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分散分析後の推定と予測

2026年10月15日15分で読めますAI生成教科書『資格試験』第4章 1元配置法の理論
目次
  1. 推定の基本の型
  2. 最小有意差(lsd)
  3. データの予測
  4. 要因が有意でないときの推定
  5. 対比による平方和の分解
  6. 確認テスト
  7. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

実験計画法 第4章 §4.2 ★★★ 母平均・母平均の差・新しいデータの区間。いずれも「推定量の分散を VeV_e で置き換えて tt 分布」の1つの型で書ける

推定の基本の型

分散分析で要因 AA が有意になったら、次に各水準の母平均 μi=μ+ai\mu_i=\mu+a_i を推定する。この節の推定はすべて同じ型で書ける。手順は次の3段である。

  1. 推定したい量 θ\theta を、水準平均の線形結合 θ^=∑icixˉi⋅\hat\theta=\sum_ic_i\bar x_{i\cdot} で推定する。
  2. その分散を誤差分散 σ2\sigma^2 で表す。
  3. 誤差分散を VeV_e に置き換えて tt 分布を使う。

定理 4.6(線形結合の区間推定 ★★★)

定数 c1,…,cℓc_1,\dots,c_\ell について θ=∑iciμi, θ^=∑icixˉi⋅\theta=\sum_ic_i\mu_i,\ \hat\theta=\sum_ic_i\bar x_{i\cdot} とする。このとき

E(θ^)=θ,V(θ^)=σ2r∑ici2,θ^−θVe∑ici2/r∼tϕe(4.9)E(\hat\theta)=\theta,\qquad V(\hat\theta)=\frac{\sigma^2}{r}\sum_ic_i^2,\qquad \frac{\hat\theta-\theta}{\sqrt{V_e\sum_ic_i^2/r}}\sim t_{\phi_e}\tag{4.9}

が成り立ち、θ\theta の信頼係数 1−α1-\alpha の信頼区間は

θ^±tϕe(α/2)Ver∑ici2(4.10)\hat\theta\pm t_{\phi_e}(\alpha/2)\sqrt{\frac{V_e}{r}\sum_ic_i^2}\tag{4.10}

である。

証明

水準平均 xˉi⋅∼N(μi,σ2/r)\bar x_{i\cdot}\sim\mathrm{N}(\mu_i,\sigma^2/r) は互いに独立なので、θ^\hat\theta は正規分布に従う。平均と分散は次のとおりである。

E(θ^)=∑ciμi=θ,V(θ^)=∑ci2σ2/rE(\hat\theta)=\sum c_i\mu_i=\theta,\qquad V(\hat\theta)=\sum c_i^2\sigma^2/r

よって Z=(θ^−θ)/σ2∑ci2/r∼N(0,1)Z=(\hat\theta-\theta)/\sqrt{\sigma^2\sum c_i^2/r}\sim\mathrm{N}(0,1)。定理 4.4 (1) より W=Se/σ2∼χϕe2W=S_e/\sigma^2\sim\chi^2_{\phi_e} である。これは水準平均たちと独立なので、ZZ とも独立である。補題 4.3 の tt 分布の定義より

ZW/ϕe=(θ^−θ)/σ2∑ci2/rVe/σ2=θ^−θVe∑ci2/r∼tϕe.\frac{Z}{\sqrt{W/\phi_e}}=\frac{(\hat\theta-\theta)/\sqrt{\sigma^2\sum c_i^2/r}}{\sqrt{V_e/\sigma^2}}=\frac{\hat\theta-\theta}{\sqrt{V_e\sum c_i^2/r}}\sim t_{\phi_e}.

σ\sigma は分子と分母で消える。P(∣T∣≤tϕe(α/2))=1−αP\bigl(\lvert T\rvert \le t_{\phi_e}(\alpha/2)\bigr)=1-\alpha を θ\theta について解けば (4.10) を得る。

この解説では上側 100α%100\alpha\% 点を tn(α)t_n(\alpha) と書く。両側の信頼係数 95% の区間には tϕe(0.025)t_{\phi_e}(0.025) が入る。品質管理の本では両側の確率で t(ϕe,0.05)t(\phi_e,0.05) と書く流儀もあるが、指す値は同じである。

