tecktom.com

接束と (q,q˙,t)(q,\dot q,t) が独立な理由

2026年10月22日16分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第3章 1形式と双対
目次
  1. 問題の所在
  2. 同じ点を通る解は無数にある
  3. 接束は 次元の多様体
  4. 持ち上げと解の一意性
  5. 偏微分→経路の代入→ の3手順
  6. 確認テスト
  7. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

物理のための微分幾何入門 第3章 §3.5 ★★★ Lagrangian は接束(と時間)の上の関数で、qq と q˙\dot q はその独立な座標である。q˙=dq/dt\dot q=\mathrm{d} q/\mathrm{d} t は解の曲線の上でだけ成り立つ関係である

問題の所在

Euler–Lagrange 方程式を書くとき、L(q,q˙,t)L(q,\dot q,t) を qq で偏微分する。その際には q˙\dot q を固定する。逆に q˙\dot q で偏微分する際には、qq を固定する。

しかし運動の途中では q˙=dq/dt\dot q=\mathrm{d} q/\mathrm{d} t である。配位が時刻の関数として決まれば、速度も決まるように見える。一方を固定して他方だけを動かす操作が何を意味するのかが、この節の問いである。

答えは3つの事実に分けられる。

  1. 同じ時刻に同じ配位を通る運動は無数にあり、配位 qq だけでは速度 q˙\dot q が決まらない。
  2. Lagrangian は配位空間 QQ の上の関数ではなく、接束 TQTQ(と時刻の直線)の上の関数である。(q,q˙,t)(q,\dot q,t) はその多様体の独立な座標である。
  3. 関係 q˙=dq/dt\dot q=\mathrm{d} q/\mathrm{d} t は、運動の経路を接束へ持ち上げた曲線の上でだけ成り立つ。偏微分は経路を代入する前に行う。

同じ点を通る解は無数にある

調和振動子 L=m2q˙2−m2ω2q2L=\frac m2\dot q^2-\frac m2\omega^2q^2 を例にとる。運動方程式は q¨=−ω2q\ddot q=-\omega^2q である。時刻0に配位 q0q_0 を通る解は、次の式で与えられる。

q(t)=q0cos⁡ωt+v0ωsin⁡ωt(3.24)q(t)=q_0\cos\omega t+\frac{v_0}{\omega}\sin\omega t\tag{3.24}

v0v_0 は任意の実数である。したがって、点 (t,q)=(0,q0)(t,q)=(0,q_0) を通る解は無数にある(図 3.5 左)。これらの解は同じ点を通るが、その点での傾き q˙(0)=v0\dot q(0)=v_0 が互いに違う。

図

図 3.5 調和振動子(ω=1\omega=1、q0=0.5q_0=0.5)の解 (3.24)。左:配位空間と時刻の平面 (t,q)(t,q) では、5本の解が同じ点 (0,q0)(0,q_0) を通る。右:接束 TQTQ の平面 (q,v)(q,v) では、5本の解は直線 q=q0q=q_0 の上の別々の点 (q0,v0)(q_0,v_0) を通り、互いに交わらない。

図 3.5 の右は、同じ解を配位と速度の組 (q,v)(q,v) の平面に描いたものである。左の図で1点に重なっていた5本の解は、右の図では縦の直線の上の5つの別々の点に分かれる。各解は円 q2+v2/ω2=一定q^2+v^2/\omega^2=\text{一定} を描き、どの2本も交わらない。解を区別するのに必要な情報は qq ではなく、組 (q,v)(q,v) である。

接束は 2n2n 次元の多様体

定義 3.17(接束)

配位空間 QQ の各点の接空間を集めた集合を接束と呼ぶ。

TQ={(q,v)∣q∈Q, v∈TqQ}TQ=\{(q,v)\mid q\in Q,\ v\in T_qQ\}

配位空間の座標 qiq^i と、座標基底での成分 v=vi ∂/∂qiv=v^i\,\partial/\partial q^i を並べる。その組 (q1,…,qn,v1,…,vn)(q^1,\dots,q^n,v^1,\dots,v^n) を接束の座標に使う。

命題 3.18(接束の座標変換)

