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適用例

2026年10月15日25分で読めますAI生成教科書『資格試験』第7章 多元配置法
目次
  1. データと集計
  2. 平方和の計算
  3. 分散分析表とプーリング
  4. 最適条件の推定
  5. 確認テスト
  6. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

実験計画法 第7章 §7.2 ★★ 3つの2元表から分散分析表を作り、プールしたあと残った要因に合わせて推定式と nen_e を組み立てる

データと集計

ある樹脂の成形条件を調べるために、次の3つの因子を取り上げた。

  • 成形温度 AA(3水準)
  • 保圧 BB(2水準)
  • 冷却時間 CC(2水準)

各組合せで r=2r=2 回、計 N=24N=24 回の実験をランダムな順序で行った。特性値は曲げ強度で、大きいほどよい。計算を簡単にするため、測定値から一定の値を引いた整数で示す(定数を引いても平方和は変わらない)。

C1C_1C2C_2
データ和データ和
A1A_1B1B_112, 142615, 1530
B2B_29, 112013, 1225
A2A_2B1B_118, 163419, 2140
B2B_213, 122516, 1834
A3A_3B1B_115, 173220, 1838
B2B_216, 143019, 2039

3元表の和 Tijk⋅T_{ijk\cdot}(上の「和」の列)を、添字を1つずつ消して3つの2元表にまとめる。

ABABB1B_1B2B_2計
A1A_15645101
A2A_27459133
A3A_37069139
計200173373
ACACC1C_1C2C_2
A1A_14655
A2A_25974
A3A_36277
計167206
BCBCC1C_1C2C_2
B1B_192108
B2B_27598

平方和の計算

総和・修正項・2乗和は次のとおりである。

T=373,CT=3732/24=5797.042,∑x2=6031T=373,\qquad CT=373^2/24=5797.042,\qquad \sum x^2=6031

(7.9) の各式に代入する。各2元表のセルに入るデータの個数は、次のとおりである。

AB: nr=4,AC: mr=4,BC: lr=6AB:\ nr=4,\qquad AC:\ mr=4,\qquad BC:\ lr=6

ST=6031−5797.042=233.958,SA=1012+1332+13928−CT=104.333,SB=2002+173212−CT=30.375,SC=1672+206212−CT=63.375,SAB=562+452+742+592+702+6924−CT=147.708,SA×B=147.708−104.333−30.375=13.000,SAC=462+552+592+742+622+7724−CT=170.708,SA×C=170.708−104.333−63.375=3.000,SBC=922+1082+752+9826−CT=95.792,SB×C=95.792−30.375−63.375=2.042,SABC=262+302+⋯+3922−CT=216.458,SA×B×C=216.458−104.333−30.375−63.375−13.000−3.000−2.042=0.333,Se=233.958−216.458=17.500.\begin{aligned} S_T&=6031-5797.042=233.958,\\ S_A&=\frac{101^2+133^2+139^2}{8}-CT=104.333,\\ S_B&=\frac{200^2+173^2}{12}-CT=30.375,\qquad S_C=\frac{167^2+206^2}{12}-CT=63.375,\\ S_{AB}&=\frac{56^2+45^2+74^2+59^2+70^2+69^2}{4}-CT=147.708,\\ S_{A\times B}&=147.708-104.333-30.375=13.000,\\ S_{AC}&=\frac{46^2+55^2+59^2+74^2+62^2+77^2}{4}-CT=170.708,\\ S_{A\times C}&=170.708-104.333-63.375=3.000,\\ S_{BC}&=\frac{92^2+108^2+75^2+98^2}{6}-CT=95.792,\\ S_{B\times C}&=95.792-30.375-63.375=2.042,\\ S_{ABC}&=\frac{26^2+30^2+\dots+39^2}{2}-CT=216.458,\\ S_{A\times B\times C}&=216.458-104.333-30.375-63.375-13.000-3.000-2.042=0.333,\\ S_e&=233.958-216.458=17.500. \end{aligned}

分散分析表とプーリング

ϕe=12⋅1=12\phi_e=12\cdot1=12、Ve=17.500/12=1.458V_e=17.500/12=1.458 である。比べる FF 分布の点は次の4つである。

