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検定と推定の復習

2026年10月15日16分で読めますAI生成教科書『資格試験』第1章 イントロダクション
目次
  1. 正規母集団からの標本分布
  2. 検定の考え方
  3. 正規母集団の検定と区間推定
  4. 2つの母平均の比較と分散分析とのつながり
  5. 確認テスト
  6. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

実験計画法 第1章 §1.2 ★★ 正規母集団の tt 分布・カイ二乗分布・FF 分布による検定と区間推定。2群の tt 検定は2水準の分散分析と同じものになる

この節では、第2章以降で分散分析表の検定と推定を組み立てるときに使う結果を、正規母集団に限って整理する。分布の導出そのもの(3つの分布の密度の導出や、標本平均と偏差平方和の独立性の証明)は数理統計の解説の第5章(標本分布)で扱うので、ここでは結果を式の形で書き、それを検定と推定にどう使うかを述べる。

正規母集団からの標本分布

定義 1.4(カイ二乗分布・tt 分布・FF 分布)

  • (i) Z1,…,ZnZ_1,\dots,Z_n が互いに独立に N(0,1)\mathrm{N}(0,1) に従うとする。次の WW の分布をカイ二乗分布と呼ぶ。

W=∑kZk2W=\sum_k Z_k^2

自由度は nn で、χn2\chi^2_n と書く。

  • (ii) Z∼N(0,1)Z\sim\mathrm{N}(0,1) と W∼χn2W\sim\chi^2_n が独立とする。次の TT の分布を tt 分布と呼ぶ。

T=ZW/nT=\frac{Z}{\sqrt{W/n}}

自由度は nn で、tnt_n と書く。

  • (iii) U∼χm2U\sim\chi^2_m と W∼χn2W\sim\chi^2_n が独立とする。次の FF の分布を FF 分布と呼ぶ。

F=U/mW/nF=\frac{U/m}{W/n}

自由度は (m,n)(m,n) で、Fm,nF_{m,n} と書く。

上側 100α%100\alpha\% 点をそれぞれ次のように書く。

χn2(α),tn(α),Fm,n(α)\chi^2_n(\alpha),\qquad t_n(\alpha),\qquad F_{m,n}(\alpha)

正規分布の上側 100α%100\alpha\% 点は zαz_\alpha と書く。

カイ二乗分布の期待値と分散は次のとおりである。

E[χn2]=n,V[χn2]=2nE[\chi^2_n]=n,\qquad V[\chi^2_n]=2n

1個の Z2Z^2 について次が成り立ち、これを独立に nn 個足せばよい。

E[Z2]=1,E[Z4]=3⟹V[Z2]=3−1=2E[Z^2]=1,\quad E[Z^4]=3\quad\Longrightarrow\quad V[Z^2]=3-1=2

定理 1.5(正規標本の標本平均と偏差平方和)

X1,…,XnX_1,\dots,X_n が互いに独立に N(μ,σ2)\mathrm{N}(\mu,\sigma^2) に従うとする。標本平均・偏差平方和・不偏分散を次のように書く。

Xˉ=1n∑kXk,S=∑k(Xk−Xˉ)2,V=Sn−1\bar X=\frac1n\sum_kX_k,\qquad S=\sum_k(X_k-\bar X)^2,\qquad V=\frac{S}{n-1}

このとき次が成り立つ。

  • (i) Xˉ∼N(μ,σ2/n)\bar X\sim\mathrm{N}(\mu,\sigma^2/n)。
  • (ii) S/σ2∼χn−12S/\sigma^2\sim\chi^2_{n-1}。特に E[V]=σ2E[V]=\sigma^2。
  • (iii) Xˉ\bar X と SS は独立。
  • (iv) したがって Xˉ−μV/n∼tn−1\dfrac{\bar X-\mu}{\sqrt{V/n}}\sim t_{n-1}。

(iv) は (i)〜(iii) から次のように出る。次の2つは独立である。

Z=Xˉ−μσ/n∼N(0,1),W=Sσ2∼χn−12Z=\frac{\bar X-\mu}{\sigma/\sqrt n}\sim\mathrm{N}(0,1),\qquad W=\frac{S}{\sigma^2}\sim\chi^2_{n-1}

これを tt 分布の定義に入れると

ZW/(n−1)=Xˉ−μV/n\frac{Z}{\sqrt{W/(n-1)}}=\frac{\bar X-\mu}{\sqrt{V/n}}

となって σ\sigma が約分で消える。tt 統計量が未知の σ\sigma を含まないのはこのためである。分散分析の F0=VA/VeF_0=V_A/V_e が σ2\sigma^2 を含まないのも同じ理由による。