配位空間の座標を q′a=q′a(q)q'^a=q'^a(q) に取り替えると、TQTQ の座標は次のように変わる。

q′a=q′a(q),v′a=∂q′a∂qj(q) vj(3.25)q'^a=q'^a(q),\qquad v'^a=\frac{\partial q'^a}{\partial q^j}(q)\,v^j\tag{3.25}

この変換は滑らかで、逆変換も同じ形で滑らかである。したがって TQTQ は 2n2n 次元の多様体になる。組 (q,v)(q,v) はその座標である。

証明

接ベクトルの成分の変換則(第2章 §2.2)から2番目の式が出る。右辺は qq の滑らかな関数と vv の1次式の積なので、全体として滑らかである。逆変換は、q′q' と qq の役割を入れ替えた同じ形の式で与えられる。Jacobi 行列 ∂q′/∂q\partial q'/\partial q が正則なので、vv について解くこともできる。

座標 (q,v)(q,v) を持つ多様体の上では、2つは独立な変数である。平面の座標 (x,y)(x,y) と同じく、どの組 (q,v)(q,v) も接束の1点を表す。慣例では viv^i を q˙i\dot q^i と書く。したがって L(q,q˙,t)L(q,\dot q,t) の中の q˙\dot q は、時間微分ではなく接束の座標の名前である。

時間に陽に依存する Lagrangian を扱うには、TQTQ に時刻の直線をかけた R×TQ\mathbb{R}\times TQ を使う。これは座標 (t,q,v)(t,q,v) を持つ 2n+12n+1 次元の多様体である。

定義 3.19(Lagrangian)

Lagrangian とは、R×TQ\mathbb{R}\times TQ の上の滑らかな関数 L(q,v,t)L(q,v,t) のことである。その偏導関数は、2n+12n+1 個の独立な座標についての普通の偏微分である。

持ち上げと解の一意性

配位空間の曲線 γ(t)\gamma(t) が与えられると、各時刻の速度 γ˙(t)∈Tγ(t)Q\dot\gamma(t)\in T_{\gamma(t)}Q が決まる。組 γ^(t)=(γ(t),γ˙(t))\hat\gamma(t)=(\gamma(t),\dot\gamma(t)) は接束の曲線で、これを γ\gamma の持ち上げと呼ぶ。持ち上げの上では v=dq/dtv=\mathrm{d} q/\mathrm{d} t が成り立つ。

接束の曲線がすべて持ち上げになるわけではない。たとえば (q(t),v(t))=(0,1)(q(t),v(t))=(0,1) という一定の曲線を考える。持ち上げなら v=dq/dt=0v=\mathrm{d} q/\mathrm{d} t=0 のはずなので、これは持ち上げでない。関係 v=dq/dtv=\mathrm{d} q/\mathrm{d} t は2つの座標の間の恒等式ではなく、曲線に課す条件である。

命題 3.20(解の一意性)

LL が正則(命題 3.16 の WW が正則)とする。このとき、R×TQ\mathbb{R}\times TQ の各点 (t0,q0,v0)(t_0,q_0,v_0) を1つ選ぶ。Euler–Lagrange 方程式の解で、次の初期条件を満たすものが t0t_0 の近くでただ1つ存在する。

γ(t0)=q0,γ˙(t0)=v0\gamma(t_0)=q_0,\qquad \dot\gamma(t_0)=v_0

配位と時刻の点 (t0,q0)(t_0,q_0) だけを指定すると、v0v_0 の選び方の数だけ解がある。

証明

Euler–Lagrange 方程式 ddt∂L∂vi−∂L∂qi=0\frac{\mathrm{d}}{\mathrm{d} t}\frac{\partial L}{\partial v^i}-\frac{\partial L}{\partial q^i}=0 の第1項を、経路 (γ,γ˙)(\gamma,\dot\gamma) の上で連鎖律によって展開する。

ddt∂L∂vi=Wij γ¨j+∂2L∂vi∂qj γ˙j+∂2L∂vi∂t\frac{d }{d t}\frac{\partial L}{\partial v^i}=W_{ij}\,\ddot\gamma^j+\frac{\partial^2L}{\partial v^i\partial q^j}\,\dot\gamma^j+\frac{\partial^2L}{\partial v^i\partial t}

