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適用例

2026年10月15日11分で読めますAI生成教科書『資格試験』第5章 繰返しのある2元配置法
目次
  1. 寄与率。
  2. 確認テスト
  3. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

実験計画法 第5章 §5.3 ★★★ データから分散分析表・プールの判断・最適条件の推定まで通しで計算する

ある化学反応の収率(%)を上げる条件を探す。反応温度 AA を3水準(A1,A2,A3A_1,A_2,A_3)とる。触媒の種類 BB も3水準(B1,B2,B3B_1,B_2,B_3)とる。

9通りの組合せで2回ずつ、計18回の実験をランダムな順序で行った。得られた収率を表 5.1 に示す(数値は説明のために作ったもの)。

表 5.1 収率のデータ(%)。各セルの2つの値が繰返しの2回分
B1B_1B2B_2B3B_3
A1A_171, 7375, 7369, 70
A2A_278, 7976, 7572, 74
A3A_374, 7682, 8177, 76

例題 5.3 収率データの分散分析と最適条件 ★★★

オリジナル表 5.1 のデータについて、次の問に答えよ。

  1. データの構造式を書け。
  2. yijk=xijk−70y_{ijk}=x_{ijk}-70 と変換して、AB 2元表を作れ。平方和と自由度を求めて分散分析表を作れ。
  3. 有意水準 5% と 1% で検定し、交互作用をプールするかどうか判断せよ。
  4. 収率が最大になる条件を選び、その母平均の点推定値と信頼率 95% の信頼区間を求めよ。

次の値を用いよ。

F2,9(0.05)=4.256,F2,9(0.01)=8.022,F4,9(0.05)=3.633,F4,9(0.01)=6.422,t9(0.025)=2.262.\begin{aligned}&F_{2,9}(0.05)=4.256, && F_{2,9}(0.01)=8.022, && F_{4,9}(0.05)=3.633,\\ &F_{4,9}(0.01)=6.422, && t_9(0.025)=2.262 .\end{aligned}

解答
  1. 構造式と制約は次のとおりである(i,j=1,2,3i,j=1,2,3、k=1,2k=1,2)。

xijk=μ+ai+bj+(ab)ij+εijk,εijk∼N(0,σ2) 独立,∑ai=∑bj=0,∑i(ab)ij=∑j(ab)ij=0.\begin{aligned}&x_{ijk}=\mu+a_i+b_j+(ab)_{ij}+\varepsilon _{ijk},\qquad \varepsilon _{ijk}\sim\mathrm{N}(0,\sigma^2)\ \text{独立},\\ &\textstyle\sum a_i=\sum b_j=0,\qquad \sum_i(ab)_{ij}=\sum_j(ab)_{ij}=0 .\end{aligned} 2. 70 を引いても偏差は変わらないので、平方和は yy で計算してよい。yy のセルの和 Tij⋅T_{ij\cdot} の2元表は次のとおりである。

B1B_1B2B_2B3B_3Ti⋅⋅T_{i\cdot\cdot}
A1A_148−1-111
A2A_21711634
A3A_310231346
T⋅j⋅T_{\cdot j\cdot}314218T=91T=91

修正項は CT=912/18=8281/18=460.06CT=91^2/18=8281/18=460.06。2元表のセルの和の2乗和は 42+82+(−1)2+172+112+62+102+232+132=13254^2+8^2+(-1)^2+17^2+11^2+6^2+10^2+23^2+13^2=1325 である。個々のデータの2乗和は ∑y2=673\sum y^2=673 である。(5.7) より

ST=673−460.06=212.94,SA=112+342+4626−CT=33936−460.06=105.44,SB=312+422+1826−CT=30496−460.06=48.11,SAB=∑i,jTij⋅22−CT=13252−460.06=202.44,SA×B=202.44−105.44−48.11=48.89,Se=212.94−202.44=10.50.\begin{aligned} S_T&=673-460.06=212.94,\\ S_A&=\frac{11^2+34^2+46^2}{6}-CT=\frac{3393}{6}-460.06=105.44,\\ S_B&=\frac{31^2+42^2+18^2}{6}-CT=\frac{3049}{6}-460.06=48.11,\\ S_{AB}&=\frac{\sum_{i,j}T_{ij\cdot}^2}{2}-CT=\frac{1325}{2}-460.06=202.44,\\ S_{A\times B}&=202.44-105.44-48.11=48.89,\qquad S_e=212.94-202.44=10.50. \end{aligned}

自由度は次のとおりである。

ϕA=ϕB=2,ϕA×B=4,ϕe=9⋅1=9,ϕT=17.\phi_A=\phi_B=2,\qquad \phi_{A\times B}=4,\qquad \phi_e=9\cdot1=9,\qquad \phi_T=17 .