偏差平方和の自由度が nn でなく n−1n-1 になるのは、偏差が次の1本の制約を満たすからである。

∑k(Xk−Xˉ)=0\sum_k(X_k-\bar X)=0

nn 個の偏差のうち n−1n-1 個を決めれば残り1個が決まる。この数え方は、第2章で平方和ごとに自由度を数えるときにそのまま使う。

検定の考え方

帰無仮説 H0H_0 は、検定で否定することを目指す仮説で、「効果が無い」「差が無い」という形をとる。対立仮説 H1H_1 は、H0H_0 が否定されたときに採る仮説である。データから計算する検定統計量について、H0H_0 が正しいときにはめったに出ない値の範囲を棄却域として決めておき、統計量が棄却域に入れば H0H_0 を棄却する。

H0H_0 が正しいのに棄却する確率を有意水準 α\alpha とし、5% や 1% に設定する。H0H_0 が正しくないのに棄却しない誤りを第2種の誤りと呼ぶ。H1H_1 のもとで H0H_0 を棄却する確率を検出力と呼ぶ。

実験計画法の分散分析表では、F0F_0 が5%点を超えたら値に星印を1つ、1%点も超えたら2つ付けて書く慣習がある。1つの「∗*」は有意水準5%で有意、2つの「∗∗**」は有意水準1%で有意と読む。「有意でない」は「H0H_0 が正しいと示された」という意味ではない。効果が誤差に比べて小さいか、繰返しが少なくて検出力が足りなかった可能性が残る。

正規母集団の検定と区間推定

定理 1.5 から、次の手続きが得られる。SS は偏差平方和で、次のように置く。

V=Sn−1,ϕ=n−1V=\frac{S}{n-1},\qquad \phi=n-1

  • 母平均(σ2\sigma^2 未知):H0:μ=μ0H_0:\mu=\mu_0 の検定統計量は

t0=xˉ−μ0V/nt_0=\frac{\bar x-\mu_0}{\sqrt{V/n}}

で、両側検定では ∣t0∣≥tϕ(α/2)|t_0|\ge t_\phi(\alpha/2) のとき棄却する。信頼率 1−α1-\alpha の信頼区間は次のとおり。

xˉ±tϕ(α/2)V/n\bar x\pm t_\phi(\alpha/2)\sqrt{V/n}

  • 母分散:H0:σ2=σ02H_0:\sigma^2=\sigma_0^2 の検定統計量は χ02=S/σ02\chi_0^2=S/\sigma_0^2 である。片側の対立仮説 H1:σ2>σ02H_1:\sigma^2>\sigma_0^2 に対しては、χ02≥χϕ2(α)\chi_0^2\ge\chi^2_\phi(\alpha) のとき棄却する。信頼区間は、次の式を σ2\sigma^2 について解いて得る。

P(χϕ2(1−α/2)≤S/σ2≤χϕ2(α/2))=1−αP\bigl(\chi^2_\phi(1-\alpha/2)\le S/\sigma^2\le\chi^2_\phi(\alpha/2)\bigr)=1-\alpha

これを解くと、信頼区間

Sχϕ2(α/2)≤σ2≤Sχϕ2(1−α/2)(1.5)\frac{S}{\chi^2_\phi(\alpha/2)}\le\sigma^2\le\frac{S}{\chi^2_\phi(1-\alpha/2)}\tag{1.5}

を得る。

信頼区間と検定は表裏の関係にある。次の2つは同値である。

  • 両側検定で H0:μ=μ0H_0:\mu=\mu_0 が有意水準 α\alpha で棄却されない。
  • μ0\mu_0 が信頼率 1−α1-\alpha の信頼区間に入る。

∣t0∣<tϕ(α/2)|t_0|<t_\phi(\alpha/2) を μ0\mu_0 について書き直すと、ちょうど信頼区間の不等式になるからである。

例題 1.2 測定器のばらつきの検定と区間推定 ★★

オリジナルある測定器で同じ標準試料を6回測り、次の値を得た。

10.2, 9.8, 10.1, 9.9, 10.4, 9.610.2,\ 9.8,\ 10.1,\ 9.9,\ 10.4,\ 9.6

測定値は互いに独立に N(μ,σ2)\mathrm{N}(\mu,\sigma^2) に従うとする。

  • (1) 仕様では σ2=0.02\sigma^2=0.02 である。H0:σ2=0.02H_0:\sigma^2=0.02 を、対立仮説 H1:σ2>0.02H_1:\sigma^2>0.02 に対して有意水準5%で検定せよ。
  • (2) σ2\sigma^2 と μ\mu の95%信頼区間を求めよ。