F1,12(0.05)=4.747,F1,12(0.01)=9.330,F2,12(0.05)=3.885,F2,12(0.01)=6.927F_{1,12}(0.05)=4.747,\quad F_{1,12}(0.01)=9.330,\quad F_{2,12}(0.05)=3.885,\quad F_{2,12}(0.01)=6.927

分散分析表は次のとおりである。

要因SSϕ\phiVVF0F_0判定
AA104.333252.16735.77∗∗^{**}
BB30.375130.37520.83∗∗^{**}
CC63.375163.37543.46∗∗^{**}
A×BA\times B13.00026.5004.46∗^{*}
A×CA\times C3.00021.5001.03
B×CB\times C2.04212.0421.40
A×B×CA\times B\times C0.33320.1670.11
ee17.500121.458
計233.95823

次の3つの交互作用は、いずれも有意でなく、F0F_0 も2を下回る。

A×C,B×C,A×B×CA\times C,\qquad B\times C,\qquad A\times B\times C

技術的にもこれらの交互作用は考えにくいとして、3つを誤差にプールする。プールは高次の交互作用から順に考えるのが普通である。A×B×CA\times B\times C が残っていると、それを構成する A×BA\times B などは推定の式から外せないからである(図 7.1 で上にある要因を残すと、その下にある要因もすべて残る)。

Se′=17.500+3.000+2.042+0.333=22.875,ϕe′=12+2+1+2=17,Ve′=22.87517=1.346.S_{e'}=17.500+3.000+2.042+0.333=22.875,\qquad \phi_{e'}=12+2+1+2=17,\qquad V_{e'}=\frac{22.875}{17}=1.346.

プール後の分散分析表は次のとおりである。比べる FF 分布の点は次の4つである。

F1,17(0.05)=4.451,F1,17(0.01)=8.400,F2,17(0.05)=3.592,F2,17(0.01)=6.112F_{1,17}(0.05)=4.451,\quad F_{1,17}(0.01)=8.400,\quad F_{2,17}(0.05)=3.592,\quad F_{2,17}(0.01)=6.112

要因SSϕ\phiVVF0F_0判定
AA104.333252.16738.77∗∗^{**}
BB30.375130.37522.57∗∗^{**}
CC63.375163.37547.10∗∗^{**}
A×BA\times B13.00026.5004.83∗^{*}
e′e'22.875171.346
計233.95823

主効果 A,B,CA,B,C は 1% で、交互作用 A×BA\times B は 5% で有意である。

図

図 7.2 適用例の ABAB 2元表の平均 xˉij⋅⋅\bar x_{ij\cdot\cdot}。実線が B1B_1、破線が B2B_2。A1,A2A_1,A_2 では B1B_1 が約 3.53.5 高いが、A3A_3 ではほぼ差が無い。この平行でない形が A×BA\times B の有意に対応する。

最適条件の推定

プール後に残った要因は A,B,C,A×BA,B,C,A\times B なので、組合せの母平均の構造は

μ(AiBjCk)=μ+ai+bj+(ab)ij+ck=[μ+ai+bj+(ab)ij]+[μ+ck]−μ\mu(A_iB_jC_k)=\mu+a_i+b_j+(ab)_{ij}+c_k=\big[\mu+a_i+b_j+(ab)_{ij}\big]+\big[\mu+c_k\big]-\mu

である。右辺の3つの括弧は、順に xˉij⋅⋅\bar x_{ij\cdot\cdot}、xˉ⋅⋅k⋅\bar x_{\cdot\cdot k\cdot} と全体平均で推定できる。よって

μ^(AiBjCk)=xˉij⋅⋅+xˉ⋅⋅k⋅−xˉ.(7.11)\hat\mu(A_iB_jC_k)=\bar x_{ij\cdot\cdot}+\bar x_{\cdot\cdot k\cdot}-\bar x.\tag{7.11}

推定の式は、次の手順で組み立てる。

  1. 残った要因を図 7.1 で包含する、最も上の要因の表の平均を足す。ここでは ABAB 2元表と、1元表 CC である。
  2. 重なって2回数えた部分を引く。ここでは μ\mu である。

最適条件は、次の2つを組み合わせた A2B1C2A_2B_1C_2 である。

  • ABAB 2元表の平均が最大の A2B1A_2B_1。平均は 74/4=18.574/4=18.5 である。A×BA\times B が有意なので、2つの因子は別々にでなく2元表で選ぶ。
  • CC の平均が大きい C2C_2。平均は 206/12=17.167206/12=17.167 である。CC はほかの因子と交互作用を持たないので、それだけで選んでよい。

μ^(A2B1C2)=18.5+17.167−15.542=20.125(xˉ=373/24=15.542).\hat\mu(A_2B_1C_2)=18.5+17.167-15.542=20.125\qquad(\bar x=373/24=15.542).