この定理を3つの場合に使う。

  • 水準 AiA_i の母平均:ci=1c_i=1、ほかは 0。点推定は μ^(Ai)=xˉi⋅\hat\mu(A_i)=\bar x_{i\cdot}、信頼区間は xˉi⋅±tϕe(α/2)Ve/r\bar x_{i\cdot}\pm t_{\phi_e}(\alpha/2)\sqrt{V_e/r}。
  • 2水準の母平均の差:ci=1, ck=−1c_i=1,\ c_k=-1。点推定は xˉi⋅−xˉk⋅\bar x_{i\cdot}-\bar x_{k\cdot}、信頼区間は xˉi⋅−xˉk⋅±tϕe(α/2)2Ve/r\bar x_{i\cdot}-\bar x_{k\cdot}\pm t_{\phi_e}(\alpha/2)\sqrt{2V_e/r}。
  • 対比:∑ici=0\sum_ic_i=0 を満たす線形結合 ∑ciμi\sum c_i\mu_i。たとえば「第3水準と、第1・第2水準の平均との差」は c=(−12,−12,1)c=(-\frac12,-\frac12,1) である。

対比では ∑ciμi=∑ciai\sum c_i\mu_i=\sum c_ia_i となって一般平均が消えるので、対比は効果だけの量である。

有効反復数

母平均の点推定値の分散を σ2/ne\sigma^2/n_e と書いたときの nen_e を有効反復数と呼ぶ。1元配置法では水準平均の分散が σ2/r\sigma^2/r なので、ne=rn_e=r である。繰返しが不揃いなら水準ごとの繰返し数になる。

2元配置法以上では、有意でない項をプーリングしたあとの点推定の分散を数え上げる必要があり、田口の式と伊奈の式で nen_e を求める。これは第5章で扱う。

最小有意差(lsd)

2つの水準 Ai, AkA_i,\ A_k の母平均が等しいかを、両側 tt 検定で調べる。有意水準は α\alpha とする。(4.9) で θ=μi−μk=0\theta=\mu_i-\mu_k=0 とおくと、検定統計量は

t0=xˉi⋅−xˉk⋅2Ve/rt_0=\frac{\bar x_{i\cdot}-\bar x_{k\cdot}}{\sqrt{2V_e/r}}

で、∣t0∣≥tϕe(α/2)\lvert t_0\rvert \ge t_{\phi_e}(\alpha/2) なら棄却する。これを差の大きさについて書き直すと

∣xˉi⋅−xˉk⋅∣≥lsd,lsd≔tϕe(α/2)2Ver(4.11)\lvert \bar x_{i\cdot}-\bar x_{k\cdot}\rvert \ge \mathrm{lsd},\qquad \mathrm{lsd}\coloneqq t_{\phi_e}(\alpha/2)\sqrt{\frac{2V_e}{r}}\tag{4.11}

となる。lsd(least significant difference、最小有意差)は「2つの水準平均の差がこれ以上なら有意」という境目の値である。繰返し数が等しければ lsd はどの組でも同じなので、1つ計算しておけば、水準平均を大きさの順に並べて差を lsd と比べるだけで、すべての組の判定ができる。また、差の信頼区間 xˉi⋅−xˉk⋅±lsd\bar x_{i\cdot}-\bar x_{k\cdot}\pm\mathrm{lsd} が 0 を含まないことと、差が有意であることは同じである。

多重比較の問題

lsd による判定は、1つの組についての検定としては有意水準 α\alpha である。しかし水準の組 (ℓ2)\binom{\ell}{2} 個を全部同時に判定すると、「本当は差がないのにどれか1組を有意とする確率」は α\alpha より大きくなる。この確率をファミリーワイズの第1種の過誤確率と呼ぶ。

5水準なら 10 組あり、Bonferroni の不等式からは上限 10α10\alpha までしか押さえられない。分散分析で要因が有意になったときだけ lsd を使う方法(Fisher の LSD 法)は、この増加をある程度抑える。ただし4水準以上では有意水準に保てる保証はない。

ファミリーワイズの過誤確率を α\alpha 以下に抑えたいときは、次の方法を使う。

  • Bonferroni の方法:比較する組の数を mm として、1組あたりの有意水準を α/m\alpha/m にする。
  • Tukey の方法。

試験で「lsd を用いて」と指定があれば lsd を使い、多重性について問われたら Bonferroni の不等式で上限を示せばよい。

データの予測

水準 AiA_i で新しく1回測ったときの値 xx を予測する。x=μi+εx=\mu_i+\varepsilon と書け、新しい誤差 ε∼N(0,σ2)\varepsilon\sim\mathrm{N}(0,\sigma^2) は今までのデータと独立である。点予測は x^=xˉi⋅\hat x=\bar x_{i\cdot} である。予測の誤差 x−x^=(μi−xˉi⋅)+εx-\hat x=(\mu_i-\bar x_{i\cdot})+\varepsilon は独立な2つの部分の和で、