次の値を用いてよい。

χ52(0.05)=11.07,χ52(0.025)=12.83,χ52(0.975)=0.831,t5(0.025)=2.571\chi^2_5(0.05)=11.07,\quad \chi^2_5(0.025)=12.83,\quad \chi^2_5(0.975)=0.831,\quad t_5(0.025)=2.571

解答

(1) 平均は xˉ=60.0/6=10.0\bar x=60.0/6=10.0。偏差は 0.2, −0.2, 0.1, −0.1, 0.4, −0.4 で、偏差平方和と自由度は

S=0.04+0.04+0.01+0.01+0.16+0.16=0.42,ϕ=5.S=0.04+0.04+0.01+0.01+0.16+0.16=0.42,\qquad \phi=5.

検定統計量は次のとおり。

χ02=S/σ02=0.42/0.02=21.0≥χ52(0.05)=11.07\chi_0^2=S/\sigma_0^2=0.42/0.02=21.0\ge\chi^2_5(0.05)=11.07

よって H0H_0 を棄却し、測定器のばらつきは仕様より大きいと判断する。

(2) (1.5) より σ2\sigma^2 の95%信頼区間は

0.42/12.83≤σ2≤0.42/0.831,すなわち0.0327≤σ2≤0.505.0.42/12.83\le\sigma^2\le0.42/0.831,\quad\text{すなわち}\quad 0.0327\le\sigma^2\le0.505.

仕様の0.02は区間に入らない。μ\mu については次のように計算する。

V=0.42/5=0.084,V/6=0.014=0.1183,10.0±2.571×0.1183=10.0±0.304.\begin{aligned}V&=0.42/5=0.084,\qquad \sqrt{V/6}=\sqrt{0.014}=0.1183,\\ 10.0&\pm2.571\times0.1183=10.0\pm0.304.\end{aligned}

すなわち 9.70≤μ≤10.309.70\le\mu\le10.30。

2つの母平均の比較と分散分析とのつながり

2つの水準 A1,A2A_1,A_2 でそれぞれ rr 回測り、次のデータを得たとする(すべて独立、分散は共通)。

x1j∼N(μ1,σ2),x2j∼N(μ2,σ2)x_{1j}\sim\mathrm{N}(\mu_1,\sigma^2),\qquad x_{2j}\sim\mathrm{N}(\mu_2,\sigma^2)

各水準の偏差平方和を S1,S2S_1,S_2 とする。独立なカイ二乗変数の和なので、次が成り立つ。

S1+S2σ2∼χ2(r−1)2\frac{S_1+S_2}{\sigma^2}\sim\chi^2_{2(r-1)}

共通の分散の推定量は V=(S1+S2)/{2(r−1)}V=(S_1+S_2)/\{2(r-1)\} である。平均の差は次の分布に従い、VV と独立である。

xˉ1−xˉ2∼N(μ1−μ2, 2σ2/r)\bar x_1-\bar x_2\sim\mathrm{N}(\mu_1-\mu_2,\,2\sigma^2/r)

したがって

t0=xˉ1−xˉ22V/r(1.6)t_0=\frac{\bar x_1-\bar x_2}{\sqrt{2V/r}}\tag{1.6}

は H0:μ1=μ2H_0:\mu_1=\mu_2 のもとで t2(r−1)t_{2(r-1)} に従う。μ1−μ2\mu_1-\mu_2 の信頼区間は次のとおりである。

(xˉ1−xˉ2)±t2(r−1)(α/2)2V/r(\bar x_1-\bar x_2)\pm t_{2(r-1)}(\alpha/2)\sqrt{2V/r}

同じデータを、第2章の1元配置(水準数 a=2a=2、繰返し rr)として分散分析する。総平均と、そこからの各水準平均のずれは次のとおりである。

xˉˉ=xˉ1+xˉ22,xˉ1−xˉˉ=xˉ1−xˉ22,xˉ2−xˉˉ=−xˉ1−xˉ22\bar{\bar x}=\frac{\bar x_1+\bar x_2}{2},\qquad \bar x_1-\bar{\bar x}=\frac{\bar x_1-\bar x_2}{2},\qquad \bar x_2-\bar{\bar x}=-\frac{\bar x_1-\bar x_2}{2}

よって

SA=r∑i=12(xˉi−xˉˉ)2=r⋅2⋅(xˉ1−xˉ2)24=r(xˉ1−xˉ2)22,Se=S1+S2.S_A=r\sum_{i=1}^2(\bar x_i-\bar{\bar x})^2=r\cdot2\cdot\frac{(\bar x_1-\bar x_2)^2}{4}=\frac{r(\bar x_1-\bar x_2)^2}{2},\qquad S_e=S_1+S_2.

