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保存量と Killing ベクトル

2026年10月15日16分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第9章 測地線
目次
  1. 循環座標と保存量
  2. Killing ベクトル
  3. Killing ベクトルから作る保存量
  4. 静的な時空のエネルギーと軸対称な時空の角運動量
  5. 平らな時空の Killing ベクトル
  6. 確認テスト
  7. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

相対論入門 第9章 §9.3 ★★★ 計量の対称性ごとに、測地線に沿って保存する量が1つずつある。静的ならエネルギー、軸対称なら角運動量

循環座標と保存量

Newton 力学では、ポテンシャルが時刻によらなければエネルギーが保存し、ある軸のまわりの回転で変わらなければその軸のまわりの角運動量が保存する。測地線の運動でも同じことが起こる。もっとも簡単な場合は、(9.10) からすぐに読み取ることができる。

命題 9.6(循環座標の保存量 ★★★)

ある座標系で、計量のすべての成分が1つの座標 xkx^k によらない(∂kgμν=0\partial_kg_{\mu\nu}=0)とする。このとき次が成り立つ。

  1. (i) 時間的測地線に沿って

uk=gkνuνu_k=g_{k\nu}u^\nu

は一定である。2. (ii) 光的測地線でも、アフィン径数の接ベクトル kμ=dxμ/dλk^\mu=\mathrm{d} x^\mu/\mathrm{d}\lambda をとると、その成分 kk=gkνkνk_k=g_{k\nu}k^\nu は一定である。

証明

(9.10) の右辺の α=k\alpha=k 成分 12∂kgμνuμuν\frac12\partial_kg_{\mu\nu}u^\mu u^\nu は0である。したがって duk/dτ=0\mathrm{d} u_k/\mathrm{d}\tau=0 である。光的測地線では、§9.1 の導出で固有時をアフィン径数 λ\lambda に取り替えて同じ計算をする((9.9) の左辺から測地線の方程式までの変形は径数の名前によらない)。すると

dkαdλ=12∂αgμνkμkν\frac{d k_\alpha}{d \lambda}=\frac12\partial_\alpha g_{\mu\nu}k^\mu k^\nu

が成り立つので、同じ結論を得る。

この命題は便利だが、座標の選び方に頼っている。たとえば平らな時空の xx 方向の並進の対称性は、直交座標では xx が循環座標になるのですぐ分かる。しかし極座標では、計量がどの座標にもよらない形にはならない(gφφ=−r2g_{\varphi\varphi}=-r^2 が rr による)。対称性を座標によらない形で表すために、ベクトル場の言葉に書き直す。

Killing ベクトル

定義 9.7(Killing ベクトル)

ベクトル場 ξμ(x)\xi^\mu(x) が

∇μξν+∇νξμ=0(ξμ=gμνξν)(9.16)\nabla_\mu\xi_\nu+\nabla_\nu\xi_\mu=0\qquad(\xi_\mu=g_{\mu\nu}\xi^\nu)\tag{9.16}

を満たすとき、ξμ\xi^\mu を Killing ベクトルと呼び、(9.16) を Killing 方程式と呼ぶ。名前は W. Killing に由来する。

Killing 方程式の意味は、次の補題で座標の成分に書き直すと分かる。

補題 9.8(Killing 方程式の成分の形 ★★)

任意のベクトル場 ξμ\xi^\mu について

∇μξν+∇νξμ=ξλ∂λgμν+gλν∂μξλ+gμλ∂νξλ(9.17)\nabla_\mu\xi_\nu+\nabla_\nu\xi_\mu=\xi^\lambda\partial_\lambda g_{\mu\nu}+g_{\lambda\nu}\partial_\mu\xi^\lambda+g_{\mu\lambda}\partial_\nu\xi^\lambda\tag{9.17}

が成り立つ。とくに、ある座標 xkx^k の方向の定数ベクトル場 ξμ=δμk\xi^\mu=\delta^\mu{}_k について、次の2つは同値である。

  1. (i) ξ=∂k\xi=\partial_k が Killing ベクトルである。
  2. (ii) 計量がその座標によらない(∂kgμν=0\partial_kg_{\mu\nu}=0)。
証明