E(x−x^)=0,V(x−x^)=σ2r+σ2=(1+1r)σ2E(x-\hat x)=0,\qquad V(x-\hat x)=\frac{\sigma^2}{r}+\sigma^2=\Bigl(1+\frac1r\Bigr)\sigma^2

である。σ2\sigma^2 を VeV_e に置き換えると、定理 4.6 と同じ議論で

x−xˉi⋅(1+1/r)Ve∼tϕe,予測区間xˉi⋅±tϕe(α/2)(1+1r)Ve(4.12)\frac{x-\bar x_{i\cdot}}{\sqrt{(1+1/r)V_e}}\sim t_{\phi_e},\qquad\text{予測区間}\quad \bar x_{i\cdot}\pm t_{\phi_e}(\alpha/2)\sqrt{\Bigl(1+\frac1r\Bigr)V_e}\tag{4.12}

となる(証明は確認テスト 4.2-4)。予測区間は母平均の信頼区間より広い。母平均の区間の幅は繰返しを増やせば 0 に縮むが、予測区間の幅は 2tϕe(α/2)σ2t_{\phi_e}(\alpha/2)\sigma 程度より狭くならない。新しいデータ1個が持つ誤差の分散 σ2\sigma^2 は、手元のデータをいくら増やしても小さくならないためである。

要因が有意でないときの推定

FF 検定で要因が有意でなかったときは、前節の最後で述べたように要因を誤差にプールすることが多い。構造式を xij=μ+εijx_{ij}=\mu+\varepsilon_{ij} とみなす。このときの誤差と推定は次のようになる。

  • 誤差:平方和は Se′=SA+Se=STS_e'=S_A+S_e=S_T である。自由度は ϕe′=N−1\phi_e'=N-1、平均平方は Ve′=ST/(N−1)V_e'=S_T/(N-1)。
  • 母平均の点推定:どの水準でも μ^=xˉˉ\hat\mu=\bar{\bar x} で、分散は σ2/N\sigma^2/N。
  • 信頼区間:xˉˉ±tN−1(α/2)Ve′/N\bar{\bar x}\pm t_{N-1}(\alpha/2)\sqrt{V_e'/N}。有効反復数はデータの総数に増える。

これは要因の効果を 0 と仮定して得た区間なので、効果が 0 でなければ偏りを含む。

対比による平方和の分解

水準が温度や濃度のように数量で、等間隔に設定されているときは、SAS_A を「直線的な傾向」と「それ以外」に分けて調べられる。係数の和が 0 の対比 L=∑icixˉi⋅L=\sum_ic_i\bar x_{i\cdot} に対して

SL=rL2∑ici2(4.13)S_L=\frac{rL^2}{\sum_ic_i^2}\tag{4.13}

を対比の平方和と呼ぶ。自由度は 1 である。帰無仮説 H0 ⁣:∑ciμi=0H_0\colon\sum c_i\mu_i=0 のもとで次が成り立つ。

Lσ2∑ci2/r∼N(0,1),SLσ2∼χ12,SLVe∼F1,ϕe\frac{L}{\sqrt{\sigma^2\sum c_i^2/r}}\sim\mathrm{N}(0,1),\qquad \frac{S_L}{\sigma^2}\sim\chi^2_1,\qquad \frac{S_L}{V_e}\sim F_{1,\phi_e}

最後の量は (4.9) の tt 統計量の2乗にほかならない。

係数ベクトルが互いに直交する(∑icici′=0\sum_ic_ic_i'=0)対比を、水準数より1つ少ない個数だけとる。その平方和の合計はちょうど SAS_A になる。3水準なら直交多項式の係数がその組である。1次は c(1)=(−1,0,1)c^{(1)}=(-1,0,1)、2次は c(2)=(1,−2,1)c^{(2)}=(1,-2,1) である。

命題 4.7(直交対比による SAS_A の分解 ★★)