自由度は ϕA=1\phi_A=1 と ϕe=2(r−1)\phi_e=2(r-1) である。したがって VA=SAV_A=S_A、Ve=VV_e=V となり、次の定理が成り立つ。

定理 1.6(2水準の分散分析と tt 検定の一致)

2水準・繰返し rr の1元配置を考える。

  • (i) 分散比 F0=VA/VeF_0=V_A/V_e と (1.6) の t0t_0 の間に、次が成り立つ。

F0=t02F_0=t_0^2

  • (ii) さらに F1,ϕ(α)=tϕ(α/2)2F_{1,\phi}(\alpha)=t_\phi(\alpha/2)^2 なので、次の2つは同じ判定になる。

F0≥F1,ϕe(α)と∣t0∣≥tϕe(α/2)F_0\ge F_{1,\phi_e}(\alpha)\qquad\text{と}\qquad |t_0|\ge t_{\phi_e}(\alpha/2)

証明

上の計算から次のようになる。

F0=SAVe=r(xˉ1−xˉ2)22V=(xˉ1−xˉ22V/r)2=t02F_0=\dfrac{S_A}{V_e}=\dfrac{r(\bar x_1-\bar x_2)^2}{2V}=\Bigl(\dfrac{\bar x_1-\bar x_2}{\sqrt{2V/r}}\Bigr)^2=t_0^2

後半を示す。T∼tϕT\sim t_\phi なら、定義 1.4 より T=Z/W/ϕT=Z/\sqrt{W/\phi} と書けるので

T2=Z2/1W/ϕ.T^2=\frac{Z^2/1}{W/\phi}.

分子の Z2Z^2 は自由度1のカイ二乗分布に従い、分母の WW と独立である。よって T2∼F1,ϕT^2\sim F_{1,\phi} である。tt 分布は0について対称なので、次が成り立つ。

P(T2≥c2)=P(∣T∣≥c)=2P(T≥c)P(T^2\ge c^2)=P(|T|\ge c)=2P(T\ge c)

c=tϕ(α/2)c=t_\phi(\alpha/2) とおくと右辺は α\alpha になる。よって c2=F1,ϕ(α)c^2=F_{1,\phi}(\alpha) である。

定理 1.6 が、分散分析を「2群の tt 検定を多群へ広げたもの」と読む根拠である。水準が3つ以上になると、対ごとの差の代わりに、水準平均の総平均からのばらつき SAS_A を使う。判定には、分子の自由度が a−1a-1 の FF 分布を使う。

例題 1.3 2群の tt 検定と1元配置の分散分析 ★★

オリジナル2種類の触媒 A1,A2A_1,A_2 で反応収率(%)を各5回測った。

A1: 12,15,13,16,14A2: 17,15,18,19,16A_1:\ 12,15,13,16,14\qquad A_2:\ 17,15,18,19,16

  • (1) 等分散を仮定した tt 検定で H0:μ1=μ2H_0:\mu_1=\mu_2 を有意水準5%(両側)で検定せよ。また μ2−μ1\mu_2-\mu_1 の95%信頼区間を求めよ。
  • (2) 同じデータで分散分析表を作り、F0=t02F_0=t_0^2 を確かめよ。

次の値を用いてよい。

t8(0.025)=2.306,F1,8(0.05)=5.32,F1,8(0.01)=11.26t_8(0.025)=2.306,\quad F_{1,8}(0.05)=5.32,\quad F_{1,8}(0.01)=11.26

解答

(1) 平均・偏差平方和・分散を順に求める。

xˉ1=70/5=14,xˉ2=85/5=17,S1=4+1+1+4+0=10,S2=0+4+1+4+1=10,V=(10+10)/8=2.5,2V/r=2×2.5/5=1.\begin{aligned}\bar x_1&=70/5=14, & \bar x_2&=85/5=17,\\ S_1&=4+1+1+4+0=10, & S_2&=0+4+1+4+1=10,\\ V&=(10+10)/8=2.5, & \sqrt{2V/r}&=\sqrt{2\times2.5/5}=1.\end{aligned}