(9.2) のコベクトルの共変微分と ξν=gνλξλ\xi_\nu=g_{\nu\lambda}\xi^\lambda から

∇μξν=∂μ(gνλξλ)−Γσμνgσλξλ=∂μgνλ ξλ+gνλ∂μξλ−Γλμνξλ\nabla_\mu\xi_\nu=\partial_\mu\bigl(g_{\nu\lambda}\xi^\lambda\bigr)-\Gamma^\sigma{}_{\mu\nu}g_{\sigma\lambda}\xi^\lambda =\partial_\mu g_{\nu\lambda}\,\xi^\lambda+g_{\nu\lambda}\partial_\mu\xi^\lambda-\Gamma_{\lambda\mu\nu}\xi^\lambda

である。ここで添字を下げた Christoffel 記号を

Γλμν≡gλσΓσμν=12(∂μgλν+∂νgλμ−∂λgμν)\Gamma_{\lambda\mu\nu}\equiv g_{\lambda\sigma}\Gamma^\sigma{}_{\mu\nu}=\frac12(\partial_\mu g_{\lambda\nu}+\partial_\nu g_{\lambda\mu}-\partial_\lambda g_{\mu\nu})

と書いた(後ろの2つの添字について対称)。添字 μ\mu と ν\nu を入れ替えた式と足すと、Christoffel 記号の項は

−2Γλμνξλ=−(∂μgλν+∂νgλμ−∂λgμν)ξλ-2\Gamma_{\lambda\mu\nu}\xi^\lambda=-(\partial_\mu g_{\lambda\nu}+\partial_\nu g_{\lambda\mu}-\partial_\lambda g_{\mu\nu})\xi^\lambda

になる。したがって

∇μξν+∇νξμ=(∂μgνλ+∂νgμλ)ξλ+gνλ∂μξλ+gμλ∂νξλ−(∂μgλν+∂νgλμ−∂λgμν)ξλ.\nabla_\mu\xi_\nu+\nabla_\nu\xi_\mu =\bigl(\partial_\mu g_{\nu\lambda}+\partial_\nu g_{\mu\lambda}\bigr)\xi^\lambda+g_{\nu\lambda}\partial_\mu\xi^\lambda+g_{\mu\lambda}\partial_\nu\xi^\lambda -\bigl(\partial_\mu g_{\lambda\nu}+\partial_\nu g_{\lambda\mu}-\partial_\lambda g_{\mu\nu}\bigr)\xi^\lambda .

計量の対称性で ∂μgνλ=∂μgλν\partial_\mu g_{\nu\lambda}=\partial_\mu g_{\lambda\nu} なので、最初の括弧と最後の括弧の初めの2項が打ち消し、(9.17) が残る。定数ベクトル場 ξμ=δμk\xi^\mu=\delta^\mu{}_k なら微分の項が消え、右辺は ∂kgμν\partial_kg_{\mu\nu} だけになる。

(9.17) の右辺は、計量を ξ\xi の向きに無限小だけずらしたときの計量の成分の変化を表す。正確には、座標を xμ→xμ−ϵξμx^\mu\to x^\mu-\epsilon\xi^\mu と変換したときの計量の変化を、ϵ\epsilon で割ったものである。したがって Killing ベクトルは「その向きに時空をずらしても計量が変わらない」向き、すなわち計量の対称性の向きを表す。座標 xkx^k が循環座標であることは、その特別な場合 ξ=∂k\xi=\partial_k にあたる。

Killing ベクトルから作る保存量

定理 9.9(Killing ベクトルの保存量 ★★★)

ξμ\xi^\mu を Killing ベクトルとする。

  1. (i) 時間的測地線に沿って ξμuμ\xi_\mu u^\mu は一定である。
  2. (ii) 光的測地線では、アフィン径数の接ベクトル kμk^\mu について ξμkμ\xi_\mu k^\mu が一定である。
証明

Q=ξμuμQ=\xi_\mu u^\mu を測地線に沿って微分する。使うのは次の2式である。

dξμdτ=uν∂νξμ,duμdτ=−Γμαβuαuβ(測地線の方程式)\frac{d \xi_\mu}{d \tau}=u^\nu\partial_\nu\xi_\mu,\qquad \frac{d u^\mu}{d \tau}=-\Gamma^\mu{}_{\alpha\beta}u^\alpha u^\beta\quad(\text{測地線の方程式})