係数ベクトル c(1),…,c(ℓ−1)c^{(1)},\dots,c^{(\ell-1)} がそれぞれ成分の和 0 で、互いに直交するとする。このとき

SA=∑k=1ℓ−1SLkS_A=\sum_{k=1}^{\ell-1}S_{L_k}

である。

証明

d=(xˉ1⋅−xˉˉ,…,xˉℓ⋅−xˉˉ)\bm d=(\bar x_{1\cdot}-\bar{\bar x},\dots,\bar x_{\ell\cdot}-\bar{\bar x}) とおくと SA=r∥d∥2S_A=r\lVert \bm d\rVert ^2 である。このベクトルは成分の和が 0 の部分空間(ℓ−1\ell-1 次元)に入り、係数ベクトルたちはその部分空間の直交基底になる。正規化した uk=c(k)/∥c(k)∥\bm u_k=c^{(k)}/\lVert c^{(k)}\rVert で展開すると、Parseval の等式から ∥d∥2=∑k(uk⋅d)2\lVert \bm d\rVert ^2=\sum_k(\bm u_k\cdot\bm d)^2 である。係数の和が 0 なので、内積は次のように対比に一致する。

c(k)⋅d=∑ici(k)xˉi⋅=Lk,r(uk⋅d)2=rLk2/∥c(k)∥2=SLk.\begin{aligned}c^{(k)}\cdot\bm d&=\sum_ic_i^{(k)}\bar x_{i\cdot}=L_k,\\ r(\bm u_k\cdot\bm d)^2&=rL_k^2/\lVert c^{(k)}\rVert ^2=S_{L_k}.\end{aligned}

足し合わせて結論を得る。

例題 4.3 分散分析後の区間推定・lsd・予測 ★★★

オリジナル例題 4.1 のデータについて次を求めよ。要約値と分位点は次のとおりである。

xˉ1⋅=13.0,xˉ2⋅=16.5,xˉ3⋅=16.0,Ve=2.778,ϕe=9,r=4,t9(0.025)=2.262\bar x_{1\cdot}=13.0,\quad \bar x_{2\cdot}=16.5,\quad \bar x_{3\cdot}=16.0,\quad V_e=2.778,\quad \phi_e=9,\quad r=4,\quad t_9(0.025)=2.262

  1. μ(A2)\mu(A_2) の信頼係数 95% の信頼区間。
  2. lsd を求め、3組の水準の差のうち有意なものを判定せよ。
  3. μ(A2)−μ(A1)\mu(A_2)-\mu(A_1) の信頼係数 95% の信頼区間。
  4. 水準 A2A_2 で新しく1個作った部品の強度の 95% 予測区間。
解答

(1) Ve/r=2.778/4=0.8333\sqrt{V_e/r}=\sqrt{2.778/4}=0.8333 なので、幅の半分は 2.262×0.8333=1.8852.262\times0.8333=1.885。信頼区間は 16.5±1.88516.5\pm1.885、すなわち [14.61, 18.39][14.61,\ 18.39] である。

(2) lsd は次のとおりである。

lsd=2.262×2×2.778/4=2.262×1.1785=2.666\mathrm{lsd}=2.262\times\sqrt{2\times2.778/4}=2.262\times1.1785=2.666

水準平均を大きい順に並べると、第2水準(16.5)、第3水準(16.0)、第1水準(13.0)である。差を lsd と比べる。

  • A2−A1=3.5A_2-A_1=3.5:lsd 以上なので有意。
  • A3−A1=3.0A_3-A_1=3.0:lsd 以上なので有意。
  • A2−A3=0.5A_2-A_3=0.5:lsd 未満なので有意でない。

第1水準だけが低く、第2水準と第3水準は区別できないと読める。

(3) 点推定は 16.5−13.0=3.516.5-13.0=3.5 である。幅の半分は lsd そのものの 2.666 なので、区間は 3.5±2.6663.5\pm2.666、すなわち [0.83, 6.17][0.83,\ 6.17]。0 を含まないことは (2) の判定と一致する。

(4) 計算は次のとおりである。

(1+1/4)×2.778=3.472=1.863,幅の半分=2.262×1.863=4.215,予測区間=16.5±4.215=[12.28, 20.72].\begin{aligned}\sqrt{(1+1/4)\times2.778}&=\sqrt{3.472}=1.863,\\ \text{幅の半分}&=2.262\times1.863=4.215,\\ \text{予測区間}&=16.5\pm4.215=[12.28,\ 20.72].\end{aligned}