有効反復数は、伊奈の式で各平均の係数をデータ数で割って足すと

1ne=1nr+1lmr−1N=14+112−124=724,\frac1{n_e}=\frac1{nr}+\frac1{lmr}-\frac1N=\frac14+\frac1{12}-\frac1{24}=\frac{7}{24},

田口の式で点推定に用いた要因の自由度を数えると

1ne=1+ϕA+ϕB+ϕA×B+ϕCN=1+2+1+2+124=724\frac1{n_e}=\frac{1+\phi_A+\phi_B+\phi_{A\times B}+\phi_C}{N}=\frac{1+2+1+2+1}{24}=\frac7{24}

となり、どちらも ne=24/7n_e=24/7 である。第5章で述べたとおり、2つの式が一致するのには理由がある。この推定量は、次の要因が張る7次元の部分空間への射影の成分である。

一般平均+A+B+A×B+C\text{一般平均}+A+B+A\times B+C

釣り合った計画では、その射影行列の対角成分がすべて 7/24 に等しい。

信頼率 95% の信頼区間は、t17(0.025)=2.110t_{17}(0.025)=2.110 を使って

20.125±2.110Ve′ne=20.125±2.1101.346×724=20.125±2.110×0.6265=20.125±1.322,20.125\pm2.110\sqrt{\frac{V_{e'}}{n_e}}=20.125\pm2.110\sqrt{1.346\times\frac7{24}}=20.125\pm2.110\times0.6265=20.125\pm1.322,

すなわち [18.80, 21.45][18.80,\ 21.45] である。この条件で新しく1回実験したときの値の 95% 予測区間は

20.125±2.110(1+724)1.346=20.125±2.782,20.125\pm2.110\sqrt{\Big(1+\frac7{24}\Big)1.346}=20.125\pm2.782,

すなわち [17.34, 22.91][17.34,\ 22.91] である。

もし交互作用を1つもプールしなければ、推定値は3元表の平均 xˉ212⋅=40/2=20\bar x_{212\cdot}=40/2=20 で ne=r=2n_e=r=2 となる。プールによって、区間は次の2つの理由で狭くなる。

  • 推定に使うデータが実質的に増える。nen_e は2から 24/7≈3.4324/7\approx3.43 へ増える。
  • 誤差の自由度が12から17へ増える。

ただし、プールした交互作用が実際には0でないとする。このとき推定量の期待値は、真の母平均から次の量だけずれる。

E[xˉij⋅⋅+xˉ⋅⋅k⋅−xˉ]−μ(AiBjCk)=(ac)ik+(bc)jk+(abc)ijkE\bigl[\bar x_{ij\cdot\cdot}+\bar x_{\cdot\cdot k\cdot}-\bar x\bigr]-\mu(A_iB_jC_k)=(ac)_{ik}+(bc)_{jk}+(abc)_{ijk}

これがプールの判断を慎重に行う理由である。

残った要因と推定の式・有効反復数(3元配置、N=lmnrN=lmnr)

