零点項に現れる発散の意味
AI 生成・木下が未勉強
場の量子論入門 第2部 第1章 §2.1.5 ★★ 無限大の正体は体積。第3章の Casimir 効果への入口。
式(2.1.8) の第2項には という露骨に発散した量が入っている。これは病気ではなく、記法が意味を隠しているだけである。 の定義
で と置けば、右辺は (全空間の体積)である。つまり
したがって式(2.1.8) の第2項は
であり、「体積 掛ける、あるエネルギー密度」という形をしている。 が無限大なのは全空間の体積が無限大だからで、有限の箱に入れれば有限になる。エネルギーが体積に比例して増えるのは示量性としてむしろ自然である。
もっとも、これで発散が消えたわけではない。密度 自体が大きい で となって発散する。こちらは体積とは無関係な、短距離(高運動量)側の発散である。この2種類の無限大の扱いが第3章の主題になる。
例題 1.2(Heisenberg 方程式とモードの時間発展)
オリジナル式(2.1.8) の を使って の Heisenberg 方程式を解き、 を示せ。さらに、これを式(2.1.3) に入れた が Klein–Gordon 方程式を満たすことを確認せよ。
例題 1.3(有限の箱に入れて を確かめる)
オリジナル一辺 の立方体に周期境界条件を課す。許される波数は()で離散的になる。
- (1) 場を離散和 と展開したとき、 になることを確かめよ()。
- (2) このとき の零点エネルギーを求め、 で連続版に一致することを示せ。
解答
(1) 周期境界条件のもとでの直交関係は である(連続版の が に置き換わる)。本文の逆解き(2.1.6) を離散版で繰り返すと
となり、 から を得る。 を展開に入れておいたのは、このように右辺を無次元のKronecker にそろえるためである。
(2) 同じ計算を について行うと となる。零点エネルギーは であり、各モードがちょうど を持つという調和振動子の常識どおりである。 では、モードの間隔が なので と置き換わり
となって、本文の と一致する。比較すると 、すなわち である。無限大の正体が体積であることが、離散化すればはっきり見える。
木下の勉強ステータス
木下はまだこの記事を勉強していません。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com
← AI生成教科書『基礎理論』の記事一覧へ