これらを使うと

dQdτ=uνuμ∂νξμ−ξλΓλνμuνuμ=uνuμ(∂νξμ−Γλνμξλ)=uνuμ ∇νξμ\frac{d Q}{d \tau}=u^\nu u^\mu\partial_\nu\xi_\mu-\xi_\lambda\Gamma^\lambda{}_{\nu\mu}u^\nu u^\mu =u^\nu u^\mu\bigl(\partial_\nu\xi_\mu-\Gamma^\lambda{}_{\nu\mu}\xi_\lambda\bigr)=u^\nu u^\mu\,\nabla_\nu\xi_\mu

となる(2つ目の項で和の添字の名前を付け替えた)。uνuμu^\nu u^\mu は2つの添字について対称なので、∇νξμ\nabla_\nu\xi_\mu の対称部分だけが残る。

dQdτ=12uνuμ(∇νξμ+∇μξν)=0\frac{d Q}{d \tau}=\frac12u^\nu u^\mu\bigl(\nabla_\nu\xi_\mu+\nabla_\mu\xi_\nu\bigr)=0

である。光的測地線でも u→ku\to k、τ→λ\tau\to\lambda として同じ計算が成り立つ。

これは Noether の定理の測地線版である(作用の対称性から保存量を作る形は虎の巻『解析力学から様々な理論分野を組み立てる』第2部第12章)。ξ=∂k\xi=\partial_k のときは ξμuμ=gkμuμ=uk\xi_\mu u^\mu=g_{k\mu}u^\mu=u_k となり、命題 9.6 に戻る。

静的な時空のエネルギーと軸対称な時空の角運動量

エネルギー 計量が時刻によらないとき、ξ=∂0\xi=\partial_0 は Killing ベクトルである。成分は ξμ=δμ0\xi^\mu=\delta^\mu{}_0 で、x0=ctx^0=ct である。質量 mm の粒子について

E≡mc ξμuμ=mc g0μuμ(9.18)E\equiv mc\,\xi_\mu u^\mu=mc\,g_{0\mu}u^\mu\tag{9.18}

を、この時空での粒子のエネルギーと定義する。静的な計量(g0i=0g_{0i}=0)では u0=c dt/dτu^0=c\,\mathrm{d} t/\mathrm{d}\tau なので

E=mc2 g00dtdτ(9.19)E=mc^2\,g_{00}\frac{d t}{d \tau}\tag{9.19}

である。平らな時空では E=mc2 dt/dτ=γumc2E=mc^2\,\mathrm{d} t/\mathrm{d}\tau=\gamma_umc^2 となり、第5章のエネルギーに一致する。弱い場では (9.15) から

dtdτ≃1−Φc2+v22c2\frac{d t}{d \tau}\simeq1-\frac{\Phi}{c^2}+\frac{v^2}{2c^2}

なので

E≃mc2(1+2Φc2)(1−Φc2+v22c2)≃mc2+12mv2+mΦ(9.20)E\simeq mc^2\Bigl(1+\frac{2\Phi}{c^2}\Bigr)\Bigl(1-\frac{\Phi}{c^2}+\frac{v^2}{2c^2}\Bigr)\simeq mc^2+\frac12mv^2+m\Phi\tag{9.20}

となり、静止エネルギーに Newton 力学の力学的エネルギーを足したものになる(確認テスト 9.2-3 も参照)。

角運動量 計量が方位角 φ\varphi によらないとき、ξ=∂φ\xi=\partial_\varphi は Killing ベクトルである。たとえば平らな時空を球座標で書くと

ds2=c2dt2−dr2−r2(dθ2+sin⁡2θ dφ2)\mathrm{d} s^2=c^2\mathrm{d} t^2-\mathrm{d} r^2-r^2(\mathrm{d}\theta^2+\sin^2\theta\,\mathrm{d}\varphi^2)

で、gφφ=−r2sin⁡2θg_{\varphi\varphi}=-r^2\sin^2\theta である。したがって

ℓ≡−m ξμuμ=−m gφφuφ=mr2sin⁡2θ dφdτ(9.21)\ell\equiv-m\,\xi_\mu u^\mu=-m\,g_{\varphi\varphi}u^\varphi=mr^2\sin^2\theta\,\frac{d \varphi}{d \tau}\tag{9.21}