WW が正則なので、方程式は加速度について解ける。その結果は、2階の常微分方程式 γ¨i=ai(γ,γ˙,t)\ddot\gamma^i=a^i(\gamma,\dot\gamma,t) である。aia^i は滑らかなので、初期値 (γ,γ˙)=(q0,v0)(\gamma,\dot\gamma)=(q_0,v_0) を与えた解は局所的にただ1つ存在する(Picard–Lindelöf の定理。完全な証明は常微分方程式の本に譲る)。

物理の言葉で言えば、Newton の運動方程式が2階であることが、初期条件として配位と速度の両方を要求する。解の全体は R×TQ\mathbb{R}\times TQ を隙間なく埋め、各点を1本ずつ通る。したがって LL やその偏導関数を「解の上の点だけで定義された量」に制限する理由はない。

偏微分→経路の代入→d/dt\mathrm{d}/\mathrm{d}t の3手順

以上をまとめると、Euler–Lagrange 方程式の左辺は次の3つの手順で計算する。

Euler–Lagrange 方程式の3手順

  1. 手順1 Lagrangian を R×TQ\mathbb{R}\times TQ の関数とみなし、q,v,tq,v,t を独立な変数として偏微分する。得られる ∂L/∂qi\partial L/\partial q^i と ∂L/∂vi\partial L/\partial v^i は、再び接束と時刻の上の関数である。
  2. 手順2 試す経路 γ(t)\gamma(t) の持ち上げを代入する。q=γ(t)q=\gamma(t) と v=γ˙(t)v=\dot\gamma(t) を入れると、どちらの偏導関数も時刻だけの関数になる。
  3. 手順3 手順2で得た時刻の関数 ∂L∂vi(γ(t),γ˙(t),t)\frac{\partial L}{\partial v^i}(\gamma(t),\dot\gamma(t),t) を微分する。この d/dt\mathrm{d}/\mathrm{d} t は、時刻を陽に含む部分と、経路を通して含む部分の両方に作用する。

Euler–Lagrange 方程式は、手順3の結果から手順2の ∂L/∂qi\partial L/\partial q^i を引いたものが0になるという条件である。

具体的な Lagrangian で3手順を通す。周期的な外力 Fcos⁡ΩtF\cos\Omega t を受けるばね定数 kk の振動子を考える。

L(q,v,t)=m2v2−k2q2+Fqcos⁡Ωt(3.26)L(q,v,t)=\frac m2v^2-\frac k2q^2+Fq\cos\Omega t\tag{3.26}

手順1。q,v,tq,v,t を独立に扱って偏微分する。

∂L∂q=−kq+Fcos⁡Ωt,∂L∂v=mv,∂L∂t=−FΩ qsin⁡Ωt\frac{\partial L}{\partial q}=-kq+F\cos\Omega t,\qquad \frac{\partial L}{\partial v}=mv,\qquad \frac{\partial L}{\partial t}=-F\Omega\,q\sin\Omega t

∂L/∂q\partial L/\partial q の計算では、速度と時刻を固定した。∂L/∂v\partial L/\partial v の計算では、配位と時刻を固定した。どちらも R×TQ\mathbb{R}\times TQ の上の関数である。

手順2。経路 γ(t)\gamma(t) の持ち上げ (q,v)=(γ(t),γ˙(t))(q,v)=(\gamma(t),\dot\gamma(t)) を代入する。

∂L∂q∣γ^=−kγ(t)+Fcos⁡Ωt,∂L∂v∣γ^=mγ˙(t)\frac{\partial L}{\partial q}\Big|_{\hat\gamma}=-k\gamma(t)+F\cos\Omega t,\qquad \frac{\partial L}{\partial v}\Big|_{\hat\gamma}=m\dot\gamma(t)

手順3。2番目の式を tt で微分すると mγ¨(t)m\ddot\gamma(t) である。Euler–Lagrange 方程式は次のようになる。

mγ¨+kγ=Fcos⁡Ωt(3.27)m\ddot\gamma+k\gamma=F\cos\Omega t\tag{3.27}

これは強制振動の運動方程式である。

同じ例で、偏微分 ∂/∂t\partial/\partial t と経路に沿った微分 d/dt\mathrm{d}/\mathrm{d} t の違いを確かめる。経路を代入した L(γ(t),γ˙(t),t)L(\gamma(t),\dot\gamma(t),t) を tt で微分すると、連鎖律から3つの項が出る。

ddtL(γ,γ˙,t)=∂L∂qγ˙+∂L∂vγ¨+∂L∂t(3.28)\frac{d }{d t}L\bigl(\gamma,\dot\gamma,t\bigr)=\frac{\partial L}{\partial q}\dot\gamma+\frac{\partial L}{\partial v}\ddot\gamma+\frac{\partial L}{\partial t}\tag{3.28}

