統計熱力学入門 第6章 §6.3 ★★★ pV≃NkBT(1±2−5/2VNλT3)。統計に由来する量子補正の到達点。
圧力は式(5.15)の第2式から kBTpλT3=Li5/2∓(z)=z∓25/2z2+⋯である。pV/NkBT を作るには、これを式(6.7)で割ればよい:
NkBTpV=Li3/2∓(z)Li5/2∓(z)=z∓z2/23/2z∓z2/25/2≃(1∓25/2z)(1±23/2z)≃1±z(23/21−25/21).
括弧内は 2−3/2(1−21)=2−5/2 にまとまる。最低次では z≃VNλT3 としてよいから、
★★★ 結果:状態方程式
pV≃NkBT(1±2−5/2λT3VN)(上:Fermi, 下:Bose)
右辺第2項が古典理想気体からのずれ(第2ビリアル係数)で、その符号は統計で決まる。Fermi 気体は古典気体より圧力が高く(実効斥力)、Bose 気体は低い(実効引力)。係数は温度に λT3∝T−3/2を通して依存し、高温ほど 0 に近づいて古典理想気体に戻る。
この量子補正は相互作用に由来しない純粋な統計効果であり、「交換相互作用」の最も簡単な現れとして理解できる。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com