が保存する。符号は、計量の空間部分が負であることを打ち消して、ふつうの角運動量の向きに合わせるために付けた。

dφ/dτ=γudφ/dt\mathrm{d}\varphi/\mathrm{d}\tau=\gamma_u\mathrm{d}\varphi/\mathrm{d} t なので、これは相対論的な角運動量 γumr2sin⁡2θ φ˙\gamma_umr^2\sin^2\theta\,\dot\varphi である。第12章では Schwarzschild 時空の Killing ベクトル ∂t\partial_t と ∂φ\partial_\varphi を使う。そこから作ったエネルギーと角運動量の2つの保存量で、軌道の問題を1次元の問題に帰着させる。

平らな時空の Killing ベクトル

平らな時空の慣性系では Γ=0\Gamma=0 なので、Killing 方程式は ∂μξν+∂νξμ=0\partial_\mu\xi_\nu+\partial_\nu\xi_\mu=0 である。この解は次の10個の線形結合で尽くされる。

  • 並進 ξμ=δμα\xi^\mu=\delta^\mu{}_\alpha(α=0,1,2,3\alpha=0,1,2,3 の4個):保存量は4元運動量の成分。
  • 回転 xi∂j−xj∂ix^i\partial_j-x^j\partial_i(3個):保存量は角運動量。
  • ブースト x0∂i+xi∂0x^0\partial_i+x^i\partial_0(3個):保存量は「エネルギーの重心」の運動(例題 9.3)。

nn 次元の時空の Killing ベクトルは高々 n(n+1)/2n(n+1)/2 個で、平らな時空はその上限(4次元で10個)に達している。この上限の証明は Killing ベクトルの2階微分が曲率で決まることを使うので、第10章の曲率を学んだあとに微分幾何の本で確かめるとよい。曲がった時空では一般に Killing ベクトルは少なくなり、Schwarzschild 時空では時間の並進1個と回転3個の計4個である。

例題 9.3 ブーストの Killing ベクトルとエネルギーの重心 ★★

オリジナル平らな時空の慣性系で、ベクトル場 ξμ=(x1,x0,0,0)\xi^\mu=(x^1,x^0,0,0) を考える。すなわち ξ=x1∂0+x0∂1\xi=x^1\partial_0+x^0\partial_1 である。

  1. ξμ\xi^\mu が Killing 方程式を満たすことを示せ。
  2. 質量 mm の自由粒子の4元運動量を pμ=muμ=(E/c,p)p^\mu=mu^\mu=(E/c,\bm{p}) とする。保存量 Q=ξμpμQ=\xi_\mu p^\mu を、粒子の時刻・位置・エネルギー・運動量 pxp_x で表せ。
  3. 互いに衝突する粒子の集まりを考える(衝突は1点で起こり、そこで全4元運動量が保存する)。エネルギーで重みをつけた重心を

XE=∑aEaxa∑aEaX_E=\frac{\sum_aE_ax_a}{\sum_aE_a}

とする。各粒子の QQ の和が保存することを使い、この重心が速度 c2Px/E全c^2P_x/E_{\text{全}} の等速運動をすることを示せ。

解答
  1. 添字を下げると ξμ=ημνξν=(x1,−x0,0,0)\xi_\mu=\eta_{\mu\nu}\xi^\nu=(x^1,-x^0,0,0) である。偏微分が0でないのは ∂1ξ0=1\partial_1\xi_0=1 と ∂0ξ1=−1\partial_0\xi_1=-1 だけなので、

∂0ξ1+∂1ξ0=−1+1=0\partial_0\xi_1+\partial_1\xi_0=-1+1=0

である。ほかの組み合わせは両方とも0である。したがって Killing 方程式 ∂μξν+∂νξμ=0\partial_\mu\xi_\nu+\partial_\nu\xi_\mu=0 がすべての成分で成り立つ。2. 保存量は