残った交互作用μ^(AiBjCk)\hat\mu(A_iB_jC_k)1/ne1/n_e(伊奈)
なしxˉi⋅⋅⋅+xˉ⋅j⋅⋅+xˉ⋅⋅k⋅−2xˉ\bar x_{i\cdot\cdot\cdot}+\bar x_{\cdot j\cdot\cdot}+\bar x_{\cdot\cdot k\cdot}-2\bar x1mnr+1lnr+1lmr−2N\frac1{mnr}+\frac1{lnr}+\frac1{lmr}-\frac2N
A×BA\times Bxˉij⋅⋅+xˉ⋅⋅k⋅−xˉ\bar x_{ij\cdot\cdot}+\bar x_{\cdot\cdot k\cdot}-\bar x1nr+1lmr−1N\frac1{nr}+\frac1{lmr}-\frac1N
A×B, A×CA\times B,\ A\times Cxˉij⋅⋅+xˉi⋅k⋅−xˉi⋅⋅⋅\bar x_{ij\cdot\cdot}+\bar x_{i\cdot k\cdot}-\bar x_{i\cdot\cdot\cdot}1nr+1mr−1mnr\frac1{nr}+\frac1{mr}-\frac1{mnr}
2因子交互作用3つxˉij⋅⋅+xˉi⋅k⋅+xˉ⋅jk⋅\bar x_{ij\cdot\cdot}+\bar x_{i\cdot k\cdot}+\bar x_{\cdot jk\cdot}田口の式で lmn−ϕA×B×CN\frac{lmn-\phi_{A\times B\times C}}{N}
−xˉi⋅⋅⋅−xˉ⋅j⋅⋅−xˉ⋅⋅k⋅+xˉ\quad{}-\bar x_{i\cdot\cdot\cdot}-\bar x_{\cdot j\cdot\cdot}-\bar x_{\cdot\cdot k\cdot}+\bar x
全部(A×B×CA\times B\times C も)xˉijk⋅\bar x_{ijk\cdot}1r\frac1r
主効果 A,B,CA,B,C はどの行でも残っているとする。どの行でも、田口の式と伊奈の式で同じ値になる。田口の式は

1ne=1+(残った要因の自由度の和)N\frac1{n_e}=\frac{1+(\text{残った要因の自由度の和})}{N}

である。

例題 7.3 空欄のある分散分析表から最適条件の区間推定まで ★★

オリジナル水準数を (l,m,n)=(2,3,2)(l,m,n)=(2,3,2) とする。各組合せで r=2r=2 回、計 N=24N=24 回の実験をした。平方和は次のとおりであった。

STS_TSAS_ASBS_BSCS_CSA×BS_{A\times B}SA×CS_{A\times C}SB×CS_{B\times C}SA×B×CS_{A\times B\times C}
150.040.030.012.03.021.04.02.0

特性値は大きいほどよい。平均は次のとおりである。

  • ACAC 2元表で最大の平均は xˉ1⋅2⋅=31.0\bar x_{1\cdot2\cdot}=31.0 である。
  • BB で最大の平均は xˉ⋅3⋅⋅=27.5\bar x_{\cdot3\cdot\cdot}=27.5 である。
  • 全体平均は xˉ=25.0\bar x=25.0 である。
  1. SeS_e を求めて分散分析表を作り、5% と 1% で検定せよ。
  2. 交互作用のうち F0<2F_0<2 のものをプールして表を作り直し、検定せよ。CC の判定が変わる理由を述べよ。
  3. 最適条件の母平均の点推定値と、信頼率 95% の信頼区間を求めよ。

必要なら次の値を用いよ。

F1,12(0.05)=4.747,F1,12(0.01)=9.330,F2,12(0.05)=3.885,F2,12(0.01)=6.927,F1,18(0.05)=4.414,F1,18(0.01)=8.285,F2,18(0.05)=3.555,F2,18(0.01)=6.013,t18(0.025)=2.101\begin{gathered}F_{1,12}(0.05)=4.747,\quad F_{1,12}(0.01)=9.330,\quad F_{2,12}(0.05)=3.885,\quad F_{2,12}(0.01)=6.927,\\ F_{1,18}(0.05)=4.414,\quad F_{1,18}(0.01)=8.285,\quad F_{2,18}(0.05)=3.555,\quad F_{2,18}(0.01)=6.013,\\ t_{18}(0.025)=2.101\end{gathered}

解答
  1. 自由度は次のとおりで、和は23である。

ϕA=1,ϕB=2,ϕC=1,ϕA×B=2,ϕA×C=1,ϕB×C=2,ϕA×B×C=2,ϕe=12⋅1=12\begin{gathered}\phi_A=1,\quad \phi_B=2,\quad \phi_C=1,\quad \phi_{A\times B}=2,\quad \phi_{A\times C}=1,\\ \phi_{B\times C}=2,\quad \phi_{A\times B\times C}=2,\quad \phi_e=12\cdot1=12\end{gathered}

