力学の例
目次
  1. 爆発のエネルギーを写真から見積もる
  2. 原子の大きさ
  3. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

次元解析入門 第4章 §4.5 ★ 次元解析がどう使われてきたかの例。この方法の力がよく分かる

爆発のエネルギーを写真から見積もる

1945年、アメリカは最初の原爆実験を行い、のちに火球が広がっていく様子の連続写真を公開した。爆発のエネルギーは機密だったが、イギリスの物理学者 G. I. テイラーは1950年に、写真だけからそれを見積もる論文を発表した。

爆発の直後、火球の半径 RR は、時刻 tt、放出されたエネルギー EE、まわりの空気の密度 ρ\rho で決まると考える(火球の中の圧力は大気圧よりはるかに大きいので、大気圧は関係しないとする)。4つの量 R,E,t,ρR,E,t,\rho の次元は L, ML2T−2, T, ML−3\mathsf{L},\ \mathsf{M}\mathsf{L}^2\mathsf{T}^{-2},\ \mathsf{T},\ \mathsf{M}\mathsf{L}^{-3}、次元行列の階数は3なので、無次元量は1個で、

Π=ρR5Et2,R=C(Et2ρ)1/5\Pi = \frac{\rho R^5}{E t^2},\qquad R = C\left(\frac{E t^2}{\rho}\right)^{1/5}

となる。半径は時刻の 2/52/5 乗で広がり、写真の RR と tt を読めば E≈ρR5/t2E\approx\rho R^5/t^2 が分かる。t=25t=25 ms で R≈140R\approx140 m と読むと、ρ=1.2 kg/m3\rho=1.2\ \mathrm{kg/m^3}、C=1C=1 として E≈1×1014E\approx1\times10^{14} J、TNT 火薬に換算して約25キロトンになる。テイラーが流体の方程式から CC を求めて出した見積もりは約17キロトン、後に公表された値は約20キロトンとされ、次元解析だけで桁まで正しい値が出ている。

原子の大きさ

水素原子の大きさを決める量として、電子の質量 mm、電子と陽子の間のクーロン力の強さe′2=e2/(4πε0)e'^2=e^2/(4\pi\varepsilon_0)(次元 ML3T−2\mathsf{M}\mathsf{L}^3\mathsf{T}^{-2}。e′2/r2e'^2/r^2 が力になる)を考える。この2つだけでは長さを作れない(mm だけが M\mathsf{M} を持ち、e′2e'^2 だけでは T\mathsf{T} を消せない)。古典力学の範囲では、原子に決まった大きさがないことになる。

量子力学のプランク定数 ℏ\hbar(次元 ML2T−1\mathsf{M}\mathsf{L}^2\mathsf{T}^{-1})を加えると、量は a,ℏ,m,e′2a,\hbar,m,e'^2 の4つ、階数3で無次元量が1個でき、

a=C ℏ2me′2a = C\,\frac{\hbar^2}{m e'^2}

となる。C=1C=1 とおいた値 ℏ2/(me′2)=0.529\hbar^2/(me'^2)=0.529 Å はボーア半径そのものであり、エネルギーの目安 e′2/a=27.2e'^2/a=27.2 eV は水素原子のイオン化エネルギー 13.6 eV の2倍にあたる。原子に大きさがあることは、量子力学(ℏ\hbar)が必要であることの次元からの証拠になっている。

木下の勉強ステータス

木下はまだこの記事を勉強していません。

AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com

← AI生成教科書『基礎理論』の記事一覧へ