Q=ξμpμ=x1p0−x0p1=x Ec−ct pxQ=\xi_\mu p^\mu=x^1p^0-x^0p^1=x\,\frac{E}{c}-ct\,p_x

である。自由粒子ではエネルギーと運動量が一定なので、QQ が一定であることは

x(t)=c2pxE t+cQEx(t)=\frac{c^2p_x}{E}\,t+\frac{cQ}{E}

と同じで、速度 c2px/E=uxc^2p_x/E=u_x(第5章 §5.2)の等速直線運動を表す。1個の自由粒子については新しい情報はない。3. 同じ時刻 tt での和をとると

Q全=∑aQa=1c∑aEaxa−ct PxQ_{\text{全}}=\sum_aQ_a=\frac1c\sum_aE_ax_a-ct\,P_x

である。これが保存することを、衝突のあいだと衝突の瞬間に分けて確かめる。

  • 衝突と衝突のあいだは、各 QaQ_a が一定である。
  • 衝突の瞬間には、衝突する粒子は同じ位置 xa=x∗x_a=x_* にある。その粒子たちの QQ の和は

x∗c∑E−ct∑px\frac{x_*}{c}\sum E-ct\sum p_x

で、衝突の前後でエネルギーと運動量の和が保存するので変わらない。

したがって Q全Q_{\text{全}} は保存する。全エネルギー E全=∑EaE_{\text{全}}=\sum E_a と全運動量 PxP_x も保存するので

XE=∑aEaxaE全=c2PxE全 t+cQ全E全X_E=\frac{\sum_aE_ax_a}{E_{\text{全}}}=\frac{c^2P_x}{E_{\text{全}}}\,t+\frac{cQ_{\text{全}}}{E_{\text{全}}}

で、XEX_E は速度 c2Px/E全c^2P_x/E_{\text{全}} の等速運動をする。これは第5章 §5.3 の重心系の速度 βcm=Pc/E全\beta_{\mathrm{cm}}=Pc/E_{\text{全}} に光速を掛けたものである。Newton 力学で質量の重心が等速運動するという定理の相対論版で、重みが質量でなくエネルギーになっている。

確認テスト

オリジナル

  1. 9.3-1 平らな時空を円柱座標で書いた線素

ds2=c2dt2−dr2−r2dφ2−dz2\mathrm{d} s^2=c^2\mathrm{d} t^2-\mathrm{d} r^2-r^2\mathrm{d}\varphi^2-\mathrm{d} z^2

を考える。計量の形から読み取れる Killing ベクトルを3つ挙げ、それぞれの保存量を質量と座標の微分で書け。∂r\partial_r が Killing ベクトルでない理由も述べよ。2. 9.3-2 半径 aa の球面 a2(dθ2+sin⁡2θ dφ2)a^2(\mathrm{d}\theta^2+\sin^2\theta\,\mathrm{d}\varphi^2) で、次のベクトル場を考える。

ξ=−sin⁡φ ∂θ−cot⁡θcos⁡φ ∂φ\xi=-\sin\varphi\,\partial_\theta-\cot\theta\cos\varphi\,\partial_\varphi

これが Killing ベクトルであることを補題 9.8 の形で確かめよ。また弧長 ss を径数とする測地線に沿った保存量 ξμx˙μ\xi_\mu\dot x^\mu を、角度とその微分で書け。3. 9.3-3 地表(Φ=0\Phi=0 とする)から真上へ高さ h=22.5 mh=22.5\,\mathrm m の所に静止した受信器へ光を送る。§9.4 の結果 (9.24) を先取りして、静止した観測者どうしの振動数の比 ω受/ω発\omega_{\text{受}}/\omega_{\text{発}} が1からずれる量を求めよ。重力加速度は g=9.81 m/s2g=9.81\,\mathrm{m/s^2} とする。4. 9.3-4 Killing ベクトルは発散が0(∇μξμ=0\nabla_\mu\xi^\mu=0)であることを示せ。例題 9.3 の ξ\xi で直接確かめよ。5. 9.3-5 平らな時空の慣性系で、zz 軸まわりの回転 ξ=−x2∂1+x1∂2\xi=-x^2\partial_1+x^1\partial_2 を考える。これが Killing ベクトルであることを示せ。また保存量 −m ξμuμ-m\,\xi_\mu u^\mu が、この軸のまわりの相対論的な角運動量 γum(xvy−yvx)\gamma_um(xv_y-yv_x) になることを確かめよ。

木下の勉強ステータス

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