誤差の平方和と平均平方は次のとおりである。

Se=150.0−(40+30+12+3+21+4+2)=38.0,Ve=38.0/12=3.167S_e=150.0-(40+30+12+3+21+4+2)=38.0,\qquad V_e=38.0/12=3.167

FA=40.03.167=12.63,FB=15.03.167=4.74,FC=12.03.167=3.79,FA×B=1.53.167=0.47,FA×C=21.03.167=6.63,FB×C=2.03.167=0.63,FA×B×C=1.03.167=0.32.\begin{gathered} F_A=\frac{40.0}{3.167}=12.63,\quad F_B=\frac{15.0}{3.167}=4.74,\quad F_C=\frac{12.0}{3.167}=3.79,\\ F_{A\times B}=\frac{1.5}{3.167}=0.47,\quad F_{A\times C}=\frac{21.0}{3.167}=6.63,\\ F_{B\times C}=\frac{2.0}{3.167}=0.63,\quad F_{A\times B\times C}=\frac{1.0}{3.167}=0.32. \end{gathered}

判定は次のとおりである。

  • AA は 12.63>9.33012.63>9.330 で 1% 有意である。
  • BB は 3.885<4.74<6.9273.885<4.74<6.927 で 5% 有意である。
  • A×CA\times C は 4.747<6.63<9.3304.747<6.63<9.330 で 5% 有意である。
  • CC は 3.79<4.7473.79<4.747 で有意でない。ほかの交互作用も有意でない。
  1. F0<2F_0<2 の交互作用は、次の3つである。これらをプールする。

A×B,B×C,A×B×CA\times B,\qquad B\times C,\qquad A\times B\times C

Se′=38.0+3.0+4.0+2.0=47.0,ϕe′=12+2+2+2=18,Ve′=2.611S_{e'}=38.0+3.0+4.0+2.0=47.0,\qquad \phi_{e'}=12+2+2+2=18,\qquad V_{e'}=2.611

FA=40.02.611=15.32,FB=15.02.611=5.74,FC=12.02.611=4.60,FA×C=21.02.611=8.04.\begin{gathered} F_A=\frac{40.0}{2.611}=15.32,\quad F_B=\frac{15.0}{2.611}=5.74,\\ F_C=\frac{12.0}{2.611}=4.60,\quad F_{A\times C}=\frac{21.0}{2.611}=8.04. \end{gathered}

判定は次のとおりである。

  • AA は 1% 有意である。
  • BB は 3.555<5.74<6.0133.555<5.74<6.013 で 5% 有意である。
  • CC は 4.414<4.60<8.2854.414<4.60<8.285 で 5% 有意である。
  • A×CA\times C は 4.414<8.04<8.2854.414<8.04<8.285 で 5% 有意である。

CC が有意に変わったのは、次の2つによる。

  1. 誤差の自由度が12から18に増えた。そのため F1,ϕ(0.05)F_{1,\phi}(0.05) が 4.747 から 4.414 に下がった。
  2. プールした3つの平均平方は、いずれも VeV_e より小さかった。そのため誤差の平均平方が 3.167 から 2.611 に下がった。

なお、CC はプール前に有意でなくても、推定の式から外すことはできない。A×CA\times C が有意だからである。交互作用 A×CA\times C を残すと、その部分である2つの主効果も残る。3. 残った要因は A,B,C,A×CA,B,C,A\times C なので、推定の式は次のとおりである。

μ^(AiBjCk)=xˉi⋅k⋅+xˉ⋅j⋅⋅−xˉ\hat\mu(A_iB_jC_k)=\bar x_{i\cdot k\cdot}+\bar x_{\cdot j\cdot\cdot}-\bar x

最適条件は、ACAC 2元表で最大の A1C2A_1C_2 に、もう1つの因子で最大の水準を組み合わせたものである。それは A1B3C2A_1B_3C_2 で、

μ^(A1B3C2)=31.0+27.5−25.0=33.5.\hat\mu(A_1B_3C_2)=31.0+27.5-25.0=33.5.

