平方根の有理数条件
定理(平方根の有理数条件)
非負整数nについて1平方数とは、0,1,4,9,16,… のように整数の2乗になっている数のことです。たとえば 9=3 は有理数で、3 や 8 は有理数ではありません。、
[nが有理数]⇔[nが平方数]
が成立する。
【証明1】
[nが有理数]⇐[nが平方数]は自明なので、
[nが有理数]⇒[nが平方数]を示せば良い。
n=0では自明。n≧1について考える。
nが有理数であるなら、上よりnは正なので、ある2つの互いに素な自然数pとqによって
n=pq
と表せる。両辺を二乗して、
n=p2q2⇔np2=q2⋯①
となる。
①の式で、pとqが互いに素であるので、p2とq2も互いに素だから、p≧2だとp2がq2の約数になってしまいこれら二つが互いに素であることに矛盾する。よってp=1なので、
n=q2
となる。今、qは自然数であるから、nは平方数となっている。よって示された。□
キーポイントはpとqを互いに素にしておくことでしたね!本質的にはほぼ同じですが、前に扱った2の非有理数性の証明と同じ方針で、以下のようにも示せます:
【証明2】
[nが有理数]⇒[nが平方数]を示せば良い。
n=0では自明。n≧1について考える。
nが有理数であるなら、上よりnは正なので、ある2つの互いに素な自然数pとqによって
n=pq
と表せる。両辺を二乗して、
n=p2q2⋯②
となる。
②の式で、pとqが互いに素であるので、p2とq2も互いに素だから、p2q2は既約分数である。今、左辺のnは自然数なので既約分数p2q2も自然数になる必要があり、よってp2=1となるから
n=q2
となる。今、qは自然数であるから、nは平方数となっている。よって示された。□
1 平方数とは、0,1,4,9,16,… のように整数の2乗になっている数のことです。たとえば 9=3 は有理数で、3 や 8 は有理数ではありません。
塾の授業で配った補足資料をもとに書き直しました。
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