(1) の母平均の区間の約 2.2 倍の幅になる(比は (1+1/r)/(1/r)=5\sqrt{(1+1/r)/(1/r)}=\sqrt5)。

例題 4.4 直交多項式による SAS_A の分解 ★★

オリジナル例題 4.1 の3水準は熱処理温度 100,110,120 ∘C100,110,120\,{}^\circ\mathrm{C} に対応していたとする。1次の対比 c(1)=(−1,0,1)c^{(1)}=(-1,0,1) と2次の対比 c(2)=(1,−2,1)c^{(2)}=(1,-2,1) の平方和を求めよ。SAS_A が両者の和になることを確かめ、それぞれを F1,9(0.05)=5.12F_{1,9}(0.05)=5.12 と比べて検定せよ。

解答

対比と平方和を計算する。

L1=−13.0+16.0=3.0,∑(ci(1))2=2,SL1=4×3.02/2=18.000,L2=13.0−2×16.5+16.0=−4.0,∑(ci(2))2=6,SL2=4×16/6=10.667.\begin{aligned}L_1&=-13.0+16.0=3.0, & \textstyle\sum(c^{(1)}_i)^2&=2, & S_{L_1}&=4\times3.0^2/2=18.000,\\ L_2&=13.0-2\times16.5+16.0=-4.0, & \textstyle\sum(c^{(2)}_i)^2&=6, & S_{L_2}&=4\times16/6=10.667.\end{aligned}

c(1)⋅c(2)=−1+0+1=0c^{(1)}\cdot c^{(2)}=-1+0+1=0 で2つは直交している。和は SL1+SL2=28.667=SAS_{L_1}+S_{L_2}=28.667=S_A と一致する(命題 4.7)。

検定は次のとおりである。

  • 1次:FL1=18.000/2.778=6.48≥5.12F_{L_1}=18.000/2.778=6.48\ge5.12 で、1次の傾向は有意。
  • 2次:FL2=10.667/2.778=3.84<5.12F_{L_2}=10.667/2.778=3.84<5.12 で、2次の成分は有意でない。

温度を上げると強度が直線的に上がる傾向が認められ、曲がり(2次の成分)があるとは言えない。ただし水準平均の並び 13.0, 16.5, 16.0 は 110 ∘C110\,{}^\circ\mathrm{C} で頭打ちのようにも見える。2次の成分が有意でないことを「曲がりがない」と読まないこと(§4.1 の最後の注意と同じ)。

確認テスト

オリジナル

  1. 4.2-1 1元配置法(繰返し数 rr)の lsd の式を書け。また ∣xˉi⋅−xˉk⋅∣≥lsd\lvert \bar x_{i\cdot}-\bar x_{k\cdot}\rvert \ge\mathrm{lsd} がどの検定の棄却域と同じかを述べよ。
  2. 4.2-2 確認テスト 4.1-2 のデータ(4水準・繰返し 3、水準平均 10, 12, 11, 15、Se=24S_e=24)を使う。μ(A4)\mu(A_4) と μ(A4)−μ(A1)\mu(A_4)-\mu(A_1) の信頼係数 95% の信頼区間を求めよ。t8(0.025)=2.306t_8(0.025)=2.306 とする。
  3. 4.2-3 同じデータで、対比 θ=μ4−13(μ1+μ2+μ3)\theta=\mu_4-\frac13(\mu_1+\mu_2+\mu_3) を考える。点推定値・信頼係数 95% の信頼区間・対比の平方和 SLS_L を求めよ。対比の平方和が SAS_A のどれだけを占めるかも答えよ。
  4. 4.2-4 水準 AiA_i での新しいデータ xx について、次を示せ。

x−xˉi⋅(1+1/r)Ve∼tϕe\frac{x-\bar x_{i\cdot}}{\sqrt{(1+1/r)V_e}}\sim t_{\phi_e} 5. 4.2-5 水準数 ℓ=5\ell=5 の1元配置法ですべての2水準の組を lsd(1組あたり有意水準 5%)で比べる。比べる組の数と、Bonferroni の不等式によるファミリーワイズの第1種の過誤確率の上限を求めよ。この上限を 5% にするには、1組あたりの有意水準をいくらにすればよいか。

木下の勉強ステータス

木下はまだこの記事を勉強していません。

AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com

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