有効反復数を2つの式で求める。

  • 田口の式では次のとおりである。

1ne=1+ϕA+ϕC+ϕA×C+ϕBN=1+1+1+1+224=14\frac1{n_e}=\frac{1+\phi_A+\phi_C+\phi_{A\times C}+\phi_B}{N}=\frac{1+1+1+1+2}{24}=\frac14

  • 伊奈の式では、xˉ1⋅2⋅\bar x_{1\cdot2\cdot} は mr=6mr=6 個の平均である。xˉ⋅3⋅⋅\bar x_{\cdot3\cdot\cdot} は lnr=8lnr=8 個の平均である。

1ne=16+18−124=14\frac1{n_e}=\frac16+\frac18-\frac1{24}=\frac14

どちらも ne=4n_e=4 である。

33.5±2.1012.6114=33.5±2.101×0.808=33.5±1.70,33.5\pm2.101\sqrt{\frac{2.611}{4}}=33.5\pm2.101\times0.808=33.5\pm1.70,

すなわち [31.80, 35.20][31.80,\ 35.20] である。

確認テスト

オリジナル

  1. 7.2-1 3つの因子がいずれも2水準で、r=2r=2 の3元配置(N=16N=16)を考える。ABAB 2元表の和は次のとおりであった。

T11⋅⋅=40,T12⋅⋅=52,T21⋅⋅=50,T22⋅⋅=46T_{11\cdot\cdot}=40,\quad T_{12\cdot\cdot}=52,\quad T_{21\cdot\cdot}=50,\quad T_{22\cdot\cdot}=46

次の4つを求めよ。

CT,SA,SB,SA×BCT,\qquad S_A,\qquad S_B,\qquad S_{A\times B}

また2水準では次となることを確かめよ。

SA×B=(T11⋅⋅−T12⋅⋅−T21⋅⋅+T22⋅⋅)2NS_{A\times B}=\frac{(T_{11\cdot\cdot}-T_{12\cdot\cdot}-T_{21\cdot\cdot}+T_{22\cdot\cdot})^2}{N} 2. 7.2-2 水準数を (l,m,n)=(3,3,2)(l,m,n)=(3,3,2)、r=2r=2 とする3元配置で、平方和は次のとおりであった。

SAS_ASBS_BSCS_CSA×BS_{A\times B}SA×CS_{A\times C}SB×CS_{B\times C}SA×B×CS_{A\times B\times C}SeS_e
48.020.09.06.05.21.24.427.0

分散分析表を作って検定せよ。交互作用をすべてプールした表でも検定せよ。プール後の最適条件の推定で、nen_e はいくらか。必要なら次の値を用いよ。

F2,18(0.01)=6.013,F1,18(0.05)=4.414,F1,18(0.01)=8.285,F4,18(0.05)=2.928,F2,18(0.05)=3.555,F2,30(0.01)=5.390,F1,30(0.05)=4.171,F1,30(0.01)=7.562\begin{gathered}F_{2,18}(0.01)=6.013,\quad F_{1,18}(0.05)=4.414,\quad F_{1,18}(0.01)=8.285,\quad F_{4,18}(0.05)=2.928,\\ F_{2,18}(0.05)=3.555,\quad F_{2,30}(0.01)=5.390,\quad F_{1,30}(0.05)=4.171,\quad F_{1,30}(0.01)=7.562\end{gathered} 3. 7.2-3 水準数を (l,m,n)=(3,2,2)(l,m,n)=(3,2,2)、r=2r=2 とする3元配置を考える。プール後に、2つの交互作用 A×BA\times B と B×CB\times C が残った。μ^(AiBjCk)\hat\mu(A_iB_jC_k) の式を書け。また nen_e を、伊奈の式と田口の式の両方で求めよ。4. 7.2-4 本節の適用例で、μ(A2B1C2)−μ(A3B1C2)\mu(A_2B_1C_2)-\mu(A_3B_1C_2) の点推定値と信頼率 95% の信頼区間を求めよ。5. 7.2-5 推定量 xˉij⋅⋅+xˉ⋅⋅k⋅−xˉ\bar x_{ij\cdot\cdot}+\bar x_{\cdot\cdot k\cdot}-\bar x の分散が σ2(1nr+1lmr−1N)\sigma^2\big(\frac1{nr}+\frac1{lmr}-\frac1N\big) であることを、平均どうしの共分散を計算して示せ。

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