ヘリシティ演算子
AI 生成・木下が未勉強
場の量子論入門 第4部 第2章 §4.2.5 ★★ 観測量:運動方向へのスピンの射影。質量ゼロで特別な意味をもつ
スピンの向きを指定する自然な軸は、粒子自身の運動方向である。運動量方向の単位ベクトルを として
をヘリシティ演算子と呼ぶ。 なので固有値は であり、 を右巻き、 を左巻きと呼ぶ。自由粒子では が保存し、 は Dirac ハミルトニアン と交換するので、ヘリシティは保存量である。
ただしヘリシティは Lorentz 不変量ではない。質量があれば粒子より速く走る慣性系が取れ、その系では運動量の向きが反転する一方でスピンの向きは変わらないので、ヘリシティの符号が逆転する。質量ゼロならどの慣性系からも追い越せないので、ヘリシティは不変量になる。この事情が、第6章でカイラリティ(Lorentz 不変だが質量があると保存しない量)とヘリシティ(保存するが Lorentz 不変でない量)を対比する動機になる。
例題 2.2(ヘリシティ固有スピノル)
オリジナル運動量が 軸正方向を向く場合 ()について、ヘリシティ をもつ正振動数スピノル を書き下せ。また質量ゼロ極限での形を述べよ。
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