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χ2\chi^2 分布表の引き方

2026年10月17日5分で読めますAI生成教科書『資格試験』第11章 母比率と母分散の区間推定
目次
  1. 上側の点と下側の点
  2. 表に無い値の扱いと、自由度が大きいときの近似
  3. 確認テスト
  4. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

統計学の復習 第11章 §11.5 ★★ 表の値は上側確率 α\alpha の点 χν2(α)\chi^2_\nu(\alpha)。分布が左右非対称なので、両側の区間には上側と下側の2つの点を別々に引く

上側の点と下側の点

W∼χν2W\sim\chi^2_\nu について、P(W>c)=αP(W>c)=\alpha となる cc を上側 100α%100\alpha\% 点と呼び、χν2(α)\chi^2_\nu(\alpha) と書く。χ2\chi^2 分布表は、行が自由度 ν\nu、列が上側確率 α\alpha で、その交点に χν2(α)\chi^2_\nu(\alpha) が並ぶ。下側 100α%100\alpha\% 点、すなわち P(W<c)=αP(W<c)=\alpha となる cc は、上側確率が 1−α1-\alpha の点なので χν2(1−α)\chi^2_\nu(1-\alpha) である。表の右寄りの列(α=0.025, 0.01\alpha=0.025,\ 0.01 など)が上側の点、左寄りの列(α=0.975, 0.99\alpha=0.975,\ 0.99 など)が下側の点に当たる。

正規分布や tt 分布は 00 について対称なので、下側の点は上側の点の符号を変えるだけで得られた(−zα-z_\alpha、−tν(α)-t_\nu(\alpha))。χ2\chi^2 分布は対称でないので、そうはならない。たとえば自由度 99 では χ92(0.025)=19.023\chi^2_9(0.025)=19.023、χ92(0.975)=2.700\chi^2_9(0.975)=2.700 で、期待値 99 から上へ 10.0210.02、下へ 6.306.30 離れている(図 11.3)。両側95% の範囲を作るには、この2つを表から別々に引かなければならない。

図

図 11.3 χ92\chi^2_9 の密度と、両側にそれぞれ確率 0.0250.025 を残す2つの点。下側の点 χ92(0.975)=2.700\chi^2_9(0.975)=2.700 は期待値の 6.306.30 下、上側の点 χ92(0.025)=19.023\chi^2_9(0.025)=19.023 は 10.0210.02 上にあり、右の裾の方が長い。

表に無い値の扱いと、自由度が大きいときの近似

表の値から、統計量の上側確率の範囲を読むこともできる。自由度 1515 で統計量が 2424 なら、表の χ152(0.10)=22.307\chi^2_{15}(0.10)=22.307 と χ152(0.05)=24.996\chi^2_{15}(0.05)=24.996 の間にあるので、上側確率は 0.050.05 と 0.100.10 の間である(正確な値は 0.06510.0651)。

自由度が表の範囲を超えて大きいときは、中心極限定理(χν2\chi^2_\nu は独立な ν\nu 個の和)から

χν2(α)≈ν+zα2ν(11.14)\chi^2_\nu(\alpha)\approx\nu+z_\alpha\sqrt{2\nu}\tag{11.14}

と近似できる。自由度 100100 では 100+1.645×200=123.26100+1.645\times\sqrt{200}=123.26 で、正確な値 124.34124.34 より 1.11.1 小さい。分布が右に歪んでいる分だけ、正確な上側の点は正規近似より右にある。この近似は2級の範囲では見当をつけるためのもので、試験では表の値を使う。

2つの特別な自由度では、点を数表なしに求めることができる。自由度 11 では P(Z2>c)=P(∣Z∣>c)P(Z^2>c)=P(\lvert Z\rvert >\sqrt c) なので χ12(α)=zα/22\chi^2_1(\alpha)=z_{\alpha/2}^2 で、たとえば χ12(0.05)=1.9602=3.841\chi^2_1(0.05)=1.960^2=3.841 である。自由度 22 では例題 11.5 のとおり χ22(α)=−2log⁡α\chi^2_2(\alpha)=-2\log\alpha である。

例題 11.7 両側の点と、上側確率の範囲 ★★

オリジナル

  1. 自由度 1515 の χ2\chi^2 分布で、中央に確率 0.950.95 を残す2つの点を答えよ。
  2. 自由度 1515 の統計量の値が 6.06.0 だった。これより小さい値が出る確率はどの範囲にあるか、χ152(0.975)=6.262\chi^2_{15}(0.975)=6.262 を使って答えよ。
  3. 自由度 2020 の上側5% 点を (11.14) で近似し、正確な値 31.41031.410 と比べよ。
解答

(1) 両端に 0.0250.025 ずつを残すので、上側の点は χ152(0.025)=27.488\chi^2_{15}(0.025)=27.488、下側の点は上側確率 0.9750.975 の点 χ152(0.975)=6.262\chi^2_{15}(0.975)=6.262 である。P(6.262≤W≤27.488)=0.95P(6.262\le W\le27.488)=0.95。

(2) 6.0<6.2626.0<6.262 で、P(W<6.262)=0.025P(W<6.262)=0.025 なので、P(W<6.0)<0.025P(W<6.0)<0.025 である。統計量が自由度に比べて小さすぎる側で珍しい値である。

(3) 20+1.645×40=20+1.645×6.3246=30.4020+1.645\times\sqrt{40}=20+1.645\times6.3246=30.40 である。正確な値 31.41031.410 より約 1.01.0 小さく、相対誤差は約 3%3\% である。

確認テスト

オリジナル

  1. 11.5-1 χ12(0.05)=z0.0252\chi^2_1(0.05)=z_{0.025}^2 となる理由を、W=Z2W=Z^2 と書いて説明せよ。
  2. 11.5-2 数表を使わずに χ22(0.10)\chi^2_2(0.10) を求めよ(log⁡10=2.302585\log10=2.302585)。
  3. 11.5-3 自由度 5050 の上側5% 点を (11.14) で近似し、正確な値 67.50567.505 との差を答えよ。差が正負どちらに出るかを分布の形から説明せよ。
  4. 11.5-4 W∼χ122W\sim\chi^2_{12} のとき、P(W<a)=0.05P(W<a)=0.05 となる aa と、P(W>b)=0.05P(W>b)=0.05 となる bb を、表の記号 χ122(⋅)\chi^2_{12}(\cdot) で書き、値を答えよ(χ122(0.95)=5.226\chi^2_{12}(0.95)=5.226、χ122(0.05)=21.026\chi^2_{12}(0.05)=21.026)。P(a≤W≤b)P(a\le W\le b) はいくらか。

木下の勉強ステータス

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