右辺の最後の項 ∂L/∂t=−FΩγsin⁡Ωt\partial L/\partial t=-F\Omega\gamma\sin\Omega t だけが、LL の陽な時間依存から来る。

エネルギー関数 E=v ∂L/∂v−LE=v\,\partial L/\partial v-L を考える。経路に沿って微分し、(3.28) と Euler–Lagrange 方程式を使うと、最初の2項が打ち消し合う。

dEdt=γ¨∂L∂v+γ˙ddt∂L∂v−dLdt=γ˙(ddt∂L∂v−∂L∂q)−∂L∂t=−∂L∂t(3.29)\frac{d E}{d t}=\ddot\gamma\frac{\partial L}{\partial v}+\dot\gamma\frac{d }{d t}\frac{\partial L}{\partial v}-\frac{d L}{d t}=\dot\gamma\Bigl(\frac{d }{d t}\frac{\partial L}{\partial v}-\frac{\partial L}{\partial q}\Bigr)-\frac{\partial L}{\partial t}=-\frac{\partial L}{\partial t}\tag{3.29}

強制振動子では E=m2γ˙2+k2γ2−Fγcos⁡ΩtE=\frac m2\dot\gamma^2+\frac k2\gamma^2-F\gamma\cos\Omega t で、外力がする仕事の分だけ EE が変わる。∂L/∂t=0\partial L/\partial t=0 の系ではエネルギー関数が保存する。保存則の幾何の側は第13章 §13.4 で扱う。

手順の順序を入れ替えた誤り

  • 代入してから偏微分する。経路を先に代入すると、Lagrangian は時刻だけの関数になる。そうなると、「qq での偏微分」は定義できない。速度が経路の微分であることを理由に、m2γ˙2\frac m2\dot\gamma^2 を γ\gamma で微分するような操作は、どの手順にも当たらない。
  • d/dt\mathrm{d}/\mathrm{d} t を ∂/∂t\partial/\partial t と取り違える。手順3を時刻での偏微分に置き換えると、経路を通した時間依存が落ちる。(3.26) では ∂(mv)/∂t=0\partial(mv)/\partial t=0 となり、運動方程式から慣性の項 mγ¨m\ddot\gamma が消える。
  • 座標の組を忘れる。∂L/∂q\partial L/\partial q は、速度と時刻を固定した偏微分である。相方の座標を変えれば値も変わる(第2章 §2.2)。平面の自由粒子では直交座標で ∂L/∂x=0\partial L/\partial x=0 だが、極座標では ∂L/∂r=mrvθ2≠0\partial L/\partial r=mrv_\theta^2\ne0 である。

最後の項目の原因は、接束の座標の取り替え (3.25) で v′v' が qq にも依存することにある。座標 (r,θ,vr,vθ)(r,\theta,v_r,v_\theta) で rr だけを動かす場合を考える。そのとき vθv_\theta は一定に保たれるので、直交座標の速度の成分は変わる。同じ「qq についての偏微分」でも、接束の上でどの方向に動くかが座標の組ごとに違う。

Euler–Lagrange 方程式全体の形が点変換で保たれることは、虎の巻『解析力学から様々な理論分野を組み立てる』第1部第4章で確かめる。

例題 3.5 時間に陽に依存する Lagrangian の3手順 ★★★

オリジナル正の定数 m,k,λm,k,\lambda に対して、次の Lagrangian を考える。

L(q,v,t)=eλt(m2v2−k2q2)L(q,v,t)=\mathrm{e}^{\lambda t}\Bigl(\frac m2v^2-\frac k2q^2\Bigr)

  1. 3手順で Euler–Lagrange 方程式を導け。
  2. 手順3の d/dt\mathrm{d}/\mathrm{d} t を誤って ∂/∂t\partial/\partial t に置き換えると、どんな方程式になるかを書き、(1) と比べよ。
  3. λ=0.2\lambda=0.2、k/m=1k/m=1 とする。解の振幅が 1/e1/\mathrm{e} 倍になるまでの時間を求めよ。
解答
  1. 手順1では、q,v,tq,v,t を独立な変数として偏微分する。