要因SSϕ\phiVVF0F_0判定
AA105.44252.7245.19∗∗^{**}
BB48.11224.0620.62∗∗^{**}
A×BA\times B48.89412.2210.48∗∗^{**}
ee10.5091.167
計212.9417
3. 3つとも 1% で有意である。

FA=45.19>8.022,FB=20.62>8.022,FA×B=10.48>6.422.F_A=45.19>8.022,\qquad F_B=20.62>8.022,\qquad F_{A\times B}=10.48>6.422 .

交互作用が有意なのでプールしない。4. 交互作用を残すので、組合せの平均 xˉij⋅\bar x_{ij\cdot} を比べる。組合せの平均は次のとおりである。

B1B_1B2B_2B3B_3
A1A_172.074.069.5
A2A_278.575.573.0
A3A_375.081.576.5

最大は A3B2A_3B_2 の 81.5 である。有効反復数は ne=r=2n_e=r=2 なので

t9(0.025)Vene=2.262×1.1672=2.262×0.7638=1.728.t_9(0.025)\sqrt{\frac{V_e}{n_e}}=2.262\times\sqrt{\frac{1.167}{2}}=2.262\times0.7638=1.728.

点推定値 81.5、信頼区間 81.5±1.7381.5\pm1.73、すなわち [79.77, 83.23][79.77,\ 83.23] である。

組合せの平均を図示すると図 5.2 になる。

  • BB の主効果だけを見れば、B2B_2 が最良である。
  • AA の主効果だけを見れば、A3A_3 が最良である。

この例では、最良の組合せは主効果どうしの組合せと一致した。しかし A2A_2 では B1B_1 が最良である。AA の水準によって、BB の最良の水準が変わっている。これが交互作用の表れである。

図

図 5.2 表 5.1 の組合せの平均。実線が B1B_1、破線が B2B_2、点線が B3B_3。B1B_1 の折れ線だけが A2A_2 で頂点を持ち、ほかの2本と平行でない。

交互作用があるのにプールした推定を使うと

この例で誤って A×BA\times B をプールしたとする。(5.13) で A3B2A_3B_2 を推定すると

xˉ3⋅⋅+xˉ⋅2⋅−xˉ=77.67+77.00−75.06=79.61\bar x_{3\cdot\cdot}+\bar x_{\cdot2\cdot}-\bar x=77.67+77.00-75.06=79.61

となり、組合せの平均 81.5 より約 1.9 低い。交互作用 (ab)32(ab)_{32} の推定値 81.5−79.61=1.8981.5-79.61=1.89 の分だけ偏りが入るからである。プールするかどうかは、検定の結果と推定の式の両方に影響する。

寄与率。

各要因が総変動のどれだけを説明するかを示す量を、寄与率と呼ぶ。平方和から誤差の分を除いて求める。

ρA=SA−ϕAVeST\rho_A=\frac{S_A-\phi_AV_e}{S_T}

E(SA)=ϕAσ2+mr∑ai2E(S_A)=\phi_A\sigma^2+mr\sum a_i^2 から、誤差の寄与 ϕAσ2\phi_A\sigma^2 を除くためである。誤差の寄与率は、すべての寄与率の和が 1 になるように次のようにとる。

ρe=Se+(ϕA+ϕB+ϕA×B)VeST\rho_e=\frac{S_e+(\phi_A+\phi_B+\phi_{A\times B})V_e}{S_T}

確認テスト

オリジナル

  1. 5.3-1 A,BA,B を2水準ずつとり、r=3r=3 回の繰返しで次のデータを得た。分散分析表を作って検定せよ。上側点は F1,8(0.05)=5.318F_{1,8}(0.05)=5.318、F1,8(0.01)=11.26F_{1,8}(0.01)=11.26 を用いよ。
    B1B_1B2B_2
    A1A_13, 5, 46, 7, 8
    A2A_27, 9, 86, 5, 7
  2. 5.3-2 例題 5.3 の最適条件 A3B2A_3B_2 で新たに1回実験したときの収率の、信頼率 95% の予測区間を求めよ。
  3. 5.3-3 例題 5.3 の各要因の寄与率 ρA,ρB,ρA×B,ρe\rho_A,\rho_B,\rho_{A\times B},\rho_e を求めよ。
  4. 5.3-4 例題 5.3 で、μ(A2B1)−μ(A2B2)\mu(A_2B_1)-\mu(A_2B_2) の信頼率 95% の信頼区間を求めよ。水準 A2A_2 のもとで、BB の水準 1 と 2 に差があると言えるか答えよ。

木下の勉強ステータス

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