検定統計量は t0=(14−17)/1=−3t_0=(14-17)/1=-3 である。∣t0∣=3≥t8(0.025)=2.306|t_0|=3\ge t_8(0.025)=2.306 なので H0H_0 を棄却する。μ2−μ1\mu_2-\mu_1 の95%信頼区間は次のとおり。

3±2.306×1,すなわち0.694≤μ2−μ1≤5.3063\pm2.306\times1,\quad\text{すなわち}\quad 0.694\le\mu_2-\mu_1\le5.306

(2) 合計と修正項から平方和を求める。

T=155,N=10,CT=1552/10=2402.5,∑x2=(144+225+169+256+196)+(289+225+324+361+256)=990+1455=2445,ST=2445−2402.5=42.5,SA=(702+852)/5−2402.5=2425−2402.5=22.5,Se=42.5−22.5=20(S1+S2 と一致).\begin{aligned}T&=155,\qquad N=10,\qquad CT=155^2/10=2402.5,\\ \textstyle\sum x^2&=(144+225+169+256+196)+(289+225+324+361+256)\\ &=990+1455=2445,\\ S_T&=2445-2402.5=42.5,\\ S_A&=(70^2+85^2)/5-2402.5=2425-2402.5=22.5,\\ S_e&=42.5-22.5=20\qquad\text{(}{S_1+S_2}\text{ と一致)}.\end{aligned}

要因SSϕ\phiVVF0F_0
AA22.5122.59.00∗9.00^{*}
ee20.082.5
計42.59

F0=9.00F_0=9.00 は5%点5.32以上で、1%点11.26未満なので、有意水準5%で有意である。次の3つの一致も確かめられる。

F0=9=(−3)2=t02,F1,8(0.05)=5.32=2.3062=t8(0.025)2,SA=r(xˉ1−xˉ2)2/2=5×9/2=22.5.\begin{aligned}F_0&=9=(-3)^2=t_0^2,\\ F_{1,8}(0.05)&=5.32=2.306^2=t_8(0.025)^2,\\ S_A&=r(\bar x_1-\bar x_2)^2/2=5\times9/2=22.5.\end{aligned}

図 1.2 に、例題 1.3 の検定を t8t_8 分布の上で示した。両側の棄却域の面積は合わせて5%で、∣t0∣=3|t_0|=3 は右側の棄却域に入る。P(∣T∣≥3)P(|T|\ge3) を計算すると約0.017で、これが両側検定の pp 値である。

図

図 1.2 t8t_8 分布の密度と、有意水準5%の両側検定の棄却域(塗った部分、∣t∣≥t8(0.025)=2.306|t|\ge t_8(0.025)=2.306)。破線は例題 1.3 の ∣t0∣=3|t_0|=3

確認テスト

オリジナル

  1. 1.2-1 有意水準 α\alpha と検出力の意味をそれぞれ1文で述べよ。また、分散分析で要因が「有意でない」とき、要因の効果が0だと結論してはいけない理由を述べよ。
  2. 1.2-2 T∼tϕT\sim t_\phi のとき T2∼F1,ϕT^2\sim F_{1,\phi} であることを示せ。また、次の関係を導け。

F1,ϕ(α)=tϕ(α/2)2F_{1,\phi}(\alpha)=t_\phi(\alpha/2)^2 3. 1.2-3 2水準を各4回測り、次のデータを得た。

A1: 8,10,9,11A2: 12,11,13,14A_1:\ 8,10,9,11\qquad A_2:\ 12,11,13,14

t0t_0 を求めて有意水準5%(両側)で検定し、μ2−μ1\mu_2-\mu_1 の95%信頼区間を求めよ。さらに分散分析の平方和・誤差分散・分散比を求め、F0=t02F_0=t_0^2 を確かめよ。t6(0.025)=2.447t_6(0.025)=2.447 を用いてよい。4. 1.2-4 正規母集団から大きさ10の標本をとり、偏差平方和 S=18S=18 を得た。H0:σ2=1H_0:\sigma^2=1 を、対立仮説 H1:σ2≠1H_1:\sigma^2\neq1 に対して有意水準5%で検定せよ。またσ2\sigma^2 の95%信頼区間を求めよ。χ92(0.025)=19.02\chi^2_9(0.025)=19.02、χ92(0.975)=2.700\chi^2_9(0.975)=2.700 を用いてよい。5. 1.2-5 定理 1.5 (ii) を使って、不偏分散 V=S/(n−1)V=S/(n-1) について次を導け。

E[V]=σ2,V[V]=2σ4n−1E[V]=\sigma^2,\qquad V[V]=\frac{2\sigma^4}{n-1}

木下の勉強ステータス

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