∂L∂q=−k eλtq,∂L∂v=m eλtv\frac{\partial L}{\partial q}=-k\,\mathrm{e}^{\lambda t}q,\qquad \frac{\partial L}{\partial v}=m\,\mathrm{e}^{\lambda t}v

手順2で経路の持ち上げを代入すると、−keλtγ(t)-k\mathrm{e}^{\lambda t}\gamma(t) と meλtγ˙(t)m\mathrm{e}^{\lambda t}\dot\gamma(t) になる。手順3では、2番目の式を tt で微分する。因子 eλt\mathrm{e}^{\lambda t} と γ˙(t)\dot\gamma(t) の両方が時刻に依存するので、積の微分になる。

ddt(meλtγ˙)=meλt(γ¨+λγ˙)\frac{d }{d t}\bigl(m\mathrm{e}^{\lambda t}\dot\gamma\bigr)=m\mathrm{e}^{\lambda t}\bigl(\ddot\gamma+\lambda\dot\gamma\bigr)

これから手順2の ∂L/∂q\partial L/\partial q を引いて0と置き、eλt\mathrm{e}^{\lambda t} で割る。

mγ¨+mλγ˙+kγ=0m\ddot\gamma+m\lambda\dot\gamma+k\gamma=0

これは速度に比例する抵抗を受ける減衰振動の方程式である。2. ∂(meλtv)/∂t=mλeλtv\partial(m\mathrm{e}^{\lambda t}v)/\partial t=m\lambda\mathrm{e}^{\lambda t}v なので、誤った方程式は次の形になる。

mλγ˙+kγ=0m\lambda\dot\gamma+k\gamma=0

慣性の項 mγ¨m\ddot\gamma が消え、1階の方程式になる。初期値 γ(0)\gamma(0) を与えると γ˙(0)\dot\gamma(0) が決まってしまい、命題 3.20 とも矛盾する。3. 特性方程式 s2+λs+k/m=0s^2+\lambda s+k/m=0 の根は s=−λ/2±ik/m−λ2/4s=-\lambda/2\pm\mathrm{i}\sqrt{k/m-\lambda^2/4} である。解の振幅は e−λt/2\mathrm{e}^{-\lambda t/2} で減る。振幅が 1/e1/\mathrm{e} になる時間は次の値である。

t=2λ=10t=\frac2\lambda=10

単位は m/k\sqrt{m/k} を時間の単位としたものである。

確認テスト

オリジナル

  1. 3.5-1 鉛直投げ上げの Lagrangian L=m2v2−mgqL=\frac m2v^2-mgq について答えよ。(a) 点 (t,q)=(0,0)(t,q)=(0,0) を通る解を、すべて式で書け。(b) 接束と時刻の点 (t,q,v)=(0,0,v0)(t,q,v)=(0,0,v_0) を通る解はいくつあるか。
  2. 3.5-2 L=m2(1+q2)v2L=\frac m2(1+q^2)v^2 について、3手順で Euler–Lagrange 方程式を導け。さらに、エネルギー関数 E=v ∂L/∂v−LE=v\,\partial L/\partial v-L が解に沿って保存することを確かめよ。
  3. 3.5-3 自由粒子 L=m2x˙2L=\frac m2\dot x^2 を、一定の加速度で動く座標 qq で書く。

x=q+12at2,L(q,v,t)=m2(v+at)2x=q+\tfrac12at^2,\qquad L(q,v,t)=\frac m2(v+at)^2

3手順で Euler–Lagrange 方程式を導け。また、∂L/∂t\partial L/\partial t を求め、エネルギー関数 EE がこの座標では保存しないことを示せ。4. 3.5-4 任意の滑らかな関数 Λ(q,t)\Lambda(q,t) に対して、L′=L+∂Λ∂qivi+∂Λ∂tL'=L+\frac{\partial\Lambda}{\partial q^i}v^i+\frac{\partial\Lambda}{\partial t} と置く。L′L' の Euler–Lagrange 方程式が LL のものと一致することを、3手順に沿って証明せよ。

木下の勉強ステータス

木下はまだこの記事を勉強していません。

AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com

← AI生成教科書『基礎理論